防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1062号 (2021年11月1日発行)
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
(株)はまなすインフォメーション 青木広幸
早めの情報収集と生活習慣の改善を
青木氏は、令和3年2月に陸上自衛隊岩見沢駐屯地業務隊を1陸尉(特別昇任)で定年退職。55歳(記事作成時)

 私は、陸上自衛隊に入隊後、約36年間施設科の隊員として勤務し、令和3年2月をもって岩見沢駐屯地業務隊を最後に定年退職しました。退職後の就職先を決めるにあたり、自分にはどんな仕事が向いているかを再度考え直し、駐屯地援護センターの紹介で地元の企業である「株式会社はまなすインフォメーション」に再就職しました。
 この会社は、岩見沢市民の快適な生活環境を維持するための情報発信や情報処理システムの保守管理、並びに研修会等の企画・開催などの業務を行っている会社で、私はそれらの施設の管理業務を行っています。新しい職場では、まだまだ駆け出しの新人ですが一日も早く仕事に慣れ、人と人との繋がりを大切にしながら活躍していこうと日々努力しています。
 再就職を考えた際、今までとは大きく環境が変わるため、とても不安になると思います。私も、職種、仕事の内容、給与等で迷い不安になりましたが、悩んでいても確実に定年退職はやってきます。自らの将来に係ることなので、積極的に援護センターに足を運び、就職を希望する地域の雇用状況や就職に有利な資格取得等についてアドバイスを受けられることをお勧めします。まだまだ新型コロナの影響がある現在、就職活動は厳しい状況が続くと思いますが、自分の希望する仕事に就くためにも情報収集は大切だと思います。加えてもう一つ大切なことをお伝えします。それは健康であることです。新しい世界に羽ばたくにあたり、心も体も万全でなければ、なかなか厳しいものとなります。また、健康状態は採用試験の重要なポイントでもあります。退職の直前ではなく、早めの生活習慣改善を心掛け、第二の人生が充実したものとなるように頑張ってください。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
ユ キャント ビート ザット
You can't beat that!
最高じゃない!

 Hi! How are you doing? 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。秋の長雨が続いたと思ったら、あっという間に冬が来たという感じです。これから紅葉のシーズンになります。郊外に出かけて、自然の中でゆっくりと紅葉を楽しみたいですね。このところ外出制限もあり、外で食事をする機会もありませんでした。状況が変わり、美味しいものをいただきたいという欲望もムクムクと頭をもたげています。感動を表現する機会も減っていたような感じもします。今回はそんな心のうっ憤を晴らす、表現です。心を開放して声高に叫んでみたいですね。

 今回の表現は、"You can't beat that"「最高じゃない!」です。beatは、「〜に勝つ、打ち負かす」という意味です。直訳すれば、「あなたは、それを打ち負かすことができない」となり、「それ以上のものを手に入れることができない」という意味になります。「最高のものである」と評価する言葉です。beatには、ほかにもいろいろな意味があります。筆者の年代では、マイケル・ジャックソンの『Beat it!』も思い出に残っています。マイケルは「出ていけ!」と歌っています。言葉とともに、彼の素晴らしいパフォーマンスを思い出します。
 職場の近くに公園があり、高齢者用の運動器具が複数配置されています。休憩時間を利用して、試してみたのですがなかなか面白いです。少し工夫をして負荷をかけると良い運動になります。「高齢者以外は利用をお控えください」と書いてあるので、使う人がいません。いつでも利用できます。笑

 今週のブログは、英会話と記憶の関係について書いています。記憶には、短期記憶と長期記憶があります。それをどう利用して英会話を学習するかがテーマです。興味のある方は、次のURLへ飛んでみてください。https://worldlife.jp/archives/4724「英語が伸びる大人の勉強法(記憶編)」が今回のタイトルです。ご笑覧ください。良い季節です。陽気で楽しく、ストレスの少ない生活をお楽しみください。それでは、皆さん。See ya!
<スワタケル>


