防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年2月15日号
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第3音楽隊の活動支援
《滋賀》
演奏会及び学生への技術指導行う
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 滋賀地本(本部長・相良雅司1陸佐)は1月20日、高島市民会館で開かれた陸自第3音楽隊演奏会を支援した。高島市は陸空自衛隊の部隊が所在し、あいば野演習場を有する自治体であるとともに、琵琶湖周航の歌発祥の地として「琵琶湖周航の音楽祭合唱コンクール」を毎年開催する音楽のまちでもある。その高島市長から「より一層高島市民に音楽の輪が広がるように」と要望を受けて、今回の演奏会が実現した。演奏会は2部構成で、音楽隊の技術の高さを披露するとともに、民謡や歌謡曲を織り交ぜた構成で来場した観客700人を魅了した。
 また、演奏会に合わせ第3音楽隊による高島市今津中学校吹奏楽部13人への技術指導も行われた。生徒からは「音楽隊の技術指導を受けて、今まで以上に練習していきたい」(藤戸さん)、「色々新しいことを教えてもらって、後輩に伝えられることが増えた。レパートリーも増えて、演奏することが楽しくなった」(藤崎さん)などの感想が聞かれ、技術面だけでなく演奏に対する意識の面でも良い影響を与える指導となった。

入隊予定者に激励メッセージ
県内有名タレントがエール送る
《岩手》
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 岩手地本(本部長・渡邊金三1陸佐)は1月31日、入隊予定者を激励するためタレントからのビデオメッセージを撮影した。
 出演したのは、岩手県を中心にテレビやラジオなどで活躍中の「ふじポン」こと藤井香子さんで、ユニークなキャラクターと多芸ぶりを生かし、県民に深く親しまれているマルチタレントだ。
 当日は戦闘服に身を包み、74式戦車に搭乗しての撮影が行われ、入隊予定者に対するメッセージでは「周りの人を守るという尊いお仕事を遂行するために、一所懸命体を鍛え、訓練に励み頑張って下さい。そして辛くなったら、ふじポンのテレビやラジオを観たり聴いたりして元気を出して下さいね。ふじポンは皆を応援しているよ」とエールを送った。
 この応援メッセージは、今後、県内各地区で行われる入隊予定者激励会で放映される。

本部長も積極的にPR
《群馬》
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 群馬地本(本部長・浦野重之1陸佐)は1月18日から23日の間、前橋市内にある「プラザ元気21」でパネル展示と広報活動を実施した。これは前橋募集案内所長が前橋市に募集協力を求め実現した企画で、建物内には市の公共施設やイベントホールを有し、ショッピング街にも近いため学生も多く立ち寄るなど、自衛隊をアピールする絶好の機会となった。
 フロアには装備品と隊員が活躍するパネル34点を展示するとともに、自衛官募集コーナーを設け、希望者には自衛官の各種採用コースの概要と自衛官の処遇や勤務などについて広報官が説明を行った。
 初日は浦野本部長が会場を視察し、見学に訪れた学生たちに自らパネルの前で説明を行った。災害派遣活動等における自衛隊の役割や、防衛大学校などの進路紹介、各職域・取得資格など自衛隊には幅広い分野で活躍できるチャンスがあることなどを経験談を交えて話し、学生たちも興味深げに聞き入っていた。
 群馬地本では「今後も説明会やイベントなどで一層自衛隊を理解してもらい、一人でも多くの学生の入隊へと繋げていきたい」としている。

イベント支援などで自衛隊をアピール
《愛媛地本》
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 愛媛地本(本部長・岡本明彦事務官)では1月13日、大島一周駅伝支援と防災フェスティバルでの広報活動を行い、積極的に自衛隊をアピールした。
 今治市体育協会主催の大島一周駅伝は300人が出場、500人の観衆が集まるなかで行われ、愛媛地本は先導車としてパジェロ、監察車として業務車2号で支援した。中には自衛隊車両を初めて見る子供たちもおり、地域貢献とあわせて自衛隊のPRにもなっていた。また同日、今治市営補助競技場で開催された防災フェスティバルでは自衛隊コーナーを設置して広報した。1000人を超える市民が参加するなか、災害派遣のパネル等展示で、自衛隊の活動状況を説明すると、「災害時の隊員さんは心強い」などの感想が聞かれ、地域住民の理解を得ていた。併せて募集チラシ入りのポケットティッシュやパンフレットを配布し、厳しい募集状況のなか情報収集の態勢拡充を図った。

教諭8人が部隊研修
《佐賀地本》
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 佐賀地本(本部長・塚本和重事務官)は1月28、29の両日、県内高校教諭8人に対して自衛隊への理解促進と、今後の募集に繋げることを目的に部隊研修等を実施した。
 28日は福岡県遠賀郡にある空自芦屋基地の協力を得て基地見学、第3術科学校教育見学、自動車教習所及び救難隊を見学し、体験喫食(昼食)を行った。29日は福岡県築上郡にある空自築城基地の協力で基地見学、装備品(飛行機)などを見学した。普段目にすることのない戦闘機や救難機等を間近で見るとともに、パイロットや整備員に質問するなどしていた。特に、参加者は空自の専門職の多さに驚いており、専門的教育の内容にも強い関心を示していた。
 佐賀地本広報では、「実際に基地見学を行ったことによって自衛隊を身近に感じてもらうことができた。また、自衛隊を高校生の就職先の一つとしてアピールすることができた有意義な研修だった」としている。

