防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   919号 (2015年11月15日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り

アニメの祭典「マチ★アソビ」
〈徳島〉
 徳島地本(本部長・森真規1海佐)は、10月12日、徳島市中心部で開催されたアニメの祭典「マチ★アソビ」において、部外広報を実施した。「マチ★アソビ」は、今回で15回目を迎え、今や徳島では阿波踊りに次ぐ集客を誇るお祭りとなっている。コスプレステージやアニメトークショーなど多彩な催しがあり、県内外からはもちろん海外からもマニアが訪れ、開催期間中は約8万人が徳島でアソビを楽しんだ。
 徳島地本は、「マチ★アソビ」の主催者側と、オリジナルポスターや、マスコットキャラクターの作画に協力をしてもらった縁があり、今回の参加が実現した。
 当日は呉地方総監部管理部の通称ブルーマリン(募集支援係)の協力を得て、「マチ★アソビ」のメインストリートに位置する"しんまちボードウォーク"に広報ブースを展開した。自衛隊員への "コスプレ"をメインに用意された大人用制服は、アニメのコスプレーヤー達に大変好評で、幅広い年齢層の人々が試着や記念撮影を楽しんだ。
 メイン会場の新町橋東公園ステージでは「さきちゃん・もりくん」が登場し、徳島県のゆるキャラ達と一緒に"だるまさんが転んだ!"で対決をしたり、ヒーローショーに参加するなどのパフォーマンスでステージを大いに盛り上げ、自衛隊の「お堅い」イメージを打ち破り、より身近な存在へとアピールした。
 徳島地本は、「特定の活動に偏重することなく、多様な人々に魅力を与えられるような広報活動に挑戦し続けたい」としている。

三自衛隊統一就職援護
〈愛媛〉
 愛媛地本(本部長・大関雅宏1陸佐)は、10月5日、6日の2日間、山口県内の陸・海・空各部隊の協力を得て13名の企業主等を招へいした三自衛隊統一就職援護広報を実施した。
 一日目は海自岩国航空基地を訪問、米軍の厳しいセキュリティチェックを受けた後、US—2や最新の飛行場用消防車を研修した。また、基地内各所での工事に、米軍再編の一端を垣間見ることができた。二日目の空自防府北基地及び陸自防府分屯地ではT—7の操縦桿を実際に握り、舵面を実際に操作させてもらう体験や、隊員が居住する内務班を研修し、隊員の勤務環境等に対する理解を得られた。
 そのほか、本研修での移動で支援を受けた13後支隊隊員の大型バスの操縦技術を賞賛する運送関係企業主もおり、研修全般を通じて退職自衛官雇用への理解を得られることができた。
 愛媛地本は、「今後も退職自衛官雇用への理解を深めるため各種施策を講じていく」としている。

第12音楽隊特別公演
〈新潟〉
 新潟地本(本部長・石井一将1陸佐)は、10月18日、新潟県弥彦村弥彦総合文化会館で陸自第12音楽隊(隊長・渡辺寛2陸尉)による特別公演を支援した。
 これは、同イベントを主催する弥彦村及び、おやひこさま奉祝行事実行委員会からの依頼に協力し派遣演奏を実施したものである。
 公演は2部構成で実施され、第1部は、インディアナ州の田舎道を車で爽快に飛ばすドライブ感と車窓から見える美しい風景の残像がイメージの「ライド」で幕開けし、「君が代進行曲」に続き、ホルン奏者菊池1陸士による「モルソード・コンセール」が披露された。その後、司会者から第1部最後の曲が紹介され、ゲスト出演のピアニスト岩下淳子さんがステージに登場し音楽隊と共演。米国の作曲家ジョージ・ガーシュゥインの「ラプソディーインブルー」で観客を魅了した。
 第2部は更にバラエティに富んだ構成企画で、オープニングは地元弥彦中学校(指揮・関先生)吹奏楽部との共演でモンゴル800の「小さな恋のうた」で始まり「水戸黄門メインテーマ」と続いた。途中ステージ袖から越後屋と悪代官に扮した隊員が現れステージは時代劇舞台に変身、その後水戸黄門、助さん、格さん役の隊員が登場し「静まれ!この紋所が目に入らぬか!」とテレビでお馴染みのきめ台詞を発し、アドリブありの寸劇に惜しみない拍手が共演者に送られ中学生との合同演奏を終了した。
 続いてスターウォーズコンサートセレクションとして「メインテーマ」「インペリアル・マーチ」「レイア姫」「マスター・ヨーダ」「スローン・ルーム&エンドタイトル」が演奏されると、突如客席後方より第501軍団によるダースベーダー等のキャラクターが登場し観客は大喜びして、会場を盛り上げた。
 ラストは日本レコード大賞青春の70年代と題し「UFO」「シクラメンのかほり」「襟裳岬」の3曲に会場は大盛り上がり。クオリティの高い音楽隊の演奏演出に割れんばかりの拍手が送られ、音楽隊もこれに応えアンコールにアンコールが続き予定時間を大幅に延長してステージの幕を閉じた。
 新潟地本は、「観客の笑顔から自衛隊に対する信頼と期待を得ることができたと確心した。今後も自衛隊音楽隊による演奏会を通じ市民と自衛隊の懸け橋となるとともに、募集基盤の拡充を図っていく」としている。

