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第10師団 61周年
守山駐屯地 64周年 |
第10師団(師団長・酒井秀典陸将)は、10月15日、守山駐屯地において、部隊の威容及び真摯な姿勢を地域の方々に披露し、信頼と理解を得るため愛知県知事代理の林全宏副知事をはじめ多数の来賓が臨席の下、「第10師団創立61周年・守山駐屯地創設64周年記念行事」を実施した。悪天候のなか、早朝から駐屯地正門及び北門に行列ができ、当初の予定よりも早く開門した。
観閲式においては、各隷下部隊が息の合った徒歩行進によりグラウンドへ進入した後、観閲部隊指揮官(第10師団副師団長兼ねて駐屯地司令・兵庫剛陸将補)が入場し、隷下部隊、感謝状受賞者、協力諸団体、歴代師団長及び県旗の紹介が行われた。引き続き、観閲官(第10師団長・酒井秀典陸将)が入場し、式の開始に先立ち、志半ばで殉職された110柱の御霊に対して参加部隊及び参列者全員で黙とうを捧げた。
観閲官は式辞において、「今日まで国内外の様々な任務に即応・完遂し、地域や国民の皆様の負託に応えることができましたのも、ひとえに本日ご臨席頂きましたご来賓の皆様をはじめ東海北陸六県の地域の皆様方の日頃からの部隊に対する温かいご理解とご協力があってのことと深く感謝申し上げます。引き続き地域の皆様から信頼され期待に応え得る地域とともにある第10師団として国家の防衛及び地域の安全安心のため全身全霊で任務の遂行に努めて参る所存です。(抜粋)」と述べた。
観閲式に引き続き、訓練展示が行われ、第10音楽隊による溌剌とした行進曲演奏、今年度末部隊改編となり退役する74式戦車や155mmりゅう弾砲等の装備品紹介、第35普通科連隊を主体とした諸職種協同による空包を使用した迫力ある模擬戦が行われ、訪れた人々からは驚きと歓声が上がった。その他駐屯地各所でふれあい広場や売店などの催し物が行われ、幅広い年代や家族連れなど、来場していただいた地域の方々も行事を楽しんでいた。
特に注目を集めていたのが、今回で守山駐屯地での展示が最後となる74式戦車であり、試乗チケットを2回配布したが、配布開始後即配布終了となり、試乗できなかった来場者も戦車が走行している姿を見ようと、たくさんの方が体験試乗会場に集まっていた。
第10師団は、ご来賓を始めとする約9000人もの来場者に対し、日頃の感謝を伝えることができた。引き続き、地域とともに強靭な第10師団を創造していく。 |
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対馬駐屯地 43周年 |
対馬駐屯地(司令・鏡森直樹1陸佐)は、「対馬駐屯地創立43周年記念行事」を10月15日、対馬駐屯地及び対馬市厳原町内において実施した。
今年のテーマは、「新たな時代へ」〜島民と共に〜をテーマに午前9時より対馬市内の国道において陸・海・空自衛隊合同パレードから始まった。4年ぶりの開催とあって沿道に並ぶ沢山の市民の方々から日の丸の旗が振られ、行進部隊への歓呼の声があった。
第4音楽隊の演奏に併せ、対馬警備隊副隊長と警備隊旗手初となる女性自衛官を乗せた指揮通信車(CCV)を先頭に、人員約200名、車両27両が威風堂々と行進した。
その後、部隊は駐屯地に集結して記念式典、音楽演奏、太鼓演奏、訓練展示、装備品展示、レンジャー隊員による降下展示、自衛隊体験、子供広場など多くのイベントが実施された。
記念式典において駐屯地司令は、近年、激化する国内外情勢や異常気象による災害派遣などについて述べ、「駐屯地司令として着任当初に掲げた要望事項『連携』『信頼』を具現すべく、県・市内各自治体・関係機関及び協力団体の皆様と密接に『連携』し、島民の皆様から『信頼』され、愛される国境の砦として伝統ある駐屯地を築いていきます」と式辞を述べた。
また、式典終了後は、子供広場等各イベントに来場された沢山の方々の笑顔と歓声に包まれ、本記念行事は盛会に幕を閉じた。 |
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豊川駐屯地 73周年 |
豊川駐屯地(司令・與藤 公彦1陸佐)は、11月3日及び4日に「豊川駐屯地創立73周年記念行事」を実施した。
