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スペーサー
自衛隊ニュース   1110号 (2023年11月1日発行)
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1面 2面 3面 4面 5面 7面

「防衛ホーム」創刊50周年祝賀会開く
50th
防衛大臣
 防衛ホーム新聞社が発行する「防衛ホーム」(月2回=1日、15日=発行)は昭和48年10月の創刊号発行から50年を迎え、10月26日、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で創刊50周年記念祝賀会を開いた。
 木原稔防衛大臣、吉田圭秀統幕長をはじめ、防衛省・自衛隊、関係各団体等から約300人が出席。大臣は「石垣駐屯地視察の際に、八重山警備隊で大臣旗手を務めてくれた高校の同級生と再会した時の写真を(1面で)一番大きく取り上げていただきました。御礼申し上げます」と謝意を示した。
 所谷尚武防衛ホーム新聞社会長は、「50年前は自衛隊への理解度は低く、制服で街に出ると罵声を浴びせられるような状況でした。自衛官とそのご家族に勇気と誇りを持ってもらおうと始めたのが『防衛ホーム』新聞の発行でした。これからも『防衛ホーム』は自衛隊の皆様に寄り添い、努力を続けていきます」とあいさつした。
 「自衛隊のできないことで自衛隊を応援する!」を方針とする「防衛ホーム」は防衛省・自衛隊と共に、新たな50年への一歩を踏み出した。(3面に大臣あいさつ全文、7面に祝賀会グラフ)

各地で記念行事 盛大に
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南恵庭駐屯地71周年
第3施設団62周年

 南恵庭駐屯地(司令・鹿子島洋陸将補)は、10月1日、南恵庭駐屯地創設71周年及び第3施設団創隊62周年記念行事を挙行した。4年ぶりに駐屯地を一般開放し、約2400名の市民が来場した。
 記念式典においては、恵庭市自衛隊協力会会長である恵庭市長の原田裕氏、衆議院議員の和田義明氏から祝辞が贈られた。観閲行進では、観閲部隊指揮官の第3施設団副団長(坂本1佐)を先頭に、第3施設団隷下部隊、第73戦車連隊、第101施設直接支援大隊等の部隊総勢人員563名、車両144両が参加し、迫力のある行進を実施するとともに、北海自衛太鼓(幌別)や第7音楽隊の演奏を披露した。
 また、訓練展示等による訓練の一端を紹介して、南恵庭駐屯地及び第3施設団に対する一層の理解を得た。
 前日には南恵庭駐屯地所在隊員の家族及び募集対象者等に対して、「家族の日」を開催し、記念行事の総合予行を兼ねた観閲行進、戦車体験搭乗、各種施設器材同乗体験等を実施した。
 この際、観閲行進においては、観閲台を子供達に開放し、「子供観閲官」の下、戦車や重車両等による行進が行われた。子供観閲官は、隊員からの敬礼に対して、凛々しく答礼し、家族は大いに盛り上がった。特に人気を集めたのが駐屯地司令体験であり、開放された駐屯地司令室に、多数の隊員家族等が訪れ、普段座ることのない駐屯地司令の席に座り記念撮影を行うなど部隊と家族の連携強化及び、募集対象者等の自衛隊に対する更なる理解促進に寄与した。

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出雲駐屯地70周年

 10月7日夏の様な日差しの中、出雲駐屯地(司令・宗像秀樹2陸佐兼第13偵察隊長)創立70周年記念行事が参議院議員三浦靖氏、衆議院議員高見康裕氏、衆議院議員細田博之氏、参議院議員青木一彦氏、島根県知事丸山達也氏代理・防災部長森本敬史氏、出雲地区防衛協力会会長・出雲市長飯塚俊之氏等、多数の来賓隣席の中、盛大に開催された。
 出雲駐屯地記念行事といえば、国内でも実施することの少ない市中パレード。
 隊員110名、車両36両、航空機2機が参列し、国旗を振りながら見守る来場者を魅了した。
 宗像秀樹駐屯地司令は、「出雲駐屯地はこれまで築き上げた伝統を受け継ぎつつ、年度末改編を経て新たな歴史を紡いで参ります。地域の皆様との良好な関係も更に充実・発展させて参ります」「隊員諸官、常に国民、地域と存在し、その期待に応え得る精強な部隊たることが我々の責務です。出雲駐屯地に所在する隊員一人ひとりがこれを自覚し、更なる精進、努力を重ね、共にその責務を果たしていきましょう」等と述べた。
 出雲駐屯地の記念行事は雨予報が外れ太陽を見られることが多い。これは、「神在月」の出雲の神様がそうしてくれているのだろうか…。年度末の改編により、「偵察戦闘大隊」と名前を変え、隊員も現在の350名から530名体制となる。そしてこれからまた、新たな歴史を刻んでいくことになる。

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化学学校66周年
 化学学校(化学学校長兼大宮駐屯地司令・榑林寿弘陸将補)は、10月14日及び15日、化学学校創立66周年記念行事を挙行した。
 14日は歴代学校長懇親会食を行い、化学学校の取り組みに関する意見交換を行い、今後の化学学校の更なる発展のための有意義な時間を共にした。
 15日は、記念式典、感謝状贈呈式及び記念行事昼食会を行い、記念式典では、化学学校長・榑林陸将補が式辞で「化学学校就中(なかんずく)化学科職種として自信と誇りをもって、この難局を乗り越えていこう」と述べ、使命の自覚と士気の高揚を図った。
 感謝状贈呈式では、平素より化学学校に対してご協力頂いている方に対し、感謝の意を直接お伝えできた。記念行事昼食会では、平素からお世話になっている多くの来賓の方と交流を図った。あいにくの雨の中の開催であったが、終盤には日が差し込み、心晴れやかな一日となった。
 化学学校は引き続き、国民及び地域の期待に応えられるよう、日々邁進していく。

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