新旧防衛大臣の離着任行事が17日、防衛省で行われた。浜田前大臣は離任式で、「就任の際に申し上げた『防衛省・自衛隊の方々は国の宝であり、誇りである』という思いは今も変わらず、さらに確信を深めた。防衛省・自衛隊の発展と更なる進化を祈る」と挨拶した。続いて、中江事務次官が浜田大臣の約1年にわたる功績を称えるとともに、「私達は大臣の熱い思いを受け継ぎ、大臣に直接ご指導いただいたことを財産に、今後も全省庁一丸となって職務にまい進していく」と送別の辞を送った。 写真(左)=離任の挨拶を述べる浜田前大臣 (中)(右)=多数の自衛官が見送りを受け、盛大な拍手の中、防衛省をあとにした
シンガポール国軍司令官のデズモンド・クェック・パク・チェイ陸軍中将が7日、統幕長公式招待で防衛省を訪れた。防衛省A棟前で特別儀仗隊による栄誉礼・儀仗が行われたあと、クェック司令官は折木統幕長と会談。午後には浜田大臣、中江事務次官を表敬訪問した。 写真=折木統幕長とともに特別儀仗隊を巡閲するクェック司令官
陸上自衛隊は6日、東京・新宿ステーションスクエアで「平成21年度自衛隊音楽まつり」の告知イベントを開いた。迷彩服や特別儀仗演奏服の陸上自衛隊中央音楽隊約20名が、通りがかった多数の人々を前に「情熱大陸」など3曲を演奏。また、チラシを配るなどして音楽まつりをPRした。 今年度の「自衛隊音楽まつり」は11月20、21の両日に日本武道館で開催される。入場券や詳細については陸上自衛隊ホームページ(http://www.mod.go.jp/gsdf/)で確認を。(応募締め切りは10月8日必着)写真左=多くの人が、足を止めて隊員の演奏に耳を傾けた 中=東部方面隊のマスコット「あづま君」も登場。街頭大型スクリーンには演奏の模様が映し出されている 右=演奏終了後には隊員と記念写真も
帰国行事では防衛省・自衛隊の高級幹部、関連団体来賓、乗員家族らが見守るなか、練習艦隊司令官・河村正雄海将補が北村副大臣に帰国報告した。赤星海幕長は訓示の中で、「諸君の整斉とした行動は、いずれの(訪問)国においても高く評価されている。これは、河村司令官の適切な指揮・統率の下、全隊員が自己の使命をよく自覚し、心を一つにして任務達成にまい進した賜であり、我が国と訪問国との友好親善に大きく貢献した」と述べた。写真左=河村練習艦隊司令官(右)が北村副大臣に帰国報告 中=赤星海幕長の訓示 右=実習幹部たちが逞しく成長した姿を見せた
平成21年度遠洋練習航海部隊の帰国行事が4日、東京港晴海埠頭で実施された。実習幹部約170人を含む総員710人は、141日間にわたる航海の中で13ヵ国、14寄港地を歴訪した。遠洋練習航海は、初級幹部としての基礎的な知識・技能の習得、シーマンシップの育成などを目的とし、同時に訪問国との親善を深めることで国際的視野を養う。今回は日本・ルーマニア外交再開50周年、日本・ギリシャ修好110周年、インドネシアで行われた国際観艦式などの行事に参加。また、ソマリア沖・アデン湾における派遣海賊対処水上部隊との会合が開かれたほか、実習幹部らは同部隊の護衛任務活動を間近で目にした。 写真左=東京消防庁が放水で部隊の帰国を祝う中、晴海埠頭に入港 中=家族らの盛大な出迎え 右=練習艦「かしま」から整斉と降り実習幹部
平成21年度防災功労者内閣総理大臣表彰が2日、首相官邸で行われた。これは、防災活動の実施や防災体制の整備の面で貢献した団体、個人を表彰するもので、今回、13団体、4個人が受賞した。防衛省・自衛隊関係では、平成20年岩手・宮城内陸地震で災害派遣活動を実施した陸自東北方面隊災害派遣部隊・同配属部隊・同支援部隊(宮城県)と空自航空支援集団(東京都)が受賞、表彰式には、2部隊の代表として君塚栄治東北方総監、森下一支集団司令官が出席した。式では、麻生太郎首相が、受賞者の功績を称えながら「今後とも一層のご活躍を」と挨拶したあと、受賞者代表に表彰状を授与した。受賞者代表の謝辞に続いて、記念写真撮影や記念パーティなどが順次行われ、栄えある受賞を出席者全員で祝った。写真左=森下支集団司令官(左)と君塚東北方総監(右) 右=受賞者を前に挨拶する麻生首相
防衛省で2日、急病人の救護を行ったとして四谷消防署長から防衛省職員に感謝状が贈られた。感謝状を受けたのは渡邉孝廣技官、笹川和幸専門官、清水清志専門官の3名で、内山徹署長は一人ひとりに感謝状を贈呈し、その行動を称える言葉を述べた。3名は7月24日午後10時ごろ、JR四谷駅前で倒れていた60代前後の男性に救護活動を行うとともに救急隊員へ適切な引継ぎを行った。写真=四谷消防署長から一人ひとりに感謝状が贈られた(左から清水専門官、笹川専門官、渡邉技官)
「防災の日」の1日、市ヶ谷駐屯地・基地で防衛弘済会主催による消火訓練が行われた。陸海空隊員や関係者多数が、弘済会職員の指導のもと、消火栓の開閉、ホース展開、放水など一連の消火活動を演練した。また、庁舎内で首都圏直下型地震を想定した避難訓練なども実施された。写真(左)=防衛弘済会職員指導のもと、懸命に放水する隊員 (中)(右)=消火活動を実演する防衛弘済会職員
写真(左)(中)=ダイナミックな展開を見せたヘリボン作戦 (右)=フィナーレ!全装備を動員して戦果拡張
平成21年度の富士総合火力演習が30日、陸自東富士演習場で行われた。総火演には富士教導団をはじめとする部隊を中心に隊員約2400人が参加、装備品の規模は戦車・装甲車約80両、航空機25機、各種火砲約40門。陸自の主要装備品を実演を交えて紹介するとともに、普通・特科・機甲共同での戦闘様相が展示され、来場した約2万6000人を魅了した。写真(左)(中)=戦車射撃や地雷原処理用ロケットの発射など迫力の実演を披露 (右)=第1空挺団による自由降下。隊員5名がパラシュートで観客の目の前に降り立つ。