本行事は、どこの駐屯地でも見られない新たな演出を企画し、ヘリによるリぺリングの後、指揮通信車の空包射撃に連接して観閲部隊指揮官が入場し式典が開催された。観閲式において與藤1佐は、駐屯地に所在する隊員に対し、「我々自衛隊に与えられた使命の重さと国民の皆様の高い期待を肝に銘じ、あらゆる事態に即応し任務を完遂し得るよう修練に励むとともに、地域とともにある『郷土部隊』として、豊川駐屯地の歴史と伝統を継承し、誇りと自信を持って任務を遂行すること(要旨)」と式辞を述べた。また、国会議員をはじめとする来賓の方々に駐屯地への激励と期待を込めた祝辞を頂き、参列した各部隊は真剣な面持ちで耳を傾けていた。
観閲行進に先立ち、航空自衛隊浜松基地(司令・伊藤顕空将補)による協力のもと練習機T4による祝賀飛行を行った。
観閲行進では第10音楽隊の行進及び第10特殊武器防護隊の紹介に引き続き、隊員約400名、車両約100両が威風堂々と車両行進を披露した。その後、第49普通科連隊を主体とする駐屯各部隊及び第10戦車大隊の今年度の運用をもって最後となる74式戦車、第10飛行隊のUH1Jが訓練展示を行った。最後は、スタンド前方及びスタンド後方に陣地占領させた第10特科連隊の155mm榴弾砲FH70の斉射を皮切りに戦闘部隊が敵陣に突入し訓練展示を締めくくり、スタンドからは大きな歓声と拍手が沸きあがった。
駐屯地内のふれあいステージでは、第10音楽隊による音楽演奏、太鼓部による三河陣太鼓演奏、よさこい部による演舞及び駐屯地らっぱ隊によるらっぱ吹奏、レンジャー隊員によるリぺリング展示などで大いに賑わった。
また、装備品展示コーナーでは、駐屯地に所在する各部隊の戦う車及び働く車と写真を撮ったり、車両体験試乗や戦車体験試乗で、多くの家族連れで賑わいをみせた。記念行事の終始を通じて、地域の方々の笑顔が溢れる2日間であった。 |
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第15旅団 13周年
那覇駐屯地 51周年 |
第15旅団(旅団長・松永浩二陸将補)は、11月26日、那覇駐屯地において「第15旅団創隊13周年及び那覇駐屯地創立51周年記念行事」を開催した。
式典の開始にあたり、今年4月6日に発生したUH60JA航空機事故で殉職された10名の隊員に黙祷を捧げた。
式典において、第15旅団長の松永陸将補は、「我々第15旅団は、今から51年前、昭和47年の沖縄県の本土復帰直後に創設された第1混成群発足以来、諸先輩方が築き上げてこられた歴史と伝統のもとに、防衛・警備任務、災害派遣任務等の完遂を通じ、沖縄県民の皆様から信頼される存在にまで成長することが出来ました。また、本年3月には石垣島に石垣駐屯地が新たに開設され、旅団隷下部隊である八重山警備隊も新編され、第一列島線における陸上自衛隊の部隊配備が進展し、南西地域における陸上防衛態勢の更なる強化を図っております。我々第15旅団は、今後とも沖縄県民の皆様の負託に応えるという我々にしか果たせない使命を果たすため、我々自身の精強化を追求し続けるとともに、在沖縄の海空自衛隊、在沖縄の米国海兵隊をはじめとする米軍部隊、沖縄県及び県内41市町村等の関係機関等との連携を密にし、そして何よりも沖縄県民の皆様との信頼関係と絆をより強固なものにするための努力を積み重ね、南西地域における抑止力の要としての役割を果たし続ける所存です」と式辞を述べた。
式典に続きアトラクションでは、隊員によるエイサーを披露し、会場が一体となり、大いに盛り上がった。
装備品展示では、来場者が装備品と一緒に写真をとる姿が多数見られた。また、車両体験搭乗では、初めて乗る自衛隊車両に興奮する子供たちの歓声が響き、ヘリの体験搭乗では、抽選で選ばれた150名が約10分間のフライトを楽しんだ。
本行事には県内外から多数の来場者が訪れ、大盛況のうちに幕を閉じた。
第15旅団は引き続き様々な行事を通じ、地域に寄り添いながら、沖縄県民の皆様の安心・安全のため日々任務に邁進していく。 |
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桂駐屯地 69周年 |
桂駐屯地(司令・吉岡正孝1陸佐)は、10月29日地域住民と駐屯地との交流を深め、自衛隊の活動及び役割を紹介し、防衛基盤の更なる充実を図ることを目的に、「桂駐屯地創立69周年記念行事」を実施した。
さわやかな秋晴れの下、招待者はじめ地域の方々約4400名が駐屯地を訪れ、記念式典や訓練展示などの見学の他、装備品展示、体験搭乗、野外売店、音楽演奏など、楽しみながら自衛隊を体験してもらえる趣向を凝らしたイベントにより、多くの方々に有意義な時間を過ごしてもらうことができ、大盛会のうちに本行事の幕を閉じた。 |
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