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自衛隊ニュース   1053号 (2021年6月15日発行)
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令和3年度総合戦闘射撃に増強補強連隊として参加
火力戦闘能力の向上を図る
<第6普通科連隊>
 第6普通科連隊(連隊長・佐藤靖倫1陸佐=美幌)は、5月25日から30日の間、北海道大演習場において第5旅団(旅団長・廣惠次郎陸将補)が実施する「令和3年度総合戦闘射撃」に増強普通科連隊として参加した。
 本訓練は、諸職種部隊の総合された火力発揮要領を練成し、連隊の火力戦闘能力の向上を図ることを目的に、「情報と火力の連携」、「諸職種協同での調整能力の向上」、「各級指揮官の状況判断・射撃指揮」の3点を主要演練項目として実施された。
 27日、連隊防御命令下達を(火力調整含む)実施した後、28日UAVによる情報活動により状況が開始された。その後、前方地域における戦闘が開始され、1コ戦車小隊(第5戦車大隊)により増強された第1普通科中隊、1コ特科中隊(第5特科隊)、及び1コ飛行班(第1対戦車ヘリコプター隊)による敵機甲部隊の前進を遅滞すべく火力戦闘が実施された。
 翌29日には、主戦闘地域守備部隊として敵の侵攻を阻止する任務の下、第2普通科中隊・第3普通科中隊を並列、戦車小隊、対戦車ヘリコプター班及び特科中隊をもって主戦闘地域の戦闘が行われた。その後、陣地翼側から侵入した敵に対し、増強第1普通科中隊が逆襲部隊となりこれを撃破し陣地を奪回、敵の侵攻を阻止して状況を終了した。
 本訓練を通じて増強第6普通科連隊は、陣地防御戦闘における諸職種部隊の統合された実戦的な火力発揮・戦闘要領の練度向上を図った。

実任務を意識して
03JXRに参加

<第1施設団>
 第1施設団(団長・仲西勝典陸将補=古河)は5月17日から20日までの間、朝霞駐屯地で行われた「令和3年度自衛隊統合防災演習(03JXR)」へ参加した。
 本訓練はオリンピック開催下における首都直下地震を想定しており、17日の発災をもって開始された。
 当初、古河駐屯地において、第1回作戦会議を行い、団長より(1)実任務を意識した業務(2)幕僚活動の4要件の実践(3)感染防止の徹底の3点を要望するとともに「五輪開催中であること、各部隊の運用ニーズに応じた行動を考えること、本防災演習を有意義な訓練とするため教訓の案出を意識して訓練へ臨む」と参加隊員に指導された。
 会議終了後、朝霞駐屯地に前進し、施設学校から14名、東北方面隊から1名の幕僚の増援を受け、陸災首都圏部隊施設調整所を開設した。
 施設団は、作戦基本部隊による即時救援活動における施設支援態勢を確立し、人命救出・救護、道路(水路)啓開、瓦礫等の除去により、応急救援活動、人命救助支援のための施設支援を行った。
 本訓練では、施設調整所のほか、都庁の東方現地調整所へ連絡要員を派遣するとともに統制所、ICE入力班、状況付与班へ要員を参加させ、幕僚活動の練度を向上した。
 18日には山崎幸二統幕長の視察・激励を受け、積極的に指揮所活動を継続し、20日に訓練を終了した。
 訓練終了後のホットウオッシュアップでは増援された幕僚を含め、施設調整所の運営や施設科部隊の運用について、活発な意見交換を実施した。
 また、AARにおいて検証項目に対する検証結果を現行計画に反映するとともに、オリンピック期間中における災害対処の教訓を得た。

令和3年度団射撃競技会で第105施設器材隊が2連覇!!
<第3施設団>
 第3施設団(団長・浅賀政宏陸将補=南恵庭)は、4月17日から18日の2日間、部隊の射撃能力を効果的に向上させるとともに、団結の強化及び士気の高揚を図ることを目的として、「令和3年度団射撃競技会」を実施した。
 競技種目は基本射撃とし、全隊員の射撃能力の向上を図るため、部隊長指定及び抽選形式により選手を抽出し、群・器材隊対抗の部は4個部隊、中隊等対抗の部は20個中隊で競い合った。競技会期間は生憎の天候であったが、各部隊は部隊の名誉を懸けそれぞれの思いを弾先に込め、日頃の練成成果を最大限に発揮した。
 結果については、群・器材隊対抗の部は第105施設器材隊が2連覇を達成するとともに、中隊等対抗の部においては第301坑道中隊が20個中隊の頂点の座についた。

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