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   2004年8月1日号
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スポーツよもやま話 根岸直樹
23人目の200勝投手まであと一歩
「クドちゃん頑張れ!!」
 クドちゃん=巨人・工藤公康投手(四一)=に会った。埼玉県熊谷地方が気温38度を記録した猛暑の一日。クドちゃんは多摩川の巨人軍練習場で黙々と走り込んでいた。
 「夏は嫌いじゃない。思いっ切り汗をかくとスッキリする」。いかにも"夏に強い男"を証明するようなひと言。
 練習後も、終わるのを待ち続けていたファンを一列に並ばせ、ていねいにサインまで。笑顔で話しかけられて、ファンは大喜びだ。
 口数の多いときは、体調がすこぶるいい証拠だ。逆に不調だと無口に。そんなとさは、四球を連発してやらずもがなの失点に泣くことが、西武時代のならわしだ。
 「球宴にも出してもらえたし、ことしはいつになくいい気分で野球をやれている。200勝は簡単にできる記録と思っていないが、ここまでくればあとひと息。四十一歳のフシ目の意味をも兼ねて、早い時期に決めておきたい」
 巨人に移籍した年、工藤とかなりじっくり話し込んだことがあった。「巨人が最後の働き場所、金田さん(400勝投手の金田正一氏)の半分でいいからやり終えて、笑ってユニホームを脱ぐのが夢」と話していた。
 ちょうど一年前の夏、この欄で工藤のことを書いた。トシの話をして「お互いトシ取ったね」と笑い合ったことを覚えている。しかし、不惑を過ぎてまだこの炎暑の中での力投を見るにつけ「この男のエンジンは特別製。トシには無関係」とつくづく思う。
 23人目の200勝投手まであと一歩(21日現在198勝)。この調子ならまだまだやれるはず。海の向うでは、ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソンが、先ごろブレーブス相手に四十歳で完全試合をやってのけている。「クドちゃん、四十一歳の完全試合なら世界記録だよ」と言ったら「オダテてもダメだよ」と笑っていた。
 工藤の持ち球に「なんちゃってボール」というのがある。「勝手につけた名前」だそうだが「相手のイメージの裏をかく」球は、実に有効。直球中心に急速を変えた6種の変化球は「まだ四、五年は十分通用する」(堀内監督)だろう。
 8人目の2,500三振も、西武時代からの球友・清原が2,000安打を記録した日(六月五日のヤクルト戦)でマークした。次ぎは堀内監督の203勝、江夏の206勝を、今季中に抜いてくれ。一年前の「お互いトシ取った」発言、取り消させてもらいます。ゴメン。

70隊員が神輿渡御支援
<市ヶ谷駐屯地・基地>
威勢の良い掛け声響く
 6月6日、市ヶ谷駐屯地・基地(司令・宮崎悟介陸将補、小林幹夫1海佐、古河覚1空佐)は、近隣町会の主催する須賀神社本社神輿渡御に陸・海・空の隊員約70名を派遣し協力した。
 神輿渡御は、新宿区に所在する四谷3丁目、本塩町、三栄町町会から協力の依頼を受け、3班に分かれそれぞれの町会の人々と一緒に神輿を担いだ。この日は、梅雨空で蒸し暑く、時折雨が強く降る天候にもかかわらず隊員達の士気は高く、威勢の良い掛け声と気合いで街中を熱気の渦に巻き込んだ。特に、神輿が町会から町会へ引き継がれる場面では、担ぎ手の気合いと見物客の掛け声が一体となり、祭りが最高潮に達し大いに盛り上がった。
 神輿は朝8時に宮出し、17町会を約13時間練り歩き夜の9時に宮入りした。
 駐屯地・基地は、毎年部隊の混成で地域の行事に協力している。

雪月花
 グランドヒル市ヶ谷でほぼ毎月開催さるブライダルフェア。その参加者のおよそ4〜5割が挙式の予約や仮予約をする。私の友人もフェアで、独立型チャペルと担当者の対応の良さに感激して即決。グラヒルで式を挙げたひとりだ。彼女の言うようにチャペルでの挙式シーンはなるほど、花嫁にとって憧れそのもの。父親と腕を組むバージンロードの長さは15m。一歩一歩進む距離が長ければ長い程、家族と過ごした日々をじわじわと思い、胸が熱くなっていく。そして、退場の時は、高い天井に響くパイプオルガンの音色がこれから2人で築く未来を盛り上げ、ムード満点!最近では、宗教色をなくした人前式やチャペルを貸し切ったハウスウエディング風のセレモニーも好評。"自分たちらしい"挙式を求めて訪れるカップルそれぞれに対応できる柔軟さやアイデアを持つグラヒルは魅力的だ。そして、頭の中に描いた結婚式が「ここでならやってくれそう!!」という気持ちになった時、担当者にあれこれ相談。そんな2人は何より楽しそう。今のところ私がグラヒルで幸せを感じるのは、ティールームでおいしいアイスロイヤルミルクティーを飲みながら涼んだり、シェフにとっておきの料理のレシピを教えてもらう時くらい。いつか涙が出る程感動する結婚式したいなぁ。

HOME'S English Class(防衛ホーム英語教室)
IT HAS NINE CHANCES OUT OF TEN FOR THE PLAN
(イツト ハズ ナイン チャンセズ アウト オブ テン フオー ザ プラン)
十中八九上手く行くと思うよ
 Hi!皆さん。お元気ですか。沖縄は連日30度を超す暑い日が続いています。関東地方は40度という記録的な暑さだそうですね。沖縄は、最高気温も35度を超えることは稀ですし、風が良く吹きますので比較的に過ごし易い感じがします。ただし、紫外線量は、本土の1O倍とも言われていますので、海岸での甲羅干しは10分ほどでも十分に日焼けします。何時間も直射日光に肌をさらすととんでもないことになります。来沖の際には、サングラス、帽子、日焼け止めクリームをお忘れなく。
 さて、今回の表現は、“It has nine chances out of ten for the plan”「十中八九上手くいくと思うよ」です。Chanceには、「見込み、可能性」という意味もあります。Have a chance of〜で「見込みがある、可能性がある」という意味になります。十中八九は9 out of 10で表現できます。For the planは計画通りにagainst the planは見込みがないことを意味します。“I have no chance of winning”といえば「勝ち目がないな」となります。いろいろと単語を入れ替えて使ってみてください。
 今年の夏は暑い夏になりそうですね。夏休みもはじまりました。暑さを克服して新しいことを始められるといいですね。異動で新たな職務に挑戦する方も多いと思います。健康にはくれぐれも留意されお励みください。沖縄へこの夏の観光はすでに予約が殺到し、かなりの数が増えそうです。来沖の際は御連絡ください。See ya!
 (陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)〈スワタケル〉

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