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   2003年1月1日号
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東海地震に備えて 海自との連携強化
横総監、静岡県知事を表敬
艦艇入港や揚陸訓練など意見交換
静岡地連
 静岡地運(部長・瀧内健治1空佐)は12月2日、横須賀地方総監・齋藤隆海将の視察を受けた。
 地連到着後、部長から静岡県の概要及び地連の募集、再就職援護、予備自衛官管理、一般広報業務等の説明を受けた。その中で総監は「静岡県は東西南北に広く人口も多い中、地連は募集・援護をはじめとする各種業務を整斉と遂行している。今後も、厳しい環境を克服して、部長を核心に頑張っていただきたい」と激励した。
 その後、部長の案内により石川嘉延・静岡県知事、宮城島弘正・清水市長、斉藤衛・沼津市長を表敬し、県知事との懇談では、東海地震発生時における海上自衛隊による災害派遣と県側との連携要領について、市長との懇談では、艦艇の入港や海岸地域での揚陸訓練について包括的な意見交換をした。

大学生17人がイージス艦「きりしま」を研修
 東海大学海洋学部(清水市)の教員、学生17人(代表・花房元顕講師)がこのほど、静岡地連の支援を受け、海上自衛隊横須賀基地の研修を行った。
 学生は横須賀基地業務隊司令・堀内久蔵1海佐(東海大学出身)の講話を交えた昼食体験後、3グループに分かれて、第61護衛隊護衛艦「きりしま」(司令・吉村司郎1海佐)の乗組員から、艦内装備品の前でイージスシステムなどの説明を受けた。
 この間、昼食体験及び艦内装備品の説明時に東海大学海洋学部出身の現職幹部自衛官2名がこの研修に駆けつけ、後輩学生のために熱心に説明し、学生の質問に懇切丁寧に応えていた。
 また隊舎や横須賀基地の近くにある記念艦「三笠」も見学し、花房講師は「最新鋭艦の見学など、普段実験室では体験できない研修ができ、非常に満足しています。今後も地連の支援を得ながら、自衛隊への理解をより一層深めていきたい」と話した。

部隊研修で活性化図る
滋賀地連・女性募集相談員
 滋賀地連(部長・伊藤善寛1陸佐)は11月28、29日の両日、今年度新規に委嘱した女性募集相談員を対象に空自輪島分屯基地と石川地連研修を実施した。(=写真)
 参加者は、輪島分屯地研修を通じて降雪や落雷の多い厳しい環境の下で活動している隊員に接し、労いの言葉を掛けた。また、石川地連では、募集相談員との懇談を行い、募集相談員の活動状況や相談員相互の悩み、具体的解決方法について活発な意見を交換した。
 参加した相談員からは「石川地連募集相談員の活動を参考に滋賀県においても前向きに取り組みたい」「最近の自衛官募集の困難性は滋賀も石川も同じ。相談員相互があらゆる機会を通じて理解を深めて意識も高める」などの意見が出た。

真剣な眼差しに防大教授が熱弁
高知地連
 高知地連(部長・小林英彦1陸佐)は12月5日、防衛大学校電気情報学科松井甲子雄教授を講師として招き、防大説明会を実施した。説明会には、超難関の防大1次試験を突破した合格者と、その父兄、進路担当教諭等約20名が参加した。
 松井教授は、「防大の教育の最大の特色は、知育・徳育・体育のバランスのとれた人材の育成をめざしています。1次合格というせっかくのチャンスを逃がさないで、防大を目指して下さい。防大は、他の大学では学べないことがたくさんあり、かつ素晴らしい友情を育てることができます」と防大の魅力をわかりやすく説明した。
 さすがに、学生や父兄の姿は真剣そのもので、松井教授の説明を熱心に聞き、メモを取る姿も見受けられた。

部隊見学を通じて雇用企業主と連絡調
帯広地連
 帯広地連(部長・西村良雄1陸佐)は11月9日、即応予備自衛官雇用企業主等との連絡調整会同を帯広駐屯地で開催した。会同には、即応予備自衛官雇用企業主等18社20名と北部方面総監部をはじめとする自衛隊関係者15名が参加し、訓練見学後、隊員食堂において意見交換を交えながらの部隊食による会食を行った。
 訓練見学では、人体模型を使用した心肺蘇生法などの救急法が実施され、隊員の適切な対応要領を熱心に見入っていた雇用企業主は「我が社の社員がこのような知識を身につけていることは非常に心強い」「もしもの場合にはとても頼りになる」と誇らしげに語っていた。
 また懇談会では、企業側から活発な意見が出され、その中でも「即応予備自衛官を雇用することにより、社内の他の職員に規律面で大変良好な影響を及ぼしている」との発言や、今回の会同に初めて参加した企業主からは「いざという時のために一生懸命訓練している社員の姿を目の当たりにし、即応予備自衛官制度の重要性を認識するとともに即応予備自衛官の活動について、今後も出来る限り支えていきたい」などの発言もあり、帯広地連は今後も企業に対し、訓練見学等を通じて、即応予備自衛官制度の理解と認識をさらに深めさせたいとしている。

募集対象者ら80人 小牧基地で体験搭乗
京都地連
 京都地連(部長・浅見憲司1陸佐)では12月1日、第61航空隊(司令・大塚1海佐)の支援を受け、航空自衛隊小牧基地(司令・溝口1空佐)で、YS-11Mの体験搭乗を実施した。
 当日は、あいにくの曇り空だったが、中部方面輸送隊の支援の大型バスと京都地連のマイクロバスに分乗した募集対象者、募集協力者らと滋賀地連引率の約80名は空輸待合室で京都出身のパイロット高坂3海佐から搭乗事前説明を受けた後、2回に分けて滑走路から飛び立ち、眼下に広がる大パノラマに歓声を上げた。
 参加者の1人は「雲が低くもっと視界が悪いと思ったが意外と名古屋市内がよく見えた」と感激しつつ航空機をバックに記念撮影に収まりそれぞれに受験意欲及び入隊意欲に燃えつつ家路についた。

空から見えたマイホーム!!
愛媛地連
 愛媛地連(部長・松浦学1陸佐)では12月7日、小野演習場(松山駐屯地)で航空自衛隊の大型輸送ヘリCH-47による松山城周辺区域の体験搭乗を実施した。
 航空自衛隊のヘリが松山に飛来したのは平成9年以来、実に5年振りで、募集や援護対象者ら搭乗を希望していた者にとっては待ちに待った日となった。
 しかし、当日は朝方からあいにくの雨模様となり決行が懸念されたが、飛行隊から「予定通り飛びます」という連絡に「さすが航空自衛隊!」の工ールも。
 駐屯地の厚生センターロビーを借り切って、受付を行いながらフライトまでの待ち時間を利用して、3自衛隊が保有する主要航空機のパネル展示、ビデオ放映、広報展示室の見学なども実施した。その後マイクロバスで駐屯地と演習場間をピストン輸送、演習場でヘリ搭乗員から安全教育を受けた後、2フライト60名が体験搭乗をした。
搭乗者達は初めての大型ヘリに興奮し、風圧に押されながらも乗り込み、飛行中もそれぞれに自分の住む町や名所を指さし初めて見る上空からの光景に感動していた。

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