7月1日の高校生募集解禁を控えた6月13、14の両日、「平成27年度優秀自衛隊地方協力本部表彰式」が市ヶ谷地区で行われた。
(以下文中、階級・役職などは実施当時)
同表彰は、全国50地本の中から、適質な人材を確保するための募集業務、退職予定隊員の就職援護業務、予備自衛官等管理業務の充実及び防衛省・自衛隊の理解拡大に繋がる渉外広報業務等、業務全般にわたりこの一年間特に優秀な成果を収めた地本を讃えるもの。14日には中谷元防衛大臣から第1級賞状が茨城・埼玉・広島の3地本長に、13日には岩田清文陸上幕僚長から第2級賞状が計8個地本長に、副賞の楯とともに授与された。茨城は2年ぶり、広島は平成9年度、埼玉は実に昭和53年度以来の嬉しい1級受賞となった。
中谷大臣は、賞状授与に引き続き挨拶。企業の有効求人倍率改善等厳しい環境の中で、募集・援護・予備自等充足率等について優秀な成果を挙げた功績等は勿論、豪雨・豪雪災害への対処のため自治体へ隊員を派遣した活躍等も挙げつつ3地本長へ祝福の言葉を送り、地本長を核心とし隊員一丸で獲得した栄誉を讃えていた。
全国地本長会議
今年は13日午後から二日間、昨年度の厳しい募集成果を踏まえ「全国地方協力本部長会議」を10年ぶりに臨時開催。各種の態勢強化・支援強化施策の周知や、「各地本における志願者獲得のための効果的施策」、「地本の中核要員となる広報官のあるべき姿」をテーマに意見交換を行った。同会議を主催した岩田陸幕長による2級表彰と褒賞状受賞地本の表彰は会議初日に引き続き同会場で実施され、海空幕長、陸幕副長、陸幕人事部長、海空幕人教部長ら、更には全国地本長も揃って見守る中での晴れがましい式典となった。
以下、受賞地本。( )内の氏名階級は地本長のもの。
【第1級賞状受賞地本】▽茨城(北川英二1空佐)▽埼玉(山口英章1空佐)▽広島(森脇仁1海佐)
【第2級賞状受賞地本】
▽富山(諏訪国重1陸佐)▽福井(村上健悟1海佐)▽和歌山(西村和己1陸佐)▽鳥取(佐藤健1陸佐)▽岡山(立石健一1陸佐)▽高知(南浩1陸佐)▽長崎(小野彰一郎1海佐)▽鹿児島(敷嶋章1海佐)
【褒賞状受賞地本】▽熊本(勝井省二1陸佐。平成28年熊本地震に関する功績)▽愛知(杉山利行1陸佐。自衛官候補生募集に関する功績)▽滋賀(惠谷昇平1陸佐。自衛官候補生募集に関する功績)▽京都(國友昭1陸佐。自衛官候補生募集に関する功績)▽沖縄(山根寿一陸将補。南西諸島への部隊配置に関する功績) |