平成8年に新病院立替基本構想の検討以来14年を経て,新自衛隊中央病院が3月18日完成落成、浜田靖一防衛大臣をはじめ防衛省・自衛隊の幹部、部内外の来賓など約300人が出席し病院エントランスで式典がおこなわれた。テープカットや浜田大臣の祝辞、渡邉千之院長のあいさつなどがあり記念撮影のあと院内内覧がおこなわれた。病床数500で高度医療機器を導入し、大型へリポートも設置して全国自衛隊病院の中核となる。写真=浜田大臣らによるテープカット あいさつする渡邉院長
俳優の石田純一さんが3月16日、陸自の姫路駐屯地に姿を現した。石田さんは熱心な自衛隊フアンで全国の自衛隊を何度も訪問している。この日は藤木隆志駐屯地司令や大橋浩志曹友会長らの歓迎を受け短SAMや近SAMなどを見学、専門的な質問をしていた。また記念資料館では特攻隊員の遺書の前では長い時間足を止めていた。(写真)
練馬区入隊・入校予定者激励会が3月16日、東京・同区役所で行われた。練馬区の平成20年度志願者数は247名、入隊・入校予定者は32名。激励会では記念品贈呈や懇談、ミニ演奏会などでその門出を祝った。また、小池百合子元防衛相が会場に訪れる突然のサプライズがあり、入隊予定者らは驚きの声を上げていた。小池元防衛相は「日本の平和と守ると同時に世界の平和を守る礎となって日本に貢献できるように頑張ってもらいたい」と激励の言葉を送った。 写真左=入隊・入校予定者を一人ひとり紹介 中=小池元防衛相からの激励の言葉 右=入隊予定者有志によるミニ演奏会
海自ソマリア沖・アデン湾派遣艦艇出港行事が3月14日、広島県・呉係船堀地区で行われた。派遣部隊は五島浩司8護隊司令を指揮官に護衛艦「さざなみ」(艦長・溝江和彦2佐)、「さみだれ」(艦長・松井陽一2佐)の乗員約400名と海上保安庁職員8名で、今後、約4、5ヶ月にわたって現地で海賊対処活動を行うことになる。行事には、麻生太郎首相、浜田靖一防衛大臣をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、関係省庁、日本船主協会、国会議員、地元自治体等関係者、留守家族ら約1200名が出席した。麻生首相は全派遣隊員を前に「任務を完遂し、全員無事帰国するよう」訓示。引き続き、浜田大臣と泉徹自艦隊司令官の訓示、来賓を代表して中谷元・元防衛庁長官の激励挨拶、来賓紹介、花束贈呈、五島指揮官の出港挨拶などが順次行われた。次いで、派遣隊員がそれぞれ2艦に乗艦、出席者全員の見送りの中、現地へ向け出港した。 写真左=麻生総理が派遣隊員に訓示 中=花束を手に乗艦する派遣隊員 右=見送りを受け、ソマリア沖へ出港する護衛艦「さみだれ」
政府が3月6日の閣議で国連ネパール政治ミッション(UNMIN)に参加している陸自隊員の派遣期間を9月30日まで半年間延長することを決定、これを受け、遠藤祐一郎2陸佐を隊長とする第3次ネパール国際平和協力隊員6名が13日、成田空港から出国した。UNMINは、ネパール政府及びマオイストの間で署名された包括和平合意に基づく和平プロセスを支援するために国連安保理決議に基づき設置され、武器及び兵士の管理の監視等を支援する。日本は2007年3月から軍事監視要員として自衛官を派遣している。 写真=防衛省で自衛隊員とともに派遣隊員家族が見送った。
中央病院職能補導所の第53期修了式が3月12日、三宿駐屯地で行われた。今期修了生は9名で、約1年間にわたってパソコン・電子科、木工科などの科目を履修してきた。式では、牛嶌春樹所長が更指導成果を報告したあと、修了生一人ひとりに修了証書を授与した。申告に続いて渡邉千之病院長が式辞の中で、この1年間に身に付けた有形無形の技能を活かして「何事にも積極的に取り組み、向上心を持ってこれまで以上に発展するよう」要望した。次いで、神原紀之内局給与課長が来賓を代表して祝辞を述べたあと、祝電披露、修了生代表答辞などが順次行われた。写真左=牛嶌所長が修了証書を授与 中=渡邉病院長が式辞 右=木工科を履修した学生の作品
今春の入隊・入校予定者を激励する「自衛隊東京音楽まつり」が3月8日、日比谷公会堂で開催された。はじめに浜田防衛大臣と石原都知事のビデオレター、陸海空先輩隊員からのメッセージで入隊予定者らを激励した。続いて東部方面音楽隊、朝霞振武太鼓、1普連らっぱ隊、東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部が出演し、それぞれ特徴ある演奏を行い来場者を楽しませた。特に東部方面音楽隊は、年間約100回のコンサートを開くなど一般の人からの人気も高く、演奏後には盛大な拍手が送られた。 写真左=東部方面音楽隊アニメソングメドレーでは、歌に踊りにと楽しい趣向で会場を盛り上げた 中=先輩隊員からアドバイスを聞く入隊予定者 右=演奏の合間にグッズ抽選会を行うなど来場者を喜ばせるイベントも
平成20年度防衛技術奨励賞贈呈式が3月6日、防衛省A棟講堂で行われ、今年度は発明、考案、創意工夫の分野から計63名が表彰された。式では、防衛省・自衛隊の高級幹部多数が臨席する中、小澤毅防衛弘済会理事長が賞状を、また、竹村副常務理事が記念メダルを、それぞれ受賞者一人ひとりに贈呈した。引き続き、小澤理事長の挨拶、来賓を代表して増田好平事務次官の祝辞、受賞者代表の謝辞などが順次行われた。
防衛施設学会(会長・大野友則防大教授)主催の第1回ミリタリーエンジニアテクノフエアが3月5日、グランドヒル市ヶ谷で開かれた。防衛施設の熟成を目指すものとして(主催者挨拶)各界が関心を寄せており、10社が展示ブースを設置したり講演も行った。防衛省や自衛官、企業など約300人が集まった。ある幹部自衛官は「新しい技術は勉強になった、予算があればすぐにでも利用したいものもあった」と熱心に会場を回っていた。8月4日に第2回を予定している。 写真:講演も展示も盛り上がった
第28普通科連隊は2月19日から3月1日までの間、山梨県の陸自富士訓練センター(FTC)訓練に第2普通科中隊基幹を参加させた。第2普通科中隊には、特科、戦車及び施設部隊が配属され、増強普通科中隊の攻撃を課目として訓練した。 写真=対戦車火器を構える隊員