6月17日、防衛省は「WPS(Women,Peace and Security)」への取組みを推進するため、初めてとなる全体教育を行った。教育には吉田圭秀統合幕僚長以下、統幕等に勤務する195名の隊員が参加した。
WPSは2000年に国連において紛争予防や平和維持活動等において女性が主体者として参画することを目的に採択されたもので、防衛省では今年4月に初めて同推進計画が策定された。
今回講師を務めたのは、防衛省ジェンダー・アドバイザーの松沢朝子WPS国際連携企画官。松沢企画官は、推進計画は「全員の意識改革」「WPSを推進する体制の整備」、「国際連携の推進」、「防衛省自衛隊の活動におけるジェンダー視点の反映」の4本柱であると述べ、「皆さん一人一人、男性隊員も女性隊員もまずWPSがどのようなものであるかというのを認識・理解をして、その上で日々の業務においてWPSやジェンダー視点を意識的に組織全体で反映していくことが大切だ」と強調した。