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トウチとさくら
(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです) |
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ライフプランの重要性理解促す |
東京地方協力本部(本部長・牧野雄三陸将補)は6月17日、練馬駐屯地において「任期制隊員ライフプラン集合教育」を実施した。
この教育は、入隊1年以上を経過した任期満了予定隊員らに対して、「明確な自己分析に基づいた自らの意思による人生設計を確立させ、職業選択・資格習得等の能力開発に関し、自助努力を促進する」ことを目的として、今年度は12回計画しており、今回は、練馬駐屯地及び三宿駐屯地所在の各部隊で勤務している21名の隊員が参加した。
教育は、任期制隊員の将来の方向性の1つでもある再就職について、東京地本の援護担当者が「任期制隊員の進路」及び「ライフプランの意義」として自衛隊の人事制度について説明するとともに、「都県の雇用情勢」及び「企業の現状」について解説して、現在の雇用情勢・企業の実態を理解させた。
また、自衛隊における就職援護施策である「部内・部外技能訓練の概要」及び「自衛隊の援護組織」を紹介するとともに「予備自衛官等制度」についても紹介した。
その後、部外講師の指導により参加者がそれぞれ「個別ライフプラン」を作成して教育は終了した。
東京地本では、引き続き各部隊との連携を強化するとともに、訓練内容の充実を図り、人生設計の方向付けの機会としてライフプラン集合教育を通じて任期満了後のライフプランの重要性や自衛隊組織援助の有用性について理解を促進させたいとしている。 |
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職場体験で仕事の意義を理解 |
東京地方協力本部福生募集案内所(所長・武田1空尉)は、6月30日から7月2日までの3日間、あきる野市立あきる野西中学校の職場体験学習に協力した。
参加したのは2年生8名で1日目は立川駐屯地においてホイスト体験及び6人用天幕の設営体験を実施した。ホイスト体験では、要救助者役の生徒の安全を確保しながら器材操作を体験し、天幕設営体験では各人が役割分担して支柱を支えたりロープを張りながら協力し合って設営した。ホイスト体験や天幕設営体験を通じ、災害派遣での報道映像等で目にするヘリコプターでの救助活動等現地での隊員の行動が、日頃の訓練の上に成り立っている事や一つの事を行う上でチームとしてお互いに協力し合う事の大事さを実感したようだった。
2日目は、立川駐屯地の管制塔を見学し、航空機が安全に離発着するために様々な業務を隊員が有機的に行っていることを確認するとともに消防隊の耐火服を試着して実際に隊員が装備する重量の一部を体感した。また、ヘリコプターのパイロットとの懇談では、職務に関する疑問や給料など隊員としての処遇について積極的に質問される等、和やかな雰囲気の中、自衛隊という仕事に対する関心が高まったようだ。その後、隣接する東立川駐屯地へ移動して偽装体験や3日目には方位磁石を用いた地図判読や測量体験(写真)を実施し、普段の生活では体験しないような事だがいざという時に使える知識を体験することにより、自衛隊を身近な存在として感じる事が出来たようだった。
参加者からは「3日間の職場体験を通じ、自衛隊に対するイメージが変わった」「ひとつの仕事を成し遂げるために多くの人達が携わっているのを見て働くことの意義を学ぶことができた」等の声が聞かれた。
今回は、あきる野市に所在する学校が初めて自衛隊施設で実施する職場体験学習であったが、複数の部署で多くの隊員が係わり合いながら業務を行っている事を確認でき、また、自衛隊ならではの体験ができる魅力的な職場体験学習を提案できるよう福生募集案内所は今後も各学校関係者及び関係部隊等と連携を図っていくとしている。 |
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JR駅前に広報ブースを開設 |
東京地方協力本部新小岩募集案内所(所長・高倉2陸尉)は、6月22日と24日の2日間、JR新小岩駅北口及び南口に広報ブースを開設し、幅広い年齢層を対象とした自衛官募集及び広報活動を実施した。
広報ブースでは、新型コロナウイルスへの対応や令和2年7月の豪雨災害に係る災害派遣での自衛隊の活動写真展示、海上自衛官による手旗信号展示等を実施し、事務所案内及び募集種目を紹介したチラシなどを配布して自衛隊を広報した。ブースには地元の高校生や募集対象年齢の子供を持つ保護者など多くの方々が足を止め、採用種目など、自衛隊に関する認識を深めた様子で来訪者からは「自衛隊のイベントに参加してみたい」「自衛隊を受験してみたい」等の感想が聞かれた。
新小岩募集案内所では今後も地域に密着した募集・広報活動を積極的に実施し、防衛省・自衛隊の活動に対する理解と関心を高め、自衛官募集業務に繋げるとしている。 |
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