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   2007年5月15日号
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民間イベントでPR
募集課と広報室の連携深める
《東京地本》
 東京地本募集課と広報室は、4月14、15の両日、都内で開催された国内外のミリタリー・ホビー業界の活性化を目的とするイベント「激震祭」に防衛省・自衛隊ブースを開設し、広報活動を実施した。募集課と広報室は、募集広報と一般広報との一体化を推進することを目標に今年度から具体的な広報活動を開始しており、今回は、その一貫として民間のイベントの場を活用して実施した。
 防衛省・自衛隊ブースには、自衛官応募相談コーナー、制服試着コーナー、自衛隊広報ビデオ上映コーナーを設けたほか、偵察教導隊の支援を得て偵察隊員と偵察用オートバイの展示を行った。
 2日間にわたるイベントの来場者は約4000人で、防衛省・自衛隊ブースへの来訪者も多く、本物の自衛官から自衛隊の説明を聞き、実際の装備品を見て触れる体験を楽しんだ。イラク派遣時に使用されたものと同型の防弾チョッキの試着は、順番待ちの行列ができ、ブースを訪れた来場者は、防弾チョッキを着て背嚢を背負い実際の重さを体験したり、偵察用オートバイに乗って写真を撮るなどして、本物の迫力を体感した。
 応募相談コーナーに訪れた大学生は、「ミリタリーファンですが、自衛隊にも関心があります。現在、大学の2年生ですが、将来は幹部候補生も進路の一つとして考えてみたい」と語った。

インド海軍艦艇と親善交流
《横須賀地方総監部》
 インド海軍東部方面艦隊司令官のR・K・ドワン海軍少将率いる駆逐艦「マイソール」、ミサイルコルベット艦「クタール」、補給艦「ジョティ」の3隻が4月12日、横須賀に寄港した。インド海軍艦艇の訪日は昭和44年以降、今回で15回目、横須賀への入港は2回目となる。
 入港歓迎行事では、上田順子横須賀副市長が挨拶で、「14日には貴艦艇の駆逐艦『マイソール』の一般公開が行われますが、多くの人が訪れ、みなさんとの交流が深まることと思います。これにまさる横須賀市 100歳のバースデープレゼントはありません」と述べ歓迎した。続いてドワン少将が、「東部方面艦隊と日本は、日の出をデザインした旗を掲げていることから、親しみを感じています。歴史上においても古い付き合いがある両国の関係を親密にしていきたい」「今回の訪問がインド海軍と海上自衛隊の友好の架け橋となるようにしたい」と感謝の言葉とともに挨拶した。
 横須賀入港中は、ホストシップである「いかづち」とのスポーツ交歓、横須賀市内などの観光やインド海軍軍楽隊と横須賀音楽隊による日印親善コンサートが行われた。一般公開では1121人の見学者が訪れ、インド海軍に対する市民の関心の高さが伺えた。

雪月花
 「五百旗頭真」 ご先祖はものすごい武将だっただろうとは想像するが、すらっと読める人はあまり多くはないのではないか。昨年8月から防衛大学校の学校長になった「いおきべ・まこと」さんの名刺である。わざとルビも振っていないので初対面の人との会話もここから始まればいい関係になるだろう。さすがに司馬遼太郎さんは歴史家、すらりと読んだだけでなく、大和王朝の時代にいた「五百木部」という一族が戦国時代に「旗頭」に字を転じて姫路あたりで再興をめざしたのではないかとの説を述べて会話が進んだという。大型連休の終わった5月8日にインタビューさせていただいた。名前とはうらはらで温厚・温和な学者さんだった、しかし防大に対する思い入れは名前のとおり先陣をきっている。たとえば過去になかった学校長の講義を月一回行ったり、神戸地震を体験しているだけに災害時の防大生の活動も考えているようだ。さらに学校長は防大創設期の吉田茂と槇智雄初代学校長を歴史的に評価しており、槇記念室開設を提言している。幹部自衛官の精神を理解するため、また防大生が自らの責務を原点に想い起こし自問する場にしたいとのこと。世界から注目される防大になりそうだ。インタビューは次号に掲載します。(所谷)

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