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1105号 (2023年8月15日発行) |
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日サウジ防衛相会談
防衛協力・交流さらに強化 |
7月31日、浜田靖一防衛大臣は防衛省で、ハーリド・サウジアラビア国防大臣と防衛相会談を行った。両国による防衛相会談は2016年9月以来約7年ぶりで、その際には防衛交流に関する覚書に署名が行われた。
両大臣は、両国間の防衛協力・交流が促進していることを確認。浜田大臣は、昨年12月に新たに策定された「国家防衛戦略」等を説明し、日本の防衛力の抜本的強化に加え、サウジアラビアを含む各国との連携強化を進めていく旨を述べた。両大臣は、力による一方的な現状変更の試みを決して許さないことを確認した。
また、両大臣は、防衛装備・技術分野を含めた二国間の防衛協力・交流についても部隊間をはじめ、さらに強化していくことで一致した。 |
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空自、仏航空宇宙軍と共同訓練
新田原等で日仏協力強化図る |
7月26日から28日まで、航空自衛隊はフランス航空宇宙軍(以下「仏空軍」)と国内で初めて共同訓練を実施した。フランスからは戦闘機「ラファール」、空中給油・輸送機「A330MRTT」、輸送機「A400M」が来日し、新田原基地で第5航空団所属の戦闘機「F15」等と共に戦術技量の向上や相互理解の促進を図った。本訓練は、欧州諸国のインド太平洋地域への関与を促進し「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の実現に向けて意義深いものとなった。
また、今回の訓練に合わせ、仏空軍参謀長のミル大将が来日し、内倉航空幕僚長と会談を行った。両トップは、日仏両国が地域やグローバルな課題に対応するため、安全保障上の問題認識を共有し、FOIPの実現に積極的に関与することで一致した。
(写真は特に記載がないものは第5航空団提供) |
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