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自衛隊ニュース   1092号 (2023年2月1日発行)
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偵察航空隊(三沢)
編成完結記念式典

「無人機運用のパイオニアとして」
 昨年12月に航空自衛隊三沢基地で新編された偵察航空隊(司令・吉田昭則1空佐)の編成完結記念式典が、1月23日、同基地で行われた。
 偵察航空隊は、無人偵察機RQ4B「グローバルホーク」を自衛隊で初めて運用する部隊。本機の運用によって、比較的離れた地域での情報収集や、緊迫した事態の際に空中での常続的な監視が可能となる。井筒俊司航空幕僚長は隊員を前に「そのような重要な任務に直接携われることに、どうか誇りと自信をもってもらいたい」と祝辞を述べた。また「諸官には無人機運用のパイオニアとして任務に邁進してほしい」と期待を述べるとともに「無人機といえども、その運用は諸官を始めとする一人ひとりの隊員の取り組みと熱意にかかっていることを忘れないで欲しい」とも要望した。偵察航空隊は将来的にグローバルホーク3機、人員130人で運用される予定。

16式機動戦闘車入魂式 6普連
新装備に魂を 地域と共に安全祈願
 第6普通科連隊(連隊長・河村友則1陸佐=美幌)は、1月11日、美幌駐屯地の普通科直接支援整備工場において、16式機動戦闘車入魂式を実施した。
 本行事は新しく装備された16式機動戦闘車に対する安全祈願、関係協力諸団体に対する新装備の周知及び隊員の士気高揚を図ることを目的に実施した。
 また同式には美幌町長の平野浩司氏をはじめ、隊区内2市8町の首長、関連企業、駐屯地関係協力諸団体の方々や、自衛隊側から第5旅団長の鳥海誠司陸将補をはじめとする第5旅団最先任上級曹長、第5戦車大隊長等、多くの来賓が参加した。
 午前10時から式を開始、「入魂の儀」として来賓者が魂を吹き入れるように隊員が新たに作成した部隊マークに筆入れをするとともに、車両事故絶無を祈願した。
 執行者式辞では河村連隊長から「本日の入魂式でいただきました皆様方のご期待に添えるよう、誠心誠意努力して参る所存でございますので引き続き美幌駐屯地に対するご支援のほどよろしくお願いします」と述べた。
 次に第5旅団長及び美幌町長から来賓祝辞としてお祝いの言葉が贈られ、式が終了した。
 第6普通科連隊は、じ後新たな装備の16式機動戦闘車の戦力化に励んでいく。

美ら島レスキュー2022
県と一体で災害対処能力を向上
<15旅団>
 第15旅団(旅団長・井土川一友陸将補=那覇)は、1月12日、沖縄県との共催で「美ら島レスキュー2022(図上訓練)」を実施し、沖縄県庁、南部合同庁舎、那覇駐屯地等では図上訓練を、宮古島では実動訓練(救助訓練)を実施した。
 昨年9月の訓練同様に、今回も防災関係機関等を招致して沖縄県における大規模地震・津波に対する対処訓練を行い、県を主体とした自治体、防災関係機関等との連携の強化及び沖縄県と一体となった災害対処能力の向上を図った。
 また、本訓練には自衛隊及び関係機関等合わせて約600名が参加。県庁での会議には、県副知事をはじめ県庁職員等(各部長等)及び陸海空自衛隊が参加した。
 なお、那覇駐屯地での図上訓練(防災関係機関等との情報連携)には、米第3海兵遠征軍及びその他在沖米軍部隊もオブザーバーとして参加した。
 今後も第15旅団は、各自治体等と連携を図り、沖縄県民の皆様の安心・安全のため日々任務に邁進していく所存である。

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