防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2008年8月1日号
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観客1800人を魅了
横須賀音楽隊が演奏支援
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 海上自衛隊横須賀音楽隊(隊長・河邊一彦3佐)は6月8日、川崎市教育文化会館で開催された川崎音楽まつり2008(主催=川崎音楽まつり実行委員会、川崎地区自衛官募集相談員会、自衛隊川崎地区懇話会)を演奏支援した。当日は、約1800人の観客が詰めかけた。
 オープニングでは防衛大学校儀仗隊とともにステージ上に整列し、国歌を吹奏した。陸上自衛隊第31普通科連隊「武山自衛太鼓」の迫力ある演奏に引き続き、防衛大学校儀仗隊、陸上自衛隊郡山駐屯地YOSAKOI倶楽部「チーム夢追人」、防衛大学校応援団リーダー部、川崎市立橘高等学校吹奏楽部、陸上自衛隊第1音楽隊と、それぞれの団体が工夫を凝らした演奏・演技で観客を魅了した。
 最後に出演した横須賀音楽隊は、河邊隊長の指揮で歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」、NHK大河ドラマ「篤姫」メイン・テーマ、ミュージカル「キャッツ」メドレーを演奏し喝采を受けた。
 フィナーレでは、各出演団体がステージ上と客席通路に並び行進曲「ビルボード」を合同演奏し、続いて声楽曲「旅立ちの日」では出演者・観客が一体となり合唱し、最後に行進曲「古き名誉ある砲兵中隊」が流れる中、出演者が観客席を通り退場した。

堰川3曹が北京五輪へ
《32普連》
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 第32普通科連隊(連隊長・下東敏郎1佐)は7月7日、大宮駐屯地講堂で、北京五輪ウエイトリフティング競技の日本代表選手である堰川康信3陸曹の壮行会を実施した。
 堰川3曹は平成10年3月、32普連(市ヶ谷=当時)の新隊員教育隊に入隊し、教育修了後に第4中隊へ配置され、小銃手として翌年4月まで勤務した。その後、八戸工業大学第一高等学校時代のインターハイ優勝および国体優勝の実績を認められ、体育学校の特体課程に入校した。地道な練習とキャリアを積み重ねて頭角を現し、平成20年全日本選手権大会で自己ベストの255kgをマークして優勝を果たした。5月24日に強化委員会でその記録が評価され、理事会に承認されて北京五輪ウエイトリフティング競技56kg級日本代表に選出された。
 この日の壮行会では、各中隊の色とりどりの応援旗が掲げられ、全隊員が出迎える中、新隊員同期や当時の第4中隊の隊員の盛大な声援を受けつつ、堰川3曹の堂々とした入場で始まった。国歌を声高らかに斉唱した後、堰川3曹に対し駐屯地司令と連隊長から激励の言葉が贈られ、次いで、連隊隊員から寄せられた激励品が贈呈された。堰川3曹は「10年ぶりに再会した新隊員同期との絆を強く感じるとともに、原隊の皆様の激励と期待の念を強く心に受けとめ、32連隊出身者として、日本の代表として、メダルを目指して戦います」と力強く挨拶した。最後に新隊員同期の鈴木3尉が万歳三唱を行い、温かい拍手と声援に見送られ壮行会場を後にした。

舞台紹介
文句のない一次感動
劇団四季の「南十字星」
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 創立55周年を迎えた劇団四季のミュージカル「南十字星」は7月13日から浜松町の四季劇場で始まった。
 太平洋戦争に学徒出陣の勲とインドネシアからの留学生リナとの恋愛を下敷きに同国の独立と戦争犯罪を主題にした浅利慶太さんの企画・構成・演出。「異国の丘」「李香蘭」をあわせた「昭和の歴史三部作」の一つ。
 ちょっと重たいストーリーではあるもののシーンが早いテンポで進むし史実を取り入れているので無理なく中に入っていける。山下大将や本間中将はマッカーサーの遺恨が日本国民に向かうのが少しでも弱まるのなら黙って処刑されるとし、それに倣う劇中の現地司令官。そして処刑の数時間前に監獄へ侵入したリナと勲の別れのシーン、13階段を登って行く雨の中の勲の後ろ姿は悲しすぎるが…。汗を飛ばし眼を血走らせて演ずる彼らの一生懸命さが観客全員を引っ張り込んでいくのだろう。
 ミュージカル専門の劇場なら当たり前かもしれないが舞台装置も豪華で迫力がある、田植えでは本当に水が舞台に溜まっている。夜祭の場面ではインドネシアの観光招致団ではないかと思うほど、観客席を通って運ばれる神への供え物や少女たちの衣装はまさに豪華けんらん、踊りや獅子舞にも圧倒される。主演者をはじめそんなにメジャーな人は出ていないがみんな力いっぱいの演技だ。飢餓の現地人を演じるには痩せていなければならない、民族衣装を着るのにもその体型が必要だ、このミュージカルは体つくりから始まったのかもしれない。
 筆者にはキャッツや、映画で見たウエストサイド物語、サウンドオブミュージックなどのイメージがあるせいかミュージカルとは歌でストーリーを進めるものと思っていた。だが「南十字星」は違った、むしろ芝居の中に歌が挿入されている感じだった。バンガワンソロや三木たかしさんの作った曲は控えめに出てきて臨場感を高めていた。「一発の原爆、一夜の無差別空襲で命を奪われた数えきれない市民たち。哀悼と挽歌は我々の手で奏でなければならない。」こんな浅利さんの歴史観を読むととても歌では消化出来ないことがわかる。
 一次感動、二次感動という言葉があるなら、人の眼を一度通した映像は所詮二次感動であり「南十字星」は文句のない一次感動である。(T)
 8月3日まで東京・浜松町の四季劇場で公演

読者プレゼント
SENGOKU第四陣入場券をペア5組に!!
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 (株)ワールドビクトリーロードが主催する「戦極(SENGOKU)〜第四陣〜」が8月24日、さいたまスーパーアリーナで開催されます(14時30分開場、16時開始)。この入場券をペアで5組にプレゼントしますので、官製ハガキに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、「戦極入場券希望」を明記して防衛ホーム新聞社あてお送り下さい(8月14日必着)。
 〈戦国の概要〉イベント会社「(株)ワールドビクトリーロード」は、総合格闘技大会「戦極」を主催する企業群で、コンプライアンスの検証や大会の透明性の維持、正当な裁定などを確立するため、コミッション委員会(元警視総監の井上幸彦コミッショナー以下9人)との連携をとりつつ大会を主催している。
 「戦極」とは、柔道、レスリング、空手、ボクシングなど世界中に存在する数多くの格闘技のそれぞれの道で、戦いの頂点を極めた猛者たちによる己の誇り・人生の全てをかけた戦い。自分の力しか信じられない者同士の戦い。一瞬たりとも目を離すことのできない攻防。真剣勝負の中から生まれる熱いドラマ。まさに異種格闘技における最高の舞台である。格闘技の聖地である日本で世界最強を決する舞台。それが「戦極〜SENGOKU〜」である。「誰が世界最強なのか?」答えは「戦極〜SENGOKU〜」という世界最高の舞台で証明される。格闘技界は、これから戦極時代へ突入する。


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