防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   899号 (2015年1月15日発行)
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全国地本が地域と交流
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職業体験セミナーで広報
〈大阪地本〉
 大阪地本(本部長・大塚裕治陸将補)は、12月16日大阪府立体育館において行われた、「第14回職業体験セミナー」に第36普通科連隊支援のもと出展した。
 本事業は大阪府内の高校1・2年生を対象に、各分野の職業を体験してもらい、将来の進路選択の一助とするセミナーである。今回は、43の業種がブースを展開し、21校約2400人の生徒が参加した。
 自衛官ブースには、装備品体験(暗視眼鏡、防弾チョッキ、鉄帽、制服)コーナーや、パネル展示、南極の氷展示等を設けた。
 装備品体験コーナーでは、防弾チョッキや制服を着用して写真撮影をする生徒が多く、「かっこいい制服に憧れます」「防弾チョッキの重さにびっくりしました」等の感想が上がった。また、目玉となった暗視眼鏡を体験するゾーンでは、暗幕内で初めて使う暗視眼鏡の性能に感動する姿があった。体験した生徒の中には、「自衛隊に入って色々な装備を使ってみたい」といった将来を見据えた声も聞かれた。
 大阪地本は、「今後このような機会を活用して、より多くの募集対象者に自衛官という職業の魅力を伝えていく」としている。
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協力団体、悪天候での武装走応援
〈愛媛地本〉
 愛媛地本(本部長・天本博文1陸佐)は12月4日、国分台演習場(香川県坂出市)で実施された、平成26年度第14旅団武装障害走競技会を応援する愛媛県自衛隊協力団体関係者の輸送支援を実施した。
 この応援は、愛媛県自衛隊協力団体が、愛媛県の郷土部隊である松山駐屯地所在の第14特科隊及び第14高射中隊の各種活動を応援・激励する行事の一つであり、毎年参加する熱心な応援者も多い。
 前日から続く雨の中での応援となったが、競技会コースを移動しながら熱烈な声援を選手達に送っていた。雨により地面がぬかるむ等、障害通過がより困難になる中、競技参加の全隊員が、武装して8箇所の過酷な障害を克服しつつ、4・59q(シコク)のコースを励まし合いながら分隊一丸となり走破していた。ゴール後には、充実感と達成感で一杯のようであった。その姿に感動した応援者も多く、「躊躇することなく泥の中を匍匐する姿はすごい」「応援しているこちらまで心が熱くなった」「もっとたくさんの人に見せてあげたい」「是非、来年も応援したい」とする声が多数寄せられた。
 愛媛地本は、「今後も自衛隊協力団体への各種支援を実施して、自衛隊に対するより一層のご理解をいただき、じ後の連携強化を図っていきたい」としている。
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楽しく自衛隊を身近に
音楽隊演奏会等を支援
〈青森地本〉

