防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   957号 (2017年6月15日発行)
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市ヶ谷地区庁内託児施設開設から2カ月
隊員にも笑顔がこぼれる
 市ヶ谷地区の託児施設「キッズパオ防衛省市ヶ谷保育園」が、4月1日に開設されてから2ヵ月が経過した。厚生棟2階の入口から足を踏み入れると、子供たちの笑い声や赤ちゃんの泣き声、壁に貼られた似顔絵、棚に置かれたぬいぐるみやおもちゃ・・・、そこが防衛省敷地内ということを忘れてしまうような空間がそこにはある。
 入園当初は緊張していた子供たちも、最近は笑顔が増えてきたそうだ。廣瀬園長は、「慣れてきて安心してすごせてもらえている、と感じます」と笑みがこぼれる。昼休みに授乳のために訪れた母親の前で、我が子が初めてハイハイをした時の事を嬉しそうに話してくれた。
 人事教育局厚生課は「庁内託児施設は、女性隊員の職場復帰をバックアップすることが目的。様々な問題も生じるだろうが、施設側とニーズを探りながら、柔軟に対応していきたい」と、今後も育児支援の充実に向けて取り組むとしている。
 敷地内での散歩中に、それまで厳しい顔つきだった隊員が手を振ったり笑いかけたりしてくれるそうだ。廣瀬園長は「ここに保育所ができて良かった。私達がいる意味があるなと思う」と話した。
 当保育所は近隣一般の子供も預かる事業所内保育所として開設。定員30名に対し、現在は20名(うち近隣一般の子供は4名)。市ヶ谷・三宿・真駒内・熊本の他に、朝霞・入間も事業所内保育所への移行を検討している。
 5月12日には、稲田大臣、宮澤、小林両政務官、22日には若宮副大臣が当保育所を視察、園児たちと触れ合った。

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