防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   951号 (2017年3月15日発行)
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第97期一般幹部候補生
1課程後段(総合訓練)
〈陸自・幹部候補生学校〉
 陸上自衛隊幹部候補生学校(学校長・大庭秀昭陸将補)では、2月19日から23日までの間、第97期一般幹部候補生I課程後段の教育の集大成として総合訓練を行った。本訓練は昭和31年に伝統行事として実施された「背振山行進」を起源とし、昭和42年から軽易な状況下における部隊訓練が加わり現在の総合訓練の形となった。この訓練も今年で60年の歴史を数えた。訓練の開始にあたり、統裁官(学生隊長・堤1陸佐)から「戦闘員としてのあるべき姿を追求せよ」「指揮の要訣を現地現物で具現せよ」「自分の身は自分で守れ」との要望事項を受けて302名の候補生は入校から積み上げてきた体力・気力、小部隊の指揮能力及び戦術能力を最大限発揮し任務を完遂する決意で臨んだ。佐賀県小城市から2昼夜かけ100kmを徒歩行進、大野原演習場では集結地を掃討・占領して偵察を行い、翌早朝に攻撃を開始。敵先遣部隊を撃破して任務を完遂した。
 候補生達は、3月9日には全て教育を修了して卒業式を迎え、小隊長としての実員指揮能力や状況判断能力の素地を備えて幹部としての第1歩を歩みだすこととなる。

部隊レンジャー養成訓練
〜10マイル走〜

〈第15旅団〉
 第15旅団は、2月6日那覇駐屯地及び訓練場において、レンジャー訓練隊の10マイル走を行った。
 本訓練は、隔年で実施される3ヵ月間のレンジャー養成訓練において前半の山場であり、隊員達は入念な体力調整で心身の準備を整えた後、過酷な10マイルを不撓不屈の精神で全員完走し、次なる訓練へ進む資格を得た。
 訓練に参加した第51普通科連隊第3中隊の田邉3陸曹は「10マイル走は、とても苦しく辛い訓練だった。何度も気を失いそうになる中、仲間からの励ましと後押しで死力を尽くし、一致団結して完走することができた。今後の訓練も、全員で助け合い如何なる困難も克服し、全員で任務達成し帰還します!」と力強く述べた。

創隊55周年記念行事挙行
〈第31普通科連隊〉
 第31普通科連隊(連隊長・大谷正道1陸佐=武山)は2月4日、武山駐屯地において国会議員をはじめ多数の来賓及び歴代連隊長を含む多くのOBの臨席のもと、創隊55周年記念行事を挙行した。
 駐屯地体育館で行われた記念式典では、執行者である大谷連隊長が式辞を述べるとともに、衆議院議員小泉進次郎氏、参議院議員三浦のぶひろ氏、神奈川県副知事黒川雅夫氏、横須賀市長吉田雄人氏からそれぞれ祝辞が述べられ、厳粛に式典は行われた。
 式典終了後は、高等工科学校ドリル部によるドリル演技、武山自衛太鼓と高等工科学校和太鼓部との合同演奏を披露し、一糸乱れぬ美しいドリル演技や年齢差30歳の息の合った迫力ある太鼓演奏でご来賓や連隊OBの方々を魅了した。
 連隊は本記念行事を通じ、沢山の方々から励ましを頂き、神奈川隊区担当部隊として更に精強な部隊となるよう精進し、任務に邁進する決意を新たにした。

連隊銃剣道・炊事競技会
〈第40普通科連隊〉
 第40普通科連隊(連隊長・淺田健1陸佐)は、2月26日、小倉駐屯地において、連隊銃剣道・炊事競技会を行った。
 本競技会は、国・県・市議会議員、各協力諸団体会長及び近隣学校長臨席を賜り、銃剣道競技会は、第55回北九州銃剣道選手権大会と併せて開催され、近接戦闘能力及び体力・気力・精神力の向上を図るとともに、部隊士気の高揚、団結の強化を図ることを目的として実施し、各中隊総当り戦で、代表選手の闘志と気迫 溢れる試合に、会場は熱気に包まれた。
 手に汗握る接戦の末、第4中隊が17年ぶりに見事全勝優勝の栄冠を勝ち取った。
 また炊事競技会では、炊事能力の向上、若年炊事要員の育成及び炊事長の指揮能力の向上を図る目的として実施し、一個炊事班六名を編成して行った。統裁部の指定した食材から中隊毎献立を作成し、災害派遣時に被災者に提供する想定で(主食、主菜、付合わせ、小鉢、汁物)約百食を調理し、審査員による見本、食味及び衛生管理審査を採点した結果、僅差で第四中隊が優勝した。
 平成28年度は、この他に武装走・小火器射撃競技が行われ、中隊長・古閑紀宇3陸佐率いる第四中隊が戦技競技会総合優勝の栄光に輝いた。
 銃剣道競技会で全勝した第4中隊・野畑哉3陸曹は「中隊が一丸となり念願の優勝を勝ち取ることでき、とても嬉しい。3月に離任される中隊長の門出に華を添えることができた」と述べていた。

連隊炊事競技会で初の飯ごう炊さんを導入
〈第35普通科連隊〉
 第35普通科連隊(連隊長・相園和宏1陸佐=守山)は3月1日、2日の両日、平成28年度連隊炊事競技会を実施した。
 本競技会は、初日の「中隊の炊事」、「学科試験」、そして2日目の「小隊の炊事」の3項目に分け、それぞれ競技(調理)開始前に状況を付与し、状況下での野外炊事における指揮手順、基本動作、衛生管理、安全管理及び味覚など細かい採点項目を定めて審査した。参加した隊員は、炊事車を含む全ての調理場の偽装や、無煙の炊事(調理時に発生する煙や火種の隠ぺい)、使用資器材の節約による迅速な調理を行うなど、各中隊が競技会前の練成にて検証を重ねた結果、流れるような連携動作を見せた。
 勝敗を分けたのは、2日目の「小隊の炊事」だった。この競技では「炊事車が故障した」という新たな状況付与の下、飯ごう及び固形燃料を活用した炊事を実施、各中隊は、事前に穴を開けるなど加工した一斗缶や、ブロックやレンガを組み立てた「簡易炊事場」を作り出し、限られた資器材にて調理(炊き込みご飯、味噌汁の二種類)を行った。
 連隊初となる、飯ごう炊さんを導入した競技会で優勝したのは本部管理中隊(中隊長・赤嶺修一3陸佐)である。本競技会で監督を務めた谷田一浩2陸曹が、練成段階で「絶対の自信がある」と胸を張る飯ごう炊さんが、本番でも絶妙の火加減により絶品料理を生み出して審査員から好評価を獲得、各中隊がしのぎを削る接戦の中、僅差で見事にその栄冠を掴んだ。
 ※「中隊の炊事」の献立は、白飯、酢豚、くらげと鶏肉と胡瓜の和え物、中華スープの4種類。

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