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自衛隊ニュース   第901号 (2015年2月15日発行)
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中谷防衛大臣が南スーダン視察

 1月19日、中谷元防衛大臣が南スーダン共和国ジュバ市のUNトンピン内にある日本隊宿営地(派遣施設隊第7次要員・隊長・西村修1陸佐)を視察した。
 19日午前ジュバ空港に到着、当初、南スーダン政府のビルファム駐屯地を訪れ、南スーダンの国防大臣と会談、「これからの日本と南スーダンの両国関係」について話した。
 その後、日本隊宿営地に到着し、儀じょう隊長(富野3陸佐)以下50人の儀じょうを受け、派遣隊員との記念撮影を行い、西村隊長による状況報告を受けた。その後、派遣隊員との昼食会、宿営地内を視察した。続いてUNMISS軍事部門司令官(ヨハネス・テスファマリアム中将)と意見交換を実施し、「これからの日本隊を含めたUNMISS活動」について話した。派遣隊員に対する訓示においては、「遠く離れたアフリカの地において日の丸を背負って、国際平和協力に従事している精強な諸君の姿を目にし、大変心強く、頼もしいと感じる。どんな場面においても強い責任感と緊張感を持ち、これからも高い結束力を発揮し常に健康や安全に気を配る等の気持ちの余裕をもって任務に邁進し、素晴らしい活躍をしてくれることを期待する」と述べた。また、UN施設外における施設活動現場を視察、酷暑の中において活動する隊員に対し、「厳しい環境の中大変だと思いますが、安全に気を付けて頑張ってください」と激励した。その後、イギリス・ロンドンにて開催される日英防衛相懇談会及び日英外務・防衛閣僚会合(2+2)に出席するため、南スーダンをあとにした。


勝利への執念を胸に
総合戦技競技会初開催
〈第4師団〉

第4師団の防衛警備担任区域は大分・福岡・佐賀・長崎

 第4師団(深津孔陸将=司令部・福岡)は、1月20日から23日までの4日間、管内の各駐屯地等で「平成26年度師団総合戦技競技会」を開催した。同競技会は、武装走・格闘・衛生・通信・情報・らっぱ及び炊事の7種目による各種戦技競技会を実施して、総合的な戦技能力の向上を図るとともに、部隊の団結強化及び士気の高揚が目的。第4師団として、武装走など単独戦技を競う競技会は過去に行われていたが、総合戦技競技会は初開催で、全ての競技を合計した統裁部・選手の参加総数は3000人以上に達した。
 師団長は、競技会に先立ち「部隊の総合力を発揮せよ」「勝