訓練に参加して
和地静香 〈茨城地本〉
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 予備自衛官補訓練終了日、武山駐屯地の隊員の方が見送ってくださった。この瞬間、これまでの訓練の記憶がよみがえり、全身に鳥肌が立つ。感動のクライマックスだ。
 私がこの予備自衛官補という制度に志願したきっかけは、以前新潟県で洪水があり、その被災地にボランティアとして行った時に聞いた現地の声だった。「自衛隊には本当に本当に感謝だねえ」。この声がずっと頭の片隅に残り、何か社会貢献をしたいと模索していたときに見つけたのがこの制度だ。最初は、未知の世界で不安もあったが、すぐにとけこむことができ、予想以上に巨大な組織であることに驚いたと同時に、大きな可能性を感じた。 同じ目的を持った学生、様々な職種の社会人が集まり、一緒に生活し訓練を行う。自分の能力を最大限に発揮でき、自信にも繋がる。
 私はこれから、地元茨城県で訓練を行うこととなるが、もし災害等で招集がかかったときには学生や会社員などの身近な方も支援に携わる。そんな予備自衛官が傍らにいるとどこか安心できるし、今後公募予備自衛官が増えて、更にこのネットワークが身近に感じることができるこの制度は素晴らしいと思う。
 社会人が平日の訓練に参加するのはかなり大変ではあるが、できて間もないこの予備自衛官補制度をもっと周知し、「守ってくれる人が近くにいる」という安心感を伝えていきたい。そして、私自身も能力の向上に努めていきたい。

防衛講話を実施
《山口》
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 山口地本(本部長・中原茂樹1空佐)は1月26日、柳井市で開催された「防衛セミナー」で防衛講話を実施した。
 演題は「自衛隊の活動」と題し、中原本部長が新テロ特措法に基づくインド洋での給油活動の意義及び災害派遣について話した。特に地域と関係の深い災害派遣については自治体、警察、消防、自衛隊及び地元住民の密接な連携が大事であると強調した。講演内容は出席者から話がわかりやすく、よく理解できたと好評だった。引き続き、管内5個市町長が出席して新年互礼会が行われ、挨拶に立った柳井市長の河内山哲朗氏は、昨年9月に発生した山林火災での自衛隊の活動に改めて謝辞を述べた。この山林火災では、初動対処として担当した柳井地域事務所長・藤井郁夫1陸尉が、現地LO(連絡幹部)となって、柳井市役所に設置された災害対策本部で一連の状況を逐一、災害派遣の関係部隊に報告・通報するなど積極的に行動し、途中から災害派遣担当部隊である陸自・第17普通科連隊LOに申し送った経緯がある。
 今回の防衛講話は海自護衛艦「むらさめ」、補給艦「おうみ」がインド洋に向け出港した直後であったことや、山林火災における災害派遣を通じ自治体と自衛隊が信頼を深めた後だっただけに、まさしく時機に適した講演となった。
 山口地本では、今後も各自治体や自衛隊協力諸団体との親睦を深めるとともに防衛基盤拡充を図っていきたいとしている。

輪倉西方総監、大分地本を初度視察
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 新年も軌道に乗り始めた大分地本(本部長・澤野一雄1陸佐)は1月22日、輪倉昇西部方面総監の初度視察を受察した。
 当日は小雨が降るなか、約2時間という短い時間で視察が行われた。まず、本部玄関にて本部長以下が整列して輪倉総監を出迎え、本部長室で幹部挨拶を行った。続いて会議室において本部長が輪倉総監に対し、大分地本における募集業務、援護業務及び予備自衛官業務等の状況を報告した。
 状況報告後、輪倉総監は各課事務室を巡回し、各種業務の現況及び環境整備状況等を細部に渡り確認した。
 また、輪倉総監は会議室で部員全員に対し訓示し、要望事項についての付言を述べるとともに、「いかなる任務にも確実に実行できる方面隊を育成・維持するための基本は、隊員一人一人の心身の健康である。健康で、自らの職務を確実に遂行し、職場に誇りを持ち、楽しく勤務をし、そして生活をしている大分地方協力本部であってもらいたい」と部員を激励した。

入隊予定者が被服採寸
《秋田地本》
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 秋田地本(本部長・三浦博安1空佐)は1月7日、本部庁舎内で陸自男子入隊予定者の被服採寸を開始した。
 これは入隊時の業務を円滑に行うため実施しているもので、この日は大仙地域事務所が担当する入隊予定者20人が訪れた。入隊予定者らは期待と憧れに満ちた表情で初めて試着する制服に腕を通し、「自衛隊に入隊する実感が湧いてきた」などの声が聞かれた。
 秋田地本では、東北方面隊音楽隊の協力を得た「ニューイヤーコンサート」に入隊予定者を招待するなどして、入隊への不安解消に全力を挙げたいとしている。

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