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自衛隊ニュース   907号 (2015年5月15日発行)
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「2+2」、日米防衛相会談
新ガイドラインを承認

〈中谷防衛大臣訪米〉
 中谷元防衛大臣は4月26〜30日まで訪米し、27日に日米防衛相・外務相による日米安全保障協議委員会(「2+2」会合)、28日に日米防衛相会談に出席した。
 「2+2」会合では、一昨年秋から日米間で継続的に協議し策定した新たな「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」が承認された。新ガイドラインには、安全保障法制の整備を念頭に、地域を限定しない「グローバル」、「宇宙・サイバー」といった新たな領域に同盟の協力を拡大する指針が明記された。また、日米協力の実効性を確保するため、平時から「同盟調整メカニズム」を設置する指針が明記されたほか、切れ目のない形で日本の平和及び安全を確保するため、「アセット(装備品等)の防護」が明記された。同事項を新ガイドラインでは「自衛隊及び米軍は、訓練・演習中を含め、連携して日本の防衛に資する活動に現に従事している場合であって適切なときは、各々のアセット(装備品等)を相互に防護する」と説明している。
 中谷大臣は「2+2」会合後の記者会見で、「日米同盟を新たな段階に進ませる革新的な内容に仕上がった」等と新ガイドラインを高く評価した。

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