八戸駐屯地は2月20日、東北方面隊によるヘルスプロモーション巡回指導を受けるとともに、駐屯地カウンセラーによるメンタルヘルス教育及び駐屯地栄養士による栄養指導を実施した。駐屯地カウンセラーは「職場復帰者(うつ病)への対応要領」、駐屯地栄養士は「メタボリックシンドローム予防」について教育し、隊員の心身の健全性向上を図った。 写真=駐屯地カウンセラーによる教育
平成20年度全自衛隊美術展が3月2日から6日までの間、防衛省で開催されている。美術展には隊員・職員とその家族、OBからの応募作品212点のうち、昨年7月に審査会で決定した優秀作品72点を展示。作品は「絵画」「写真」「書道」の各部に分かれ、審査員からは「レベルの高い作品が多く集まった」との評価を得ている。3日には北村誠吾副大臣が会場を訪れ、それぞれの作品をじっくりと見てまわった(写真右)。
3月2日、ドイツ陸軍総監のハンス・オットー・ブッデ中将が陸自公式招待に伴い防衛省を訪問した。ドイツ陸軍総監の訪日は9年ぶり、ドイツ軍高官との交流は先崎陸幕長(当時)の訪独以来5年ぶりのこととなる。ブッデ中将は同日午前、防衛省A棟前で行われた儀仗・栄誉礼に続いて、折木陸幕長と懇談した。折木陸幕長は「9年ぶりにドイツから陸軍総監をお迎えして嬉しく思います」と歓迎の言葉を述べた。懇談を終えたあと、ブッデ中将は朝霞駐屯地を訪れ東部方面総監部と中央即応集団を部隊視察、夕刻には浜田大臣を表敬訪問した。 写真=(左)儀仗隊を巡閲するブッデ中将 (右)陸幕長との懇談
山梨地本は2月7日、今春入隊予定している30名に対しUH−1Jの体験搭乗を実施した。この体験搭乗は、第1ヘリコプター隊(立川)の支援を受けて北富士演習場で行われた。参加者は「上空から家の近くが良く見えた」「富士山が大きく見えた」と興奮した様子で感想を話すなど、フライトを満喫したようだ。 写真左=体験搭乗前にヘリの性能などについての説明と安全教育 右=フライトを終え、笑顔を見せながらヘリから離れる参加者たち
油井亀美也(ゆい・きみや)2空佐が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国際宇宙ステーション(ISS)搭乗宇宙飛行士候補者に決定したことに伴い、2月26日夕、所属部署の空幕防衛部主催による祝賀会が防衛省A棟で開催された。祝賀会には、外薗健一朗空幕長、平田英俊防衛部長、城殿保防衛課長をはじめ関係者多数が出席、油井2佐の快挙を称えながら全員で自衛隊初となる宇宙飛行士誕生を祝った。油井2佐は長野県出身で、平成4年防大卒。F−15、F−2などのパイロットとしてこれまでに約2000時間の飛行を続けてきた。今後は、NASAでの候補者訓練を経て、正式に宇宙飛行士となり、日本実験棟「きぼう」を含むISSの宇宙実験ミッションを担当することになる。 写真左、中=空幕長はじめ幹部の前で挨拶する油井2佐 右=女性職員から花束を贈呈
小平学校は1月28日、在日米陸軍副司令官の来校を受けた。小平学校は語学教育部を有し、各課程教育(英語)において米軍の隊付訓練受入れ・米軍への研修等の交流プログラムを実施中であり、今回の訪問はその実状の確認と有効性の理解促進を目的としたもの。榊枝学校長表敬においては日米諸職種の交流に触れ、引き続き実施した小平学校の概況説明では語学習得の困難さと重要性などについて意見交換が行われた。さらに、交換プログラム実施中の授業を見学した後の会食では、教官・学生とも懇話した。午後からは上級及び普通幹部英語課程学生約80名に対し、副司令官による「リーダーシップ」についての講演が行われた。和やかな雰囲気の中、仕事・趣味などから得た実経験に基づく内容の濃い講話となった。 写真左=リーダーシップについての講演 中=学校長との懇談 右=交流プログラム見学
千僧駐屯地では2月17日、兵庫県赤十字血液センターの要請を受けて今年度4回目となる献血を実施した。今回も訓練で多忙な中、48名の隊員が協力し、今年度の協力隊員は計199名に上る。血液センターの職員からは「この時期、血液が不足するので大変ありがたい。自衛隊の方は積極的に協力してくださるから本当に助かっています」と感謝の気持ちを述べていた。
北千歳駐屯地曹友会(会長・小野寺曹長)は2月17日、ペットボトルキャップ88kg、リングプル26kg、使用済み切手3768枚を社会福祉法人千歳市社会福祉協議会に寄贈した。収集期間は約1年間で、駐屯地所属隊員に対し「曹友だより」を通じて寄附を呼びかけ、収集した寄贈品を曹友会事務局が保管し、毎年年度末に一括寄付を実施している。収集した古切手はしおり等に加工され、売上金は「知力ハンディキャップの問題の社会啓発資金」となり、ペットボトルキャップはプラスチック製品の原料としてリサイクルされ、収益金は「ちとせの福祉活動」へ、リングプルはアルミにリサイクルされ、その収益金で車椅子を購入し社会福祉事業の資材として活用される。 写真左=集められたリングプル等を寄附する小野寺曹長(右)
2月20日、防衛省で電気自動車の講演会及び展示試乗が実施された。講演会は環境保全に関する職員の理解促進を目的に行われ、(中)電動車両普及センターの枡田剛司事務局長が「電気自動車等の紹介と特徴」を演題として多くの聴講者を前に講演した。また、今回防衛省で初めて行われた電気自動車の展示試乗では、外山千也衛生監も試乗に訪れたほか、約75人の職員が電気自動車の静かな走行音と快適な乗り心地を体感した。この他にも防衛省では、6月と11月を「環境月間」と設定してエコツアーや各種イベントなどを行うなど、環境保全に対する積極的な取り組みが行われている。 写真(左)=A棟講堂で行われた講演会 (中)=展示された電気自動車 (右)=外山衛生監も笑顔で試乗した
中国人民解放軍の葛振峰副総参謀長が2月19日、防衛省で浜田防衛大臣、齋藤統幕長、折木陸幕長を表敬訪問した。折木陸幕長との懇談では、日中両国間の信頼関係強化やPKO・災害救援などの防衛交流などについて意見が交わされた。この訪問は陸上自衛隊の公式招待で、葛上将は18日に東部方面隊(練馬)と中央即応集団(朝霞)を訪れたほか、20日には第1ヘリ団(木更津)などを視察する予定。 写真=A棟前で行われた儀仗・栄誉礼と陸幕長との会談