南恵庭駐屯地(司令・鹿子島洋陸将補)は、10月1日、南恵庭駐屯地創設71周年及び第3施設団創隊62周年記念行事を挙行した。4年ぶりに駐屯地を一般開放し、約2400名の市民が来場した。
記念式典においては、恵庭市自衛隊協力会会長である恵庭市長の原田裕氏、衆議院議員の和田義明氏から祝辞が贈られた。観閲行進では、観閲部隊指揮官の第3施設団副団長(坂本1佐)を先頭に、第3施設団隷下部隊、第73戦車連隊、第101施設直接支援大隊等の部隊総勢人員563名、車両144両が参加し、迫力のある行進を実施するとともに、北海自衛太鼓(幌別)や第7音楽隊の演奏を披露した。
また、訓練展示等による訓練の一端を紹介して、南恵庭駐屯地及び第3施設団に対する一層の理解を得た。
前日には南恵庭駐屯地所在隊員の家族及び募集対象者等に対して、「家族の日」を開催し、記念行事の総合予行を兼ねた観閲行進、戦車体験搭乗、各種施設器材同乗体験等を実施した。
この際、観閲行進においては、観閲台を子供達に開放し、「子供観閲官」の下、戦車や重車両等による行進が行われた。子供観閲官は、隊員からの敬礼に対して、凛々しく答礼し、家族は大いに盛り上がった。特に人気を集めたのが駐屯地司令体験であり、開放された駐屯地司令室に、多数の隊員家族等が訪れ、普段座ることのない駐屯地司令の席に座り記念撮影を行うなど部隊と家族の連携強化及び、募集対象者等の自衛隊に対する更なる理解促進に寄与した。 |