10月6日、3月31日に入校した学生の「第69期幹部高級課程(AGS)」卒業行事が陸上自衛隊幹部学校(学校長・深津孔陸将)で行われ、海自空自から各1名の受託学生を含む15名が卒業した。この期より陸上防衛戦略コース・情報コース・総合兵站コースの3コース制となり、より深化した各識能の修得をしたと同時に叡智を練磨し人格の修養を図った。
深津学校長は式辞で「軍種のプロから統合運用のプロ、自衛隊の即戦力となるべく、自主積極的に研鑽に励め」「引き続き、徳操を養い、人格を修養せよ」と要望した。またこの期にはもう一つの始めての事がある。それは、今年3月に出来た学生歌を入校時・卒業時の両方で歌ったことだ(詳細は防衛ホーム3/15号参照・全文後述)。
「今この時に、学ぶ機会を与えてくれた自衛隊と部隊に感謝します」という卒業生らは、引き続き統合高級課程(JAC)に進み将来の自衛隊を担うべく更に約19週間修学する。
幹部学校学生歌
一 指揮幕僚課程学生歌
立志有為の青年(しんに、めざめたわかもの)が
更なる飛躍を図らんと
幹部学校(めぐろ)に集い
知行一致の誓いも新た
己を日本国(くに)の位置(たかみ)において
現実(うつつ)の作戦運用(いくさ)の主要機能(はたらき)司(つかさど)る
担い手となり日々究む
おゝ我ら指揮幕僚課程
二 技術高級課程学生歌
科学技術(ことわりのみち)に才あるものが
更なる飛躍を図らんと
幹部学校(めぐろ)に集い
知行一致の誓いも新た
己を日本国(くに)の位置(たかみ)において
将来の構想・装備(あすのすがた)を創出(つくりだ")す
研究開発(そうぞう)の道を日々拓く
おゝ我ら技術高級課程
三 幹部高級課程学生歌
職務遂行中(すでになをなす)の勲(いさおし)ものが
更なる飛躍を図らんと
幹部学校(めぐろ)に集い
知行一致の誓いも新た
己を日本国(くに)の位置(たかみ)において
将来(みらい)へのその戦略(みちすじ)を推進(おしすす)め
重責(つとめ)の道を日々歩む
おゝ我ら幹部高級課程 |