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自衛隊ニュース   1059号 (2021年9月15日発行)
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5年ぶり ちびっ子大会開催
元気な子供たちが自衛隊に大集結
<山口駐屯地>
 7月26日、山口駐屯地及び山口訓練場において「令和3年度夏休みちびっ子大会」を開催し、山口県内の小中学生25名が集まった。
 このイベントを開催するのは5年振り。天候にも恵まれ当日は、レンジャー体験や格闘体験、飯ごう炊さんや偽装効果体験及び自衛隊車両の体験試乗を行った。お昼には、飯盒で炊いたご飯に自衛官が腕を振るって作ったカレーを食べて満喫し、元気を回復、炎天下の中、昼からの催し物も盛大に楽しんでいた。日頃、ちびっ子の対応に慣れていない自衛官たちも、普段の訓練では見せない笑顔で汗をぬぐいながら触れ合っていた。

習志野コラボメシ第5弾!
職種スパイスの効いたメニューが登場
 陸上自衛隊習志野駐屯地には、航空自衛隊習志野分屯基地が所在しており、駐屯地隊員食堂には、陸上自衛官の他、3名の航空自衛官が勤務している。
 陸上自衛官の勤務員が、「普通科」「野戦特科」「施設科」「通信科」「武器科」等様々なのに対して、航空自衛官3名の職種はズバリ『給養』!!食堂のメニュー考案から食料品の調達、調理まで全てをこなすプロ集団だ。
 今回は、そのプロ集団の活動の一部として、今年度から毎月実施している『陸自空自コラボメシ』の8月メニュー決定までの一コマを紹介しよう。
 4月の第1弾「習志野ピーナッツラーメン空挺バージョン」を食した西尾1空曹は、「この具材はどんぶりでもいけますね!」と専門職種の経験を活かし、丼メニューを提案すると、航空自衛隊らしく、澄み渡った空をイメージしつつも、ご飯との相性を考慮し、塩だれで味を調整する等、これまた専門職種としてのスパイスの利いた意見を出した。
 さらに、ネーミング決定会議では「習志野ピーナッツ丼1高隊バージョン」や「西尾スペシャル」などの案が上がったものの、今まで25年間4コ基地の隊員の胃袋を支えた縁の下の力持ちは「空自バージョンでお願いします」とのコメントでネーミングが決定された。
 晴れて8月25日の昼食で「習志野コラボメシ第5弾」として提供された「習志野ピーナッツ丼空自バージョン」(写真下)と「揚げ手羽ピーナッツからめ空挺バージョン」(写真上)は、丼メニューに揚げ物のおかずが一緒に付いてくる超ハイカロリーなメニューとなっているが、空挺隊員の過酷な訓練を考慮すれば頷ける。
 もちろん隊員の意見も好評で、駐屯地の定番メニューの仲間入りを果たす結果となった。ちなみに、「習志野ピーナッツ丼空自バージョン」は、スパイスの利いた意見は入っているが、スパイシーな味ではない。
 これからも、習志野駐屯地業務隊糧食班は、陸上自衛官と航空自衛官がコラボして統合作戦を継続し、更なる熱量で前進していきます。では、来月の習志野コラボメシをお楽しみに!

東北方面隊最先任上級曹長第6代に綿引准尉が着任
 東北方面隊(総監・原田智総陸将=仙台)は9月1日、第5代方面隊最先任上級曹長の伊藤准尉がその任務を解かれ第6代方面隊最先任上級曹長 綿引准尉に引き継がれるにあたり、方面総監執務室において方面隊最先任上級曹長交代式を実施した。
 本交代式は、コロナ禍ということを踏まえ、また宮城県が緊急事態宣言中ということもあり、隷下最先任等を参集せず総監への申告と記念撮影のみで簡素に行われた。
 原田方面総監は、伊藤准尉へのこれまでの功績に対する労いの言葉と、綿引准尉への激励の言葉を述べ、滞りなく交代式を終了した。
 着任した綿引准尉は、「歴代方面最先任上級曹長の方々の想いを継承し、東北方面隊の更なる精強化と隊員一人ひとりの幸せの為、准曹士隊員の先頭に立ち全力で服務する」と意気込みを述べた。

曹友連合会長交代式
第12代会長に黒木曹長が就任
 7月21日、曹友連合会(名誉会長・陸上幕僚副長 森下泰臣陸将)は、防衛省庁舎A棟4階第一応接室において、連合会長交代式を行った。はじめに第11代曹友連合会長・中村隆曹長から会旗が名誉会長に返還され、次いで第12代曹友連合会長・黒木美次曹長へ会旗の授与が行われた。
 名誉会長から新会長に対し「この曹友会は陸曹の融和団結を図る事を目的としてやっているものの、このコロナ禍においてそれができないという非常に口惜しい思いもあると思います。そうした時に絆を深めるためにはどうすれば良いかを考え、引き続き尽力して下さい」との言葉が贈られた。

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