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1042号 (2021年1月1日発行) |
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雪月花 |
新年あけましておめでとうございます。皆様にはどのような新年をお迎えになられたのでしょうか? 昨年を振り返ってみますとどなたも新型コロナウイルスに振り回された1年だったのではないでしょうか。筆者は前の年の体調不良を引きずり最悪の新年スタートでした。なんとか体調が持ち直したと感じた3月には病気持ちと年配者は出歩きを控えるようにとの風潮で、防衛省や部隊への出入りも遠慮せざるを得ませんでした。行動が制約されたのは1億3千万全国民ではなかったでしょうか。知人のOBさんたちも家から一歩も出られない生活を強いられているようで筆者との電話も以前よりずーつと長いものになっています。「いったいいつになれば以前の生活に戻れるんでしょうか」会う人ごとにこの会話から始まる昨今、「元の生き方に戻ることはあり得ないでしょうね」筆者の答えはこれに決まっています。昨年から続く人類の存亡をかけた新型コロナとの戦いにはやっと英国やドイツでワクチンの製造・接種に入ったニュースが伝えられています。全世界の人たちに1日も早く行きわたることを願っています。と言ってもワクチンの完成が即ウイルスに打ち勝ったというわけではありません、むしろワクチンの完成による気のゆるみを警戒しなければいけないと思われます。まして私たち一般市民に接種が回ってくるのは半年、1年も先になるのでしょうから。日本でもワクチンや特効薬の研究は関係機関や大学などでも必死に行われているようですがまだ基礎研究の段階だと聞いています、むしろ予防に力を入れているように見えます。私達も世界共有のHANDS・FACE・SPACEで拡散をおさえていきましょう。今回のコロナ禍(わざわい)を福に転じて自己の生き方を早く確立したいものです。試練が続くであろう令和3年ですが読者の皆様のご健勝をお祈りいたします、と同時に災害派遣で出動されている自衛官や医療従事者の皆さまには衷心より感謝申し上げます。
(20・12・20所谷) |
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