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自衛隊ニュース   1120号 (2024年4月1日発行)
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機略縦横(73)
自衛隊体育学校最先任上級曹長 准陸尉 佐野力也
 近年、世界的に「スポーツ離れ」が問題になっていますが、皆様の部隊ではいかがでしょうか?
 部隊行動を支えるための基礎は体育にあり、任務達成に必要な総合的な体力とは体力・気力・チームワークです。しかしながら、日々の体力練成は、体力検定種目や長距離走などの個人種目に偏りがちではありませんか?
 サッカーやラグビーなどのチームスポーツには、身体的・精神的要素が必要であり、団結心・協力心を養い、隊員個々の状況判断能力も向上させます。より精強な部隊づくりに効果的なチームスポーツを取り入れてみませんか。
 体育学校では、チームスポーツのノウハウを含めた体育指導者を育成する課程教育を実施しており、全国の陸海空各部隊に卒業生を輩出しています。ぜひ体育指導者として、部隊の総合的な体力の向上に活用していただきたいと思います。
 今年はオリンピックイヤーです。体育学校の選手たちはパリオリンピック出場を掛けてトレーニングに励んでいます。今後とも皆さまのご声援をよろしくお願いいたします。

気象群、空自持続走大会で初優勝
全国から集まった隊員が襷を繋ぐ
 2月14日、府中基地にて令和5年度航空自衛隊持続走大会が開催されました。本大会は、空自のベストオブベストを決める大会ではなく、各部隊にて記録評価部門の競技(3キロ計測)を実施し、記録評価の高い部隊上位4チームと大会の運営部隊である航空気象群を含めた5チームによる駅伝競技となりました。
 気象群は大会参加にあたり、全国22の基地等に分散する部隊から集まった20名でチームを編成し、「空自持続走大会優勝」という目標を強化訓練初日に掲げました。そこから220日間という長きにわたる強化訓練を行い、夏場は40℃を超える炎天下の中での走り込み、9月になっても稀にみる残暑が残る過酷な環境の中、更なる走力と心肺機能、そしてチームの団結力を強化していきました。この間、故障や怪我、タイムの伸び悩みなど、様々な負の出来事があり、チームの状態がどん底にまで落ちてしまった時期もありました。それでも多くの方の支援、激励、そして何よりもメンバーの「絶対に優勝する」という強い覚悟が心と体をさらに強く成長させ、楽しく、笑顔で訓練することで全員が同じ方向を向き、より団結力も深まり過去最強の気象群チームを作り上げることができました。
 そして、悲願の「優勝」を勝ち取ることができました。気象群が航空自衛隊の大会で優勝することは、気象群発足以来初の快挙であり、気象群の歴史を我々が塗り替えたこの日はメンバー、そして、気象群所属隊員にとっても最高の日、一生忘れることのない日となりました。航空幕僚長からも「2月14日を忘れない」という感動的なお言葉を頂き、全てが報われた瞬間でした。
 気象群は参加チームの中で唯一、全国の部隊を繋ぐ襷をかけたチームです。これも部隊の方々のサポートと熱い声援、
大会の運営に携わっていただいた方々のきめ細やかな配慮とご協力があってこその結果です。本当に全ての方々に感謝の言葉しかありません。メンバーはこの訓練で継続することの難しさと大切さ、心の強さと優しさ、仲間への感謝と思いやり、空自ナンバーワンとしての誇りと自信、普段の生活では得ることのできない大きな財産を得ることができました。彼ら彼女ら、そして気象群の隊員はこれからも全国でより輝き、より高みを目指して航空気象群のため、そして航空自衛隊のために様々な場面で活躍していくことと思います。
 最後に、本大会に携わっていただいた方々、応援していただいた方々、全ての方々に改めて感謝申し上げます。次回の大会でも優勝を目指してこれからも気象群は走り続けます。

特製募集Tシャツで浜松を駆け抜ける
 2月18日、静岡県浜松市で開催された第20回浜松シティマラソン:ハーフマラソンの部に、航空自衛隊浜松基地で勤務する有志隊員22名が日頃の練習の成果を発揮すべく挑んだ。
 この大会は、全国から約6500名のランナーが浜松市に集い浜松市街地を駆け抜けるもので、例年、多くの隊員がランナーや給水等のボランティアとして大会に参加している。
 今年は、浜松基地准曹士先任と航空教育集団准曹士先任の発案で、一人でも多くの方に自衛隊に興味を持ち入隊してほしい、との思いを込めて「自衛官募集中!」とプリントされたTシャツを身に纏いレースに臨んだ。
 しかし、作成したTシャツと大会Tシャツが偶然にも同じ色となってしまい、あまり目に留まらないのではと危惧したが、沿道の観客や一緒に走るランナーから「自衛隊頑張れ!」との暖かい声援をいただき、それぞれがベストを尽くして走りきることができた。
 今後も、ボランティア活動や各種大会に「自衛官募集中!」Tシャツを着て参加し、自衛官の募集に少しでも貢献できればと思っている。

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