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1106号 (2023年9月1日発行) |
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19DGPE 帰国報告
海自と一体で任務を完遂 |
8月25日、ソマリア沖アデン湾で活動中の派遣海賊対処行動におけるジブチ共和国の拠点で、警備や設備の維持管理等の任務に就いた第19次派遣海賊対処行動支援隊(19DGPE)の司令以下3名が、森下泰臣陸上幕僚長に対して帰国報告を実施した。
森下陸幕長は「素晴らしい成果を収めた。ご苦労様でした」と労った。司令の吉田孝弘1陸佐は、「過渡期に勤務できたと認識しており、駐留各軍や地域との良好な関係を構築するとともに、海上自衛隊と一体となって、任務を完遂することができた」、警務隊長の丸山真弥3陸佐は「50℃を越える酷暑という過酷な環境の中、全員が任務に邁進する等、貴重な経験ができた。今後の部隊勤務に活かしたい」、最先任の松本誠二准陸尉は「吉田1佐以下、ジブチで勤務できた事に感謝、特に全員無事に帰国できた事が誇りです」とそれぞれ振り返った。
(2面に関連記事) |
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第11回災害対処連絡会 第2施設団
さらに信頼される駐屯地へ |
第2施設団(団長・黒羽明将補)は7月4日、船岡駐屯地において、第11回災害対処連絡会を開催した。
本連絡会は、宮城県仙南地区における自治体、関係機関等の皆様と自衛隊との関係の強化充実を目的として、年に一度、陸上自衛隊第2施設団が船岡駐屯地において開催しているもの。東日本大震災の翌年となる平成24年度から始まった本連絡会は、今年で11回目を迎えた。今年も、国交省、環境省、県、市町村、警察、消防、隊友会、家族会等多くの関係者が一堂に会することができ、大変有意義な会となった。
近年、台風、豪雨等に伴う災害が頻発、激甚化している中、ニュースや天気予報、災害情報の提供もかなり変化している。
このような中で、自衛隊は、国民の生命と財産を守るべく、従前の現地における「待ち受け型」の対応ではなく、「提案型」の支援を継続的に実施しなければならない。また、災害初期段階においては、自治体からの要請やニーズを積極的に収集すべく、空振りを厭わず迅速な初動活動が必要と認識をしている。
本連絡会では、自衛隊、関係機関からの情報発信及び装備品展示を行った。特に、今年度から新たに自治体等に加え警察・消防の方からの情報発信や自治体との懇談時間を設定するとともに、相互理解の観点からも国土交通省東北地方整備局(TEC-FORCE)による情報発信及び装備品展示の協力を得て、より一層充実した連絡会を開催することができた。
第2施設団(船岡駐屯地)は、風水害や台風シーズンの到来を前に関係者との顔の見える関係の構築及び能力の相互理解に努め、隊区内自治体・関係部外機関等との連携強化を図り、更なる災害対処態勢の強化を推進していく。 |
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