防衛ホーム俳句コーナー
露の身の苦悶鎮むる麻酔かな     高木 智念
沢音と風音をきき走り蕎麦      本多 令佳
田仕舞の煙たなびく印旛沼      生嶋千代女
小春日の曾孫と睦びをる百寿     辰巳 一郎
点景として暮れ残る木守柿      足立  徹
コンビニのレジ横に売るおでんかな  石田 孝子
ひと群の牛下りゆく樺黄葉      井戸田盛男
軒下に揃へやうなく根榾積み     川端 初枝
白鳥来千里の汚れ落しをり      加川 師亨
老若男女マスクの姿色取りどりに   杉山ふく美
栗笑むや祖母の使ひし釣瓶井戸    深沢 矩子
日の当たる峡の湯宿の落葉焚     鬼本英太郎
豊の秋実家の宴懐かしき       平井 尚平
皿洗ふ水凛として今朝の冬      斎藤 一向
一年の丹精をこめ菊花展       小和田一男
赤城山尾根を影絵に秋夕焼      田中あやめ
選 者 吟
山間の畝細かりし冬菜畑       畠中 草史

偕行社総会
2年ぶりに開催
 10月8日、東京都新宿区市ヶ谷の「グランドヒル市ヶ谷」において、小田原潔衆議院議員・山谷えり子参議院議員・宇都隆史参議院議員等、来賓臨席の下、令和3年度公益財団法人偕行社(理事長・森勉)総会が開催された。
 まずは開会の辞、国歌斉唱、黙祷といつものように続いたが、今回の国歌斉唱は「飛沫防止のために心の中での斉唱」。そして志摩篤会長の挨拶と続いた。その後は「新たな偕行社の在るべき方向について」奥村快也事務局長から紹介があった。これは「偕行社の目的を踏まえ、伝統を継承しつつ、在るべき方向を考察する一方、終始均衡に基づき各事業及び組織の業務・運営をいかに実施していくかについて明らかにするという新たな構想」の前提となるものである。そのために(1)陸上自衛隊に対する支援の重視(2)英霊の慰霊顕彰の継承(3)陸自退職者幹部自衛官によって偕行社を存続させる姿勢(4)偕行社の発信力の向上(5)伝統の継承(6)親和・団結の推進(7)各地偕行会との協力を考慮していき、もって我が国の平和に関する国政の健全な運営の確保に寄与すると締めくくった。
 続いては、吉田圭秀陸上幕僚長による防衛講話が行われ、参加者は真剣に耳を傾け、講話後の質疑応答もとても活発だった。
 このまま会員の減少傾向が継続すると恒常的な赤字体質が定着し、概ね10年で資産枯渇となり活動停止を余儀なくされる…事業関連費の削減や今年新社屋を購入するなど、心機一転の「偕行社」。陸軍とこれまでの偕行社の良き伝統を受け継ぎ、陸上自衛隊に対する支援を活動の中心に置く大切な諸事業をこれからも推進するとしている。

米陸軍協会(AUSA)年次総会参加
在日米陸軍最先任との共同献花
<陸上自衛隊最先任上級曹長>
 陸上自衛隊最先任上級曹長根本准尉は10月10日〜15日の間米国に出張し、下士官の育成に係る教訓を収集し米陸軍をはじめとする各国陸軍最先任上級曹長との下士官交流の進化を深めるため、米国陸軍協会が主催する米陸軍協会年次総会における最先任フォーラム等に参加した。
 マイケル・A・グリンストン米陸軍最先任上級曹長をはじめとする各国最先任上級曹長等との懇談を実施し、下士官レベルでの連携をあらゆる機会を通じて継続していくことで一致した。
 また10月12日米国アーリントン国立墓地において在日米陸軍最先任上級曹長ジェリー・L・ドッドソン Jr.最先任上級曹長と日米下士官での共同献花を実施し、平和と安定のために御尽力された全ての方々への敬意と追悼の意を表した。

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