「諸君は国の宝」浜田大臣
八重山警備隊など参加し
4月2日、沖縄県石垣島に所在する陸上自衛隊石垣駐屯地(司令・井上雄一朗1陸佐=兼八重山警備隊長)で記念行事が行われた。駐屯地では3月16日に八重山警備隊の編成完結式が行われていたが、駐屯地に所在する部隊を部内外の招待者に披露し、石垣島民の一員として石垣市民の理解と信頼を深めると共に、部隊の団結の強化及び士気高揚のために改めて記念式典を行った。八重山警備隊、第303地対艦ミサイル中隊、第348高射中隊、石垣駐屯地業務隊等が参加した。
島民の一員として
獅子舞イタシキバラも
隊旗授与力強く
まずは、新しい駐屯地儀仗広場で浜田靖一防衛大臣に対する栄誉礼から始まった。次いで、行われた隊旗授与式では、浜田大臣から井上司令に八重山警備隊旗が力強く手渡された。その後、駐屯地看板除幕式、記念植樹と続いて記念行事は終了した。
南西地域の空白地域を解消するため、与那国島、奄美大島、宮古島に続いて石垣島に部隊が配備された。井上司令は「駐屯地開設は我々が先島諸島にしっかりと構え、備えることにより抑止となり対処能力を構築させるという意味で意義が高い」「自衛隊がどういうものかも地域の方に理解していただけるようにしていきたい。また、全国から集まった隊員が島民となるので、島や島民を守る自衛隊でありながらも、八重山を理解し地域に溶け込んでいきたい」と力の漲った覚悟を感じられる決意を表明した。
浜田大臣は「南西地域の強化は我が国を守り抜く決意の現れであり、隙のない防衛体制は精鋭である諸君の方にかかっている。諸君は国の宝である、頑張ってください」等と訓示した。 |