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自衛隊ニュース   1122号 (2024年5月1日発行)
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春爛漫 各地で入隊式を挙行
同期との絆を大切に

東北方面特科連隊
 東北方面特科連隊(連隊長・河内祐介1陸佐=岩手)は、4月6日「令和6年度自衛官候補生入隊式」を挙行した。
 式には自衛官候補生のご家族、国会議員及び各首長など多数の来賓が出席し、27名の自衛官候補生を温かく見守った。
 奥州市出身の尾崎皇士郎候補生が全体を指揮して申告を行い、その後候補生全員が力強く宣誓した。
 式辞において連隊長は、栄えある入隊式の挙行を祝うとともに、候補生たちに「一致団結」を要望し、「自衛官という道は決して楽な職業ではなく、時には厳しい環境の中、その能力を発揮して任務を達成しなければなりません。ここに集まった諸官は唯一無二の同期であり大切な仲間です。共に困難を克服して、3カ月後には立派な自衛官になるべく頑張ってもらいたい」と激励の言葉を述べた。
 これから自衛官候補生たちは、基礎的な知識・技能を習得するため日々教育訓練に仲間と共に励んでいく。

第34普通科連隊
 第34普通科連隊(連隊長・兜智之1佐=板妻)は4月6日、板妻駐屯地において「令和6年度自衛官候補生課程入隊式」を挙行し、85名が自衛官としての第一歩を踏み出した。
 式は体育館において地元選出国会議員、御殿場市長をはじめ近隣市町長、各協力会長が臨席する中、候補生の家族約200名が参加して行われた。
 式では初々しい制服姿の自衛官候補生が国歌斉唱、告達に続いて代表者の申告、その後、全員で服務の宣誓を力強く行った。
 その後、区隊旗の授与、執行者式辞と続き、式辞の中で兜連隊長は「今この場所に立っている事実に誇りを持ち、陸上自衛官としての基礎的な技能を養い、3カ月後の修了式で逞しく成長した姿をご家族にも見せられるよう同期・仲間を大切にして頑張ってもらいたい」と激励の言葉を述べた。
 終了後は会食及び団欒の時間を設け、候補生たちは久しぶりに会った家族に居室を案内する等、時間の許す限り和やかな一時を過ごした。
 晴れて入隊を果たした85名は、これから約3カ月にわたり自衛官になるための基礎的な知識・技能の修得に励むことになる。

第46普通科連隊
 第46普通科連隊(連隊長・宮原修1陸佐=海田市)は、4月6日に海田市駐屯地体育館において「令和6年度自衛官候補生入隊式」を挙行した。
 暖かい春の陽気に包まれ、駐屯地内に咲き誇る桜も満開となり見頃を迎える中、女性自衛官7名を含む38名の自衛官候補生が式に臨んだ。
 式典には、国会議員をはじめ部内外来賓者や家族が臨席して、盛大なものとなった。自衛官候補生は、緊張感漂う中、服務の宣誓を実施し、決意新たに人生の大きな一歩を踏み出した。
 執行者である宮原連隊長は式辞において「初志貫徹」、「同期を大切にせよ」の2点を要望するとともに激励の言葉を贈り、式は盛大のうちに幕を閉じた。

第12普通科連隊
 第12普通科連隊(連隊長・村山正人1陸佐=国分)は4月7日、自衛官候補生の入隊式を挙行した。
 3月31日及び4月1日に自衛官候補生が着隊して、約1週間、溌溂とした返事やきびきびとした動作に来隊した父兄は驚きと同時に、頼もしく成長した姿に喜びをかみしめていた。式にあたり執行者である村山1佐は「同期と助け合い共に苦難を乗りこえよ」と激励の言葉を述べた。
 終了後、家族との会食が行われ、自衛官候補生たちからは、笑みがこぼれていた。
 自衛官候補生代表の進藤友志候補生は、「一人前の自衛官になって親孝行していきたい」と抱負を語った。
 自衛官としての第一歩を踏み出していく候補生たちの今後の奮闘を期待する。

