自衛隊ニュース

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政府専用機運航100回超える
初運航以来、72カ国訪問

小泉首相のアジア大洋州歴訪で達成


千歳基地で節目祝う記念行事開く


 国賓等の輸送や緊急時における在外邦人等の輸送のほか、国際緊急援助活動や国際平和協力業務のための輸送にも使用される政府専用機の任務運航が、4月27日から5月3日の内閣総理大臣のアジア大洋州訪問に伴う輸送で100回目(国内6、国外94)を迎えた。

 これを記念して5月3日、政府専用機を運用する特別航空輸送隊により、千歳基地で記念行事が行われた。

舞鶴航空基地・中央輸送業務隊

東チモール派遣隊員が帰国

家族など大勢が出迎える中で帰国報告(舞鶴)


「専門知識が不可欠」持溜移動支援隊長 派遣隊員の帰国報告会で強調

 東チモール派遣海上輸送に従事していた123空舞鶴航空分遣隊の搭乗員8名が任務を終えて4月28日に帰還した。派遣は3月10日、室蘭において「おおすみ」PKO派遣施設群の車両等搭載後出航に合わせ任務に就いていた。基地には高橋和男空団幕僚長、仲井隆夫21空司令が来舞し、盛大に帰国行事が実施された。

小泉首相、PKO部隊を初視察

東チモール派遣施設群

 4月29日、ディリ宿営地で小泉首相を囲んで第一次東チモール派遣施設群の代表隊員が記念撮影。(タイスを首にかけた小泉首相=前列中央、左は上野公成内閣官房副長官、右は小川祥一群長と渡邊元旦統幕事務局長)

東チモール派遣隊員留守家族交流会開く

滝川駐屯地 ビデオレター収録も

 4月21日滝川駐屯地で、隊友会・滝川支部が主催する「第1回東チモールPKO派遣隊留守家族交流会」が開かれ、第10普通科連隊は、交流会を積極的に協力・支援した。この交流会は「留守家族相互の交流のきっかけを作ること」を目的に行われたもので、来賓に滝川市長を迎え、連隊長、駐屯地業務隊長、副連隊長、派遣隊員の中隊長、付准尉が同席、滝川市長、連隊長から心温まる言葉が述べられるとともに、派遣隊員の隊区内留守家族24名が紹介された。その後、会食、東チモールへ送るビデオレターの収録などが行われた。留守家族を駐屯地司令(北村昌也一等陸佐)が一人ずつ紹介し激励した。


グラフ特集 日米共同訓練 グアム

防空、戦闘機戦闘など日米で共同訓練

待機中のE767


 航空自衛隊は4月15から26日までの12日間、日米双方の戦術技量及び日米共同対処能力の向上を図るため、アメリカ合衆国グアム島アンダーセン空軍基地とその周辺空域で日米共同訓練を実施した。この訓練は平成11年から行われており、今回で4回目。

 参加部隊・航空機は、空自側が航空総隊の第8航空団(築城)F-15、10機、警戒航空隊(浜松)E-767、1機で、米軍側が第5空軍の第35戦闘航空団(三沢)F-16、8機、第374空輸航空団(横田)C-21、1機と第一海兵航空団の第12海兵航空群(岩国)F/A-18、6機、EA-6B、3機。

 防空戦闘、戦闘機戦闘、再発進準備の各訓練を順次演練するとともに空自航空支援集団がC-130Hで展開・撤収時に支援した。(畑島岳士)         


F/A-18


F-15


インド洋での対米支援継続へ
日米調整委員会開く

 テロ対策特別措置法に基づく対米支援について話し合う第3回調整委員会が5月10日、守屋武昌防衛局長、北原巌男運用局長、クリステン駐日米大使館首席公使らが出席し防衛庁で行われた。守屋防衛局長は、引き続き支援を継続する方針を説明した。

その他の主な記事

東チモールの人々と一緒に 防衛庁運用局長  北原厳男

北原局長は渡邊統幕事務局長とともに4月27日から5月2日まで東チモール各地に展開する自衛隊の東チモール国際平和協力隊を視察し4月29日には小泉総理の視察に立ち会った。(本文は本紙にて御覧下さい)

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