ヘリコプターフェスティバル
〈千葉〉
 千葉地本(本部長・時久寛司1海佐)は10月4日、ヘリコプターフェスティバルIN TATEYAMAで募集広報を実施した。同イベントは海自館山基地が主催し毎年開かれるヘリの祭典で陸自、新聞社、神奈川県警、海上保安庁、横浜消防署等多数のヘリが集まった。また、沢山の露店が並び賑わいをみせた。特に隊員食堂で作る海軍カレーは人気の目玉商品で一時間ほどで完売。募集広報コーナーではぺーパークラフトが人気で募集相談員の福富氏、渡邉氏の支援でテーブルは常に満席の盛況だった。募集パンフを配布する中「自衛隊の仕事について詳しく聞きたい、試験は何処を勉強すればいいの?」など質問があり広報官が対応していた。基地の祭りということで県外からの来訪者も多く、担当となる地本や事務所を案内するなど積極的に広報活動を行った。
 千葉地本は「今後も地域との交流を通し自衛隊に対する認識を深めてもらえるよう活動する」としている。

陸自第10音楽隊演奏会
〈石川〉
 石川地本(本部長・柴田利明1空佐)は10月24〜25日の間、陸自第10音楽隊の支援を受け、演奏会及び町内の中高校生に対して音楽技術指導を実施した。自衛隊音楽隊が、能登町に来町するのは5年ぶり。能登町制10周年記念事業として「町民ふれ愛コンサート」を開催した。能登町は、町議会議長が吹奏楽同好会を立ち上げるなど音楽が浸透している町で演奏会開催を長年心待ちにしていた。
 当日は、海が見える小高い丘に設立された能都中学校体育館に、青少年を含む約450人が来場し、能登を舞台にした朝の連続テレビ小説「まれ」の主題歌「希空〜まれぞら〜」など町民が親しみやすい楽曲全13曲が演奏された。
 来場者からは、「自衛隊らしい迫力ある演奏でした」「感動しました、音楽隊のサインがほしい」など多数の声が寄せられた。
 また、前日には音楽隊員が地元の小木、柳田、能都中学校及び能登高校吹奏楽部35名を対象に基礎的な部分を中心に技術指導を実施した。参加した生徒からは、「音楽隊に入隊するには?」「今後どのような練習を行っていけばいいのか?」など積極的な質問や「プロの音楽演奏者から直接指導を受けられるのは貴重な体験であり、大変勉強になりました」との感想を受け、少しでも上達したいという生徒の意欲が感じられる時間となった。
 石川地本では、「今後も引き続き、地域における各種行事を支援し、県民に自衛隊をPRするとともに、自衛官募集への理解促進に努めたい」としている。

ラジオパーソナリティ部隊研修支援
〈福岡〉
 福岡地本(本部長・松永 康則1陸佐)筑後地区隊八女地域事務所は10月19日、八女市が設立した地域のコミュニティラジオ局・FM八女の女性パーソナリティに対し前川原及び久留米駐屯地における部隊研修を支援した。今回の研修は、FM八女側から「今後、自衛官募集のラジオ番組を放送するにあたり、自らも自衛隊の事を学び、より良い放送に反映させたい」との提案から実現したもの。当日は、幹部候補生学校広報班長から学校の概況、教育理念等についてブリーフィングを受けた後、昨年落成したばかりの真新しい「剛健大講堂」を見学後、資料館や各種教育訓練施設等を研修し、普段なかなか見ることが出来ない貴重な資料・装備等を通じ陸上自衛隊及び幹部候補生学校の歴史・文化に触れていた。
 昼食は隊員食堂において、地本広報官等と懇談をしながら終始和やかな雰囲気の中で食事を摂り、その後、隣接する久留米駐屯地へ移動し指揮通信車(CCV)での迫力ある体験試乗を行い研修を終了した。
 参加したパーソナリティの一人からは、「今回研修に参加したことで貴重な体験ができ、自衛隊がより身近な存在となり、今後の放送に生かせます」との力強い声があった。
 八女地域事務所では、FM八女との間で、3ヶ月に1回のペースで定期的に自衛官募集等に資する独自の番組枠(番組名「1315(ひとさんひとGoー) ラジオ ミッション」)を獲得し、今後益々の募集広報に弾みを付けていく。

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