日立で崖崩れ
台風13号による大雨の影響で9月9日未明、茨城県日立市の複数箇所で崖崩れが発生、陸自施設教導隊(勝田)などが災害派遣に当たった。
崖崩れに通行車両が巻き込まれている可能性がある、との情報があり、9日午前5時20分、茨城県知事から陸自施設学校長(勝田)に対し、捜索・人命救助の災害派遣が要請された。
9日午前8時以降、施設教導隊と陸自東部方面後方支援隊(朝霞)の隊員約30人が油圧ショベル、バケットローダなどを用いて救助活動を実施。
土砂崩れ現場に要救助者がいないことを確認。10日午前7時25分、知事から撤収要請があり、部隊は活動を終了した。
この間、茨城、千葉、福島各県庁、日立、いわき両市役所にそれぞれ施設学校、第1空挺団(習志野)、第44普通科連隊(福島)、第6高射特科大隊(郡山)などから連絡員が派遣され、情報収集に努めた。
CSFで支援 9高特大など
佐賀県唐津市の養豚場で8月30日、CSF(豚熱)が発生、陸自第4高射特科大隊(久留米)などが豚の殺処分等の支援に係る災害派遣を担った。
31日午後8時、佐賀県知事から陸自西部方面混成団長(久留米)に対し、災派が要請された。同日より4高特大を基幹とする部隊が24時間態勢で支援(豚の追い出し・追い込み、豚舎外への搬出)に当たった。
自衛隊実施分の支援が完了し、自治体のみで防疫処置が可能となったことから9月5日午前8時40分、県知事から撤収が要請され、活動を終了した。
活動部隊は、4高特大、西部方面特科連隊第4大隊(久留米)、西部方面混成団(同)、第19普通科連隊(福岡)、第4通信大隊(同)。約230人態勢で養豚場の約1万頭のうち約4500頭を担当した。 |