言を成せ
海自呉地方総監部において4月19日、海上自衛隊剣道会会長、二川達也会長(呉地方総監)は幹部候補生学校を卒業した第74期一般幹部候補生課程の実習幹部剣道部代表、檜垣3尉(剣道4段)、桐本3尉(同3段)に手拭いを寄贈した。
海自剣道会は「剣の理法の修練による人間形成の道」を理念とし、海上自衛隊剣道の普及発展に寄与するとともに、会員相互の親睦を図ることを目的とし、趣旨に賛同する各地区の剣道部員で活動している。
毎年、外洋練習航海部隊に対し、各国において交流稽古を実施した際に海外の剣士と親睦を深められるよう記念品として手拭いを寄贈している。
今回寄贈した手拭いには「誠」と記されている。二川会長は「新型コロナウイルスに悩まされさまざまな制約があった3年間、今では徐々に元の『普通』の生活に戻りつつある。当たり前の日々を取り戻した現在、これからさらに前進するために日々真っ直ぐ『誠』をもって精進し続けられ、皆様が願うことを言葉とし、『言』に込めた思いが『成』ることを願い、今年の手拭いには『誠』を込めました」と語る。
二川会長は両代表を「剣道を通じて各国との交流を深めて下さい。海外でも精一杯頑張るように」と激励した。 |