防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1030号 (2020年7月1日発行)
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機略縦横(14)
東北方面隊最先任上級曹長 准陸尉 伊藤惣悦
 最先任上級曹長は、指揮官の分身としてそのビジョンを正しく理解し、同じ方向を向いて下意上達し、分かりやすく噛み砕いて説く上意下達をするのが指揮官補佐者「第三の柱」としての役割のひとつである。そのために、指揮官の企図を正しく理解するためにあらゆる場面の訓示などで、言葉の端々からその思いや背景を正しく理解することが重要である。
 これは最先任上級曹長だけのことでなく、すべての隊員に共通した事と捉えるべきである。指揮官や上司が話す言葉に耳を傾け、自分の地位や役割を踏まえ、今実施すべき事や、今準備すべき事を現場の核たる下士官自らが考え、実行することが大切であると感じている。命令を待つだけでなく、任務(目標)達成のため主体的に準備を進めていく准曹士を育成することが二つ目の役割であり、「強靭な陸上自衛隊の創造」のため、微力ながら引き続き貢献して行く所存である。

米陸軍下士官リーダーシップセンターの留学生名誉殿堂入り
陸自最先任上級曹長
 陸上自衛隊最先任上級曹長の根本和男准陸尉は、6月17日に米国テキサス州にある米陸軍下士官リーダーシップセンター(旧米陸軍上級曹長学校)の留学生名誉殿堂に殿堂入りをした。(陸上自衛隊では初受賞)留学生名誉殿堂は、自身の功績によって自国の国軍における最高位の職位に就いた外国人卒業生に与えられる名誉ある賞である。
 米陸軍下士官リーダーシップセンターは学校長以下、教官は全て下士官で構成され、教育内容は指揮官の思考過程を理解し、指揮官を補佐する良きパートナーを育成するため、米陸軍指揮幕僚課程とほぼ同じ内容が実施される約10か月のコースだ。陸上自衛隊からは平成6年以降毎年2名が留学しており、また、一昨年より教官として中村功陸曹長が所属している。
 本来、殿堂入りセレモニーは、米陸軍下士官リーダーシップセンターで行われるが、新型コロナウィルスの影響によりオンライン上で実施された。根本和男准陸尉はスピーチで「栄誉ある機会を与えていただけたことに感謝します。米陸軍下士官リーダーシップセンターの益々の繁栄を祈念いたします」と感謝の意を伝えるとともに、「新たな脅威・領域に対応し複雑な環境下に対応するため、上級下士官として変革へのリーダーシップが求められている。隊員育成に常に関心を払い、変革を常にリードしてもらいたい」と第70期学生693名へエールを送った。

感謝状受賞
<防衛ホーム新聞社>
 この度、陸上自衛隊補給統制本部長・山内大輔陸将より防衛ホーム新聞社は感謝状を拝受致しました。山内陸将がわざわざ弊社にお越し下さっての感謝状授与式。本当に有難うございました。またお忙しい中、人事や広報の方またドライバーや副官の方等、沢山の方にご尽力頂き心から感謝申し上げます。誠に有難うございます。今迄の弊社の活動を認めて頂けた喜びを社員一同噛み締め、今後も防衛省・自衛隊の皆様とそのご家族様等を衷心より応援し、「載ってよかった」「読んでよかった」と喜ばれる紙面を作って参りたいと思っております。
 今後もご指導・ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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