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スペーサー
自衛隊ニュース   1088号 (2022年12月1日発行)
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第4師団第2次師団演習
 第4師団(師団長・腰塚浩貴陸将=福岡)は、10月7日から11月4日までの間、大野原・日出生台・十文字原の各演習場及び同周辺地域において第2次師団演習(前段・後段)を実施した。
 本演習は、師団の任務必遂のため「領域横断作戦環境下における師団全体としての戦闘力の組織化」をテーマとして、北部九州全域を使用し、演習前段は、対馬警備隊(対馬)・第4偵察戦闘大隊・第4通信大隊(福岡)に対する訓練検閲を含む一連の状況下での師団全体としての訓練及び機能別訓練を実施するとともに、演習後段では、第2次教育訓練基盤構築を師団演習の一部として位置付け、戦後復旧活動に係る練成を実施した。
 訓練検閲において、受閲部隊は、遅滞行動(対馬警備隊)、情報収集及び翼側警戒(第4偵察戦闘大隊)、システム通信の構成・維持(第4通信大隊)といった任務に当たり、綿密な作戦準備及び関係部隊との緊密な協同の下、宇宙・サイバー・電磁波に係る状況に対応しつつ、情報と火力の連携、障害と火力の連携等による戦闘力の組織化を図った。各部隊・各隊員は、5夜6日にわたる状況間、日頃の練成成果を遺憾なく発揮して強靭な戦闘を継続し、それぞれの任務を完遂した。
 検閲を受閲した第4通信大隊の森浩二曹長は「私は大隊指揮所地域の警備任務を付与されましたが、システム通信の途絶は師団の作戦に大きな影響を及ぼすため、大隊指揮所及び通信施設周辺の状況を確認し、地形・地物に応じた警備要領の確立と敵に関する情報の速やかな共有に着意して警備態勢の強化に努めました。敵の脅威は偵察衛星やドローンの使用等、日々変化しているため、それらの脅威に柔軟に対応できるよう、今回得られた教訓を糧とし、今後も精進したいと思います」と述べた。
 第4師団は、更なる練度向上を図るため日々訓練に励み、国民の皆様の安心と安全の確保に努めていく。

第2次師団訓練検閲
戦闘・後方支援を実施
<第6師団
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 第6師団(師団長・鬼頭健司陸将=神町)は、10月3日から8日までの間、王城寺原演習場及び白河布引山演習場において5個部隊に対して「令和4年度第2次師団訓練検閲」を実施した。
 本訓練検閲は、第6後方支援連隊(連隊長・益子1佐)、第6施設大隊(大隊長・日野2佐)、第6偵察隊(隊長・小畑2佐)、第6飛行隊(隊長・久原2佐)及び第6特殊武器防護隊(隊長・渡邊3佐)に対して「師団の陣地攻撃における行動」を評価してその進歩・向上を促した。
 鬼頭師団長は神町駐屯地で実施された訓練開始式において、「指揮の要訣の実践」「職種能力の最大限発揮」「安全管理・健康管理の徹底」の3点を要望した。
 各指揮官は作戦全般の状況を把握して、普通科連隊等と連携し、それぞれの部隊が持つ機能を最大限発揮できるよう専門的知識を活用した戦闘支援及び後方支援を実施した。
 鬼頭師団長は、講評において「全隊員が任務達成のために一致団結し、任務を果たさんとする強靭不屈な敢闘精神を目の当たりにし、大変心強く感じた。各部隊長を核心に、更に練成を積み重ね、強靭な部隊及び隊員として更に前進することを期待する」と述べた。