第24普通科連隊
 第24普通科連隊(連隊長・大江良治1陸佐=えびの)は、4月7日に保護者等家族はじめ部内外招待者の見守る中、一般陸曹候補生課程57名(宮崎38名大分19名)の入隊式を挙行した。
 式では宮崎県えびの市出身の村岡慎之助2陸士が新隊員を代表して申告を行い、宣誓を候補生全員で力強く復唱した。
 大江連隊長は式辞において「一般陸曹候補生としての自覚と誇りを持て」「同期との絆を大切にせよ」の2点を要望した。
 また、5年ぶりに式において地元えびの市の飯野中学校と加久藤中学校吹奏楽部の合同演奏が行われ、式の前後を通じて、素晴らしい音色が式に華を添えた。
 式終了後、保護者等家族と過ごす時間が設けられ、入隊前のリラックスした姿とは違う逞しい表情に保護者等家族は感動し、制服に身を包んだ凛々しい我が子との記念撮影や営内で団らんする光景が多く見られ束の間の時間を過ごしていた。
 一般陸曹候補生57名は、決意を新たに自衛官としての第一歩を踏み出した。

第40普通科連隊
 第40普通科連隊(連隊長・佐藤靖倫1陸佐=小倉)は4月7日、小倉駐屯地体育館において、「令和6年度自衛官候補生課程教育入隊式」を挙行した。
 入隊式では、紫紺色の真新しい制服を身にまとった自衛官候補生21名が、家族の見守る中、緊張しつつも晴々とした面持ちで式に臨んだ。
 式典では、自衛官候補生代表として福岡県北九州市出身の松園健由候補生が申告、福岡県田川郡福智町出身の篠原龍司候補生の宣誓唱和に続いて、全候補生が宣誓し、これからの自衛官候補生としての意気込みを示した。
 続いて連隊長から「自衛官としての自覚を持て」「ワンチーム」の2点を自衛官候補生に要望し、激励の言葉が贈られた。
 申告を行った松園候補生は、「入隊式では緊張しましたが、落ち着いて指揮ができました。これから同期と団結して、日々、訓練等頑張っていきたいと思います」と熱い思いを語っていた。

第8高射特科群
 第8高射特科群(群長・栗田千寿1陸佐=青野原)は、4月初旬、駐屯地体育館において「令和6年度自衛官候補生課程教育入隊式」を挙行した。
 式には、来賓として近隣の市町長はじめ、各防衛協会会長、近隣地区の家族会会長等が参列し、温かい祝福を受けた自衛官候補生(以下‥自候生という。)は、緊張した面持ちで式に臨んだ。
 自候生代表が申告した後、自候生全員による宣誓を行い、会場に大きな声が響いた。
 執行者の栗田1佐は、式辞において、「信じよ」、「身につけよ」の2点を要望するとともに、「地域の皆さん、国民の皆さんへの感謝の気持ちを忘れないでもらいたい。君たちが地域の皆さまに見守られつつ、そして国民の負託に確かに応え得る自衛官となれるよう、成長を大いに期待し、式辞とする」と述べ、激励の言葉を贈った。
 自候生は、これから約3カ月間、訓練及び駐屯地における生活を通じて、陸上自衛官としての知識・技能を修得するとともに、同期と絆を深め、体力・気力等必要な資質についても学んでいく。

第44普通科連隊
 第44普通科連隊(連隊長・古庄明裕1陸佐=福島)は4月6日、福島駐屯地体育館において「令和6年度自衛官候補生入隊式」を挙行した。
 制服に身を包んだ26名の自衛官候補生は、福島駐屯地音楽隊の演奏で幕を開け、多くの来賓や家族に見守られ、菅野候補生が力強く申告及び宣誓を行った。
 古庄連隊長は「皆さんが、数多くの職業から国防という崇高な任務を有する自衛官を志し、自衛官候補生として入隊を決意されたことに対し、深く敬意を表します」と式辞で述べた。自衛官候補生を代表して西村候補生がこれから始まる教育に臨む強い決意を込めて「 "共に前へ" を合言葉に本教育課程を修了できるよう頑張る決意であります」と答辞を述べた。最後に26名の入隊を祝しファンシードリル隊の演技で花を添えた。
 参列した家族は、社会人として、自衛官候補生として人生の大きな一歩を踏み出した子息の姿に感動し、共に自衛隊入隊の良き日を喜び合った。
 式に参加した菅野自候生は「大変緊張しました。しかし、入隊式を終えて身が引き締まりこれからの厳しい訓練も同期と共に最後まで乗り切り、立派な自衛官になれるよう頑張っていきたいと思います」と意気込みを語ってくれた。

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