防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1050号 (2021年5月1日発行)
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
東洋ワークセキュリティ株式会社 渡部佳孝
渡部氏は、令和元年8月に陸上自衛隊第6高射特科大隊を3陸尉(特別昇任)で定年退官。55歳(記事作成時)
早めの退職後プランの検討が必要

 私は、令和元年5月まで、陸上自衛隊東北方面隊第6師団最先任上級曹長として勤務しておりました。立場上、隊員の皆様の再就職について指導をしてきましたが、いざ自分の再就職となると後手を踏んだ感は否めず、多少の不安と焦りを感じたのも事実です。そのような中、自衛隊福島地方協力本部から、東洋ワークセキュリティ株式会社における人財開発課の採用・離職防止の職を取り次いでいただき、会社説明等に伺ったところ、自衛隊での経験が生かせるのではないかとの思いもあり、入社に至ることとなりました。
 入社から約2か月間は警備実務を経験しました。これにより、実際の警備業務はいかなるものかを身をもって知るとともに、現場の社員の実情を把握するため非常に良い経験となりました。その後は主業務の採用・離職防止に携わってきました。現在は、ハローワークや就職支援機関、自衛隊援護センター等への訪問や、求人広告会社と連携した会社説明会等の開催、自衛隊合同企業説明会への参加、任期制隊員就職補導教育の講師などにもお招きいただいております。
 離職防止に関しては、現場に出向き、社員の皆さんと直接面談することで心情(身上)の把握をするよう心掛けています。日々変化のある業務であり「人」を対象としている事で気苦労もありますが、自衛官として、最先任上級曹長として、勤務させて頂いた経験が役に立っていることは間違いありません。就業時間・休日等もしっかり定まっており、余暇の活用等、自分の時間も大切にすることが出来ています。
 仕事柄、再就職に関する情報を知り得る機会も多く、コロナ禍の影響もあり、一般的に再就職をとりまく環境については厳しいと認識しています。私は幸い良い職場に巡り合えましたが、自衛官時代、自身の再就職について本気で向き合う時期が遅かったと思います。どうか皆様におかれましては、早めに退職後のプランを考えて頂きたいと思います。何を優先(処遇、勤務地等)するのか、何が必要(経験・資格・心構え等)なのかをよく考え、事前の準備をしておくことも必要かと思います。
 今回、投稿機会をいただきましたが、私の拙い投稿が、皆様の二度とない人生を有意義なものにする一助となれば、自衛隊OBとしても幸甚です。皆様の今後益々のご発展とご活躍を祈念致します。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
イト イズ ホワット イト イズ イン ジス シテュエーション
It is what it is in this situation!
この状況下じゃあ、仕方ないよね!

 Hi! How are you doing? 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。新緑の季節となりました。澄んだ青空に新緑の若草色が映えますね。すがすがしい気分になります。どこかに家族とお出かけしたい気分になりますね。半面、コロナ禍で行動の制限があります。手放しで行楽地に行くということはできません。ここで自律のある行動が求められます。状況は必ず良い方向へ向かっていきます。新生活様式は、いろいろと生活を考えながら調整していくことですね。人類の進化です!

 今回の表現は、"It is what it is in this situation"「この状況下じゃ、仕方ないよね」です。It is what it isは、どうすることもできない状況や、変えたくてもかえられないことを、「受け入れざるを得ない」気分を表現することができます。現実は現実以外の何物でもないということです。in this situationは、「この状況では」という意味です。で、もちろん、コロナ禍のことを指しています。それほど深刻な状況ではなく、ちょっとあきらめ気分を表現したいときの、「しょうがない」は、"Oh well!"が、使えます。併せて覚えておくと、状況によって使い分けができますね。二つのフレーズの後に、ポジティヴなことがつながれば、会話は明るく、楽しくなります。

 3月に英語学習に関するブログのデビューをして3か月です。ブログの自己紹介を見て、防衛ホーム新聞の記事も読まれているようです。読者が広がりました。興味のある方は、次のURLに飛んでみてください。 https://worldlife.jp/archives/2527「お前の名前は下水っている?!」が今回のタイトルです。澄み切った五月晴れの日々を、新様式の生活で楽しんでいきましょう。陽気で楽しく、ストレスの少ない生活をお楽しみください。それでは、皆さん。See ya!
<スワタケル>


防衛ホーム俳句コーナー
風薫るポプラ並木の葉音かな     坂元 順一
湧水を戸ごとに引きて社若      折口 桂子
大灘へ落つ日を背に袋掛       増田 直美
蜜を吸ふ揚羽の重み風去なす     尾野千惠子
暁闇のスクランブルやほととぎす   高木 智念
黙念と佇てば髪膚を染む青葉     高橋のぶ子
えやみ禍や日永の店の早仕舞     中村徳次郎
糶逃げて溝に遊べる金魚たち     松岡 魚青
リラ冷えや非常事態宣言中      吉川 道男
噴水止まる一瞬にして長し      水谷美智子
豪雨禍の跡今にして河鹿の瀬     小和田一男
母とゆく径の卯の花腐しかな     後藤知朝子
和菓子屋の店頭に出し柏餅      斎藤 一向
土手まさに黄に染めあげて菜種梅雨  岩原 滋利
十薬の咲き初む蕊のうす緑      牧  浩子
五月晴窓といふ窓開け放つ      加川 師享
悉くマスクしてゐる春日傘      福本 祥子
卯の花を見つつ辿りぬ天守閣     山岡仁美子
選 者 吟
ふんだんに山百合供へ地蔵尊     畠中 草史

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