第2次旅団演習
射撃競技会は10即機連が総合優勝
<第11旅団>
 第11旅団(旅団長・青木伸一陸将補=真駒内)は、10月18日〜29日までの間、上富良野演習場等において第2次旅団演習を実施した。本演習では「出動準備に引き続く旅団の攻撃」を課目として、第11戦車隊(隊長・弓削2佐=北恵庭)、第11施設隊(隊長・佐々木2佐=真駒内)及び第11通信隊(隊長・鹿毛2佐=真駒内)に対して訓練検閲を実施した。
 真駒内駐屯地及び北恵庭駐屯地において実施した出動準備訓練においては、付与された任務と部隊の現状に応じて、作戦直前に実施すべき教育・訓練の課目や実施要領を考えさせ、必要な戦闘予行(ミッション・リハーサル)を行い、全隊員が自信と覚悟を持って任務に臨むことができる態勢を確立した。
 22日から上富良野演習場において実施した、攻撃戦闘の実動訓練においては、第11戦車隊が旅団の先遣部隊の基幹となり、配属・協力部隊である普通科、特科、施設科、通信科部隊等と密接に連携し、諸職種の戦闘力を組織化して強靭な戦闘を行った。
 検閲に引き続き28日から行った総合戦闘射撃訓練では、諸職種部隊の総合された火力戦闘能力を向上させることを目的に、第10即応機動連隊が攻撃及び第18普通科連隊が防御の状況で、本検閲間の実動訓練を実弾射撃をもって再現し、実戦に近い状況を作為した。参加隊員は、射距離に応ずる戦闘照準や目標変換などに加え、救急処置、装備の損耗に応ずる使用火器の変更、指揮の継承など戦闘間の状況に対し、自らの任務、地位、役割に基づき行動し、その任務遂行能力を向上した。
 第2次旅団演習に引き続き29日〜30日の間で、上富良野演習場において普通科部隊狙撃班の狙撃能力の集中的向上とその評価のため、実践における狙撃班運用を見据えた潜入、部位指定狙撃及び長距離の狙撃を競技科目として射撃競技会を実施した。参加部隊は平素から積み重ねた訓練の成果を存分に発揮し、結果は第10即応機動連隊が総合優勝し、チーム表彰においても、第10即応機動連隊の須田2曹、酒井3曹のチームが優勝した。

第1大隊訓練検閲
<第10特科連隊>
 第10特科連隊(連隊長・矢野秀樹1陸佐=豊川)は、9月15日〜9月23日の間、東富士演習場において、令和4年度第1大隊訓練検閲を実施した。
 本検閲の目的は、「部隊の基本的行動及び隊員の基礎動作について、教育訓練成果を評価するとともに、その進歩向上を促す」ことであり、統裁官(連隊長)は、検閲に先立ち第1大隊の隊員に対して訓示を述べ、「執念をもって任務を完遂せよ」、「各級指揮官は指揮の要訣を実践し、生き残り、火力戦闘を継続せよ」、「安全管理・健康管理」の3点を要望した。
 第1大隊(大隊長・川部 雄一3陸佐)は、状況開始とともに陣地地域へ整斉と前進して、速やかに火力戦闘を継続するための堅固な陣地を構築した。そして、ひとたび戦闘が生起するや、直撃した台風による暴風雨にも動じることなく大隊長の指揮のもとに全隊員が互いを信頼し、一丸となって精度良好な火力を発揮した。また、隊員一人一人が、敵の航空攻撃に対して迅速に対空戦闘行動を行う等、本検閲の終始を通じて「生き残る」ことを意識して行動し、第1大隊は、一件の事故もなく見事に与えられた任務を完遂した。
 連隊は、本検閲により得た教訓を基に練度向上を図り、さらに精強な連隊へと前進していく。

職種機能等強化
(火力)
<第1特科団>
 第1特科団(団長・牧野雄三陸将補=北千歳)は、10月24日から11月2日の間、矢臼別演習場において「令和4年度職種機能等強化(火力)」を担任、実施した。
 本演習では、北部方面隊の各師・旅団及び第1特科団の野戦特科部隊等をはじめ、9個職種部隊から約1550名が参加し、方面情報隊、第1電子隊、通信教導隊、方面対舟艇対戦車隊、方面航空隊、各師・旅団の普通科連隊及び偵察隊等により情報の収集・処理、領域横断火力の発揮について練度の向上を図った。また、対抗部隊として、第7特科連隊、第11普通科連隊、第4特科群、第102弾薬大隊、第1高射特科団、第3施設団、方面情報隊及び方面システム通信群が参加した。
 事前の研修射撃では、参加各部隊が普段なかなか見ることのできない99式155mm自走榴弾砲、203mm榴弾砲及び多連装ロケット発射機並びに96式自走12mm迫撃砲の実弾射撃の景況等を研修して観測能力の向上を図った。

オートバイ集合訓練
<第1偵察戦闘大隊>
 第1偵察戦闘大隊(大隊長・徳永真司2陸佐=朝霞)は9月26日から10月7日までの間、朝霞訓練場(オートバイ訓練場)及び北富士・東富士演習場において、令和4年度オートバイ集合訓練を実施した。
 本訓練は師団内オートバイ操縦指導者(専修員)に対し、オートバイ操縦訓練の指導法及びその評価要領についての認識統一を図り、各部隊の練度を斉一に向上させることを目的として実施した。訓練は当初、操縦訓練計画を作成させ、その計画に基づく指導法・応用操縦の技能の練度判定・評価を通じて、専修員同士の認識の共有を図っていく要領で行われた。

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