防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
spacer
防衛ホーム
spacer
home
spacer
news
spacer
購読
spacer
2024年 INDEX
4月1日 4月15日
3月1日 3月15日
2月1日 2月15日
1月1日 1月15日
2022年 2023年
2020年 2021年
2018年 2019年
2016年 2017年
2014年 2015年
2012年 2013年
2011年 2010年
2009年 2008年
2007年 2006年
2005年 2004年
2003年 2002年
2001年
-
スペーサー
自衛隊ニュース   1119号 (2024年3月15日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 9面 10面 11面 12面

機略縦横(72)
航空自衛隊幹部学校 准曹士先任准空尉 太田元貴
 我々は、Z世代、少し前ではゆとり世代と言われ入隊してくる隊員たちをひとくくりにそう呼び、また自分たちとは違う価値観を持つ彼ら(彼女ら)と向き合うと「コミュニケーションがうまくいかない」「何考えているか分からない」「どの様に指導してよいか分からない」と思いがちです。
 さて、そんな我々の若い頃はどうだったでしょうか?思い出してみて下さい。今の彼ら(彼女ら)と同じ年の頃、先輩たちから新人類(世代)やバブル世代などと言われ先輩たちに同様のことを言われてはいませんでしたか?そして先輩たちはそう言いながらも、時には優しく、時には「バカ、アホ、間抜け」とそれはそれは厳しい?愛の鞭?で我々を一人前になるまで指導してくれましたね。当時はそれが当たり前で多少?厳しくてもそれが普通の指導だと思って耐えながら一生懸命に頑張ってきたと思います。そういった慣習を自分の価値観として受け入れながら時を経て、それが我々の常識となっていったような気がします。しかし、そういった慣習は時代とともに、愛の鞭は暴力となりそしてハラスメントとして認識され社会の常識となっています。
 そこで我々は、今までの経験や慣習を過去のものとして整理し、今の経験と知識を当たり前に受け入れながら自分自身を常にアップデートしていく必要があるのではないでしょうか。
 最後に、自分を変えることはとても難しいですが、過去も知り今を生きる我々の世代が自ら変わる姿を後輩たちに見せ、良い伝統は継承しつつ新しい価値観を作りながら頑張っていきましょう。

教育訓練研究本部で3回目のウェビナーを開催
「戦場の未来を読む解く電子戦と新たな紛争の地平」
 2月27日、「令和5年第2回教育訓練研究本部ウェビナー」が開催された。通算3回目となる今回のウェビナーは、第1部「領域横断作戦における電子戦」、第2部「ウクライナに見る将来の紛争の方向性」という構成であった。今回初の試みとして、同時通訳を介した日本語と英語による配信を行うことで、国際的な発信力の強化を図った。また、事前の登録者数は780名を超えて過去最多を記録、回を追うごとにその注目度は高まっている。
 登壇者が多彩なのも教育訓練研究本部が行うウェビナーの特徴だ。大学や研究所といったアカデミックな組織に在籍する研究者、国内外の企業関係者、そして、現役の陸上自衛官が参加して活発に意見を交わした。
 第1部では、ロシアやウクライナをはじめ、米国、中国等の電子戦の現状について有識者から発言があり、今後取り組むべき課題について討議が行われた。第2部では、現在行われているロシアによるウクライナ侵略の現況について、登壇者がそれぞれの見方を述べた。各部では視聴者からも多数の質疑が寄せられており、時間の許す限り登壇者らがそれらに答えた。
 主催者である教育訓練研究本部長の廣惠次郎陸将は「登壇者や視聴者の皆様のおかげで、素晴らしいイベントになりました。主催している我々も大変勉強になりました。軍事や関連技術の革新についての情報共有の場を提供していくため、教育訓練研究本部は今後も同様のイベントを開催していきます。今後ともご支援、ご参加をお願いします」とコメントしている。

日モンゴル防衛相会談
改定した覚書に署名 協力・交流を強化
 2月29日、木原稔防衛大臣はサイハンバヤル・モンゴル国防大臣と防衛省で会談した。モンゴル国防大臣の訪日は約5年ぶり。木原大臣は軍種間交流や能力構築支援等で関係が強化されていることを歓迎し、「日本とモンゴルは自由や民主主義といった普遍的価値を共有している。我が国はモンゴルとの関係を重視しており、両国関係は確実に強化されている」と述べた。サイハンバヤル国防大臣も「今後も日本との防衛協力・交流を強化していきたい」と応えた。
 また、会談に先立ち、両大臣は2012年1月に作成された「日モンゴル防衛協力・交流に関する覚書」の改定文書に署名。木原大臣は「覚書の署名はさらなる協力関係強化の契機になるものと確信している」と述べ、両大臣は今後も防衛交流・協力を深めていくことで一致した。

陸自動画コンテスト
Movie Of The Year
受賞作品が決定!
最優秀作品に西方「覚悟(プライド)」
 陸上自衛隊は2月22日に「令和5年度陸上自衛隊動画コンテスト(Movie Of The Year以降「MOTY」)の最優秀作品を公式SNS上で発表した。MOTYは全国の部隊・機関等から寄せられた広報用動画の中から、最も優れた作品を選出するコンテスト。今年度が初開催で、1月22日から選考対象の力作9作品がYou Tubeの陸自広報チャンネルで公
開されて話題となっていた。
 初代王者の栄冠は西部方面隊の「覚悟(プライド)」が輝いた。You Tubeでの一般視聴者による高評価数を数値化した得点と、動画制作の専門家による採点、陸幕長の採点を合わせた総合点で1位となった。
 専門家審査員は「タイトルの挿入方法、映像のつなぎ方、音楽、そして画質の調整、すべてが完璧にバランス良く見事な作品でした。才能と努力が光っています。本当に最高の出来栄えだと感じました」と手放しの賛辞を贈った。
 映像を制作した勝田琢也3陸曹は「令和5年4月、第8師団は大変辛い事故を経験しました。そのような強い悲しみを乗り越え、国防の最前線で覚悟をもって挑戦し続ける鎮西機動師団の隊員達の姿を、沢山の方にご覧いただいたことを大変嬉しく光栄に思います。この映像は、青木伸一師団長直々のご指導と多くの関係者のご協力により完成させることができました。国を守ることも映像を作ることも一朝一夕ではできません。今後も仲間と共に自衛官として、映像写真陸曹として日々精進してまいります」と受賞の喜びをコメントしてくれた。
 陸上幕僚長賞には東北方面隊の「深化はつづく」が選出された。選考作品は引き続き視聴可能だ。
 本コンテストを企画した陸上幕僚監部担当者は「You Tubeで作品をご覧頂いた皆さまに感謝します。次年度は規模を拡大、作品テーマも工夫し、バージョンアップして開催したいと思います。ご期待下さい!」とコメントしている。

NEXT →
(ヘルプ)
-
shop
-
マスク
-
日本の機甲100年
通販部
10
Copyright (C) 2001-2024 Boueihome Shinbun Inc