 青森地本(本部長・池田徳重1海佐)は、12月10日、青森県立八戸第一養護学校で北部航空音楽隊(隊長・松井徹生2空佐)による「演奏鑑賞会」を支援した。これは、生徒達に生の演奏を聞いてもらい、音楽に対する親しみと、豊かな情操を培うことを目的に催されたもので、当日は、同校の生徒、教師等合せて約250人が参加した。
 演奏鑑賞会は、「オープニング」の楽器紹介から始まり、全10曲を演奏した。中でも「サンタが街にやってくる」、ディズニー映画アナと雪の女王の「Let it go」や「となりのトトロ」では児童生徒たちが笑顔で曲に合せ手拍子を行っていた。また指揮者体験では、児童生徒代表3人が「あまちゃん」オープニングテーマに合わせ指揮者として楽しみながら思い思いにタクトを振るなど、鑑賞会は盛況のうちに終了した。
 鑑賞会終了後、児童生徒代表から「とても楽しくて幸せな時間を過ごせました」と感謝の言葉と、花束の贈呈があり、会場から大きな拍手が起こった。
 青森地本は、「今後も演奏鑑賞会等、自衛隊の地域活動を積極的に支援し、自衛隊への理解、認識を深めて頂けるように努めていく」としている。
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〈山梨地本〉
県内初の中学生とコラボ
 山梨地本(本部長・中村信也1陸佐)は、12月13日、北杜市・八ヶ岳やまびこホール、14日、山梨市・はなかげホールで開催された航空自衛隊中部航空音楽隊の音楽演奏会を支援した。
 特に今回は、山梨県内で初の音楽隊と地元中学校吹奏楽部員(高根中7人、須玉中7人、長坂中21人、笛川中17人)によるコラボ演奏が実現し、吹奏楽部員達は演奏会を迎えるまでの約2カ月間それぞれの学校で猛練習に励んだ。吹奏学部員と音楽隊は当日のリハーサルで初めて音楽隊と音あわせをすることとなり、初めは緊張のあまりなかなか良い音色が出せなかったが、隊長の熱心な指導で徐々に馴染んでいき、本番では2部最後の曲として最高の合同演奏を披露し、会場は拍手が鳴り止まない程の最高の盛り上がりを見せた。吹奏楽部員の父兄や教師達の中には感動のあまりに涙する姿も見られた。
 参加した部員からは、「非常に貴重な経験をさせていただいた。初めは緊張してどうしていいか分からなかったが、悔いの無い演奏が出来た。これからも是非、大勢の人前で最高の演奏をして、音楽で人を感動させたい」と述べていた。中には自衛隊の音楽隊を目指すと意気込んでいる部員もおり、山梨地本は「吹奏楽部員に夢と希望を与えることのできた最高の音楽演奏会となった」としている。
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〈新潟地本〉
 新潟地本(本部長・宍戸勇1陸佐)は12月14日、聖籠町文化会館で「聖籠町ふれあいコンサート」を支援した。
 このコンサートは毎年の恒例行事となっており、演奏を披露した陸上自衛隊第12音楽隊(隊長・渡辺 寛2陸尉)は縁あって3年連続の出演となった。また毎年地元の聖籠町立聖籠中学校吹奏楽部の学生との合同演奏が好評であり、会場前には今年も演奏を楽しみに待つ市民の長蛇の列ができていた。
 コンサートは12月という季節柄、オープニング曲にクリスマス・フェスティバルが演奏され第1曲目が終了後、渡辺隊長自らサンタの格好になり「メリークリスマス!」と市民に挨拶をするサプライズを披露。市民から盛大な拍手が送られ幕を開けた。第1部ではその他スィートメモリーズで男性隊員4人が歌手の松田聖子さんに似せた格好で登場し、ソロ演奏を披露し会場を沸かせ、第1部の最後は中越震災の復興ソングにもなった県民に馴染みのある平原綾香の「ジュピター」を田中知佳子3陸曹の歌とともに披露した。
 第2部では、音楽隊と中学生の合同演奏が行われ、恋人達のクリスマス、Let
it goの2曲を演奏、その後音楽隊によるゴジラ、ウルトラマンのテーマソングを含むヒーローメドレーを演奏しその中で渡辺隊長によるマジックが披露されるなど盛りだくさんの内容で大盛況であった。
 コンサートの最後には合同演奏を披露した音楽隊と聖籠中学校吹奏楽部がステージ付近に並び、大歓声を浴びながら幕を閉じた。なお、当日午前中には同吹奏楽部に楽器指導が行われ、中学生に対し、息の使い方のコツやリードの選び方等基本的なことから、個人個人で音が綺麗に出せるやり方まで広く指導した。
 新潟地本は「演奏会を通じ、自衛隊に関心を持って頂いている市町村との関係を今後も良好に保ち、音楽隊の協力を得て今後も演奏を通じ自衛隊に対する理解及び関心をより一層深めていきたい」としている。
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父兄会が「あたご」隊員激励
〈滋賀地本〉

 滋賀地本草津地域事務所(所長・佐部利誠1陸尉)は、12月18日、父兄会栗東支部の護衛艦「あたご」での隊員激励、海軍記念館及び第23航空隊の研修を支援した。
 護衛艦「あたご」には、今年度栗東市から入隊した小山卓矢1海士が乗艦しており、小山1士の父兄も今回の研修を楽しみにしていた。当初艦長(宇仁健一郎1海佐)から挨拶を受け、副長(古賀3海佐)の案内で艦内を見学し、同行した小山1士も普段と違う自分の姿を見てもらうことができ、少し照れながら楽しそうに父兄と会話していた。また、小山1士の入隊を世話した広報官も久しぶりに再会し、自衛官として成長した姿に感激した。見学の最後に、支部長・伊勢村氏から小山1士に激励品が手渡され、「自衛官としてはまだまだ未熟だが、日々頑張っていきます!」と力強くお礼の挨拶をした。
 滋賀地本は、「今後とも父兄会と連携し入隊後も隊員との絆を大切にしてその成長を見守っていきたい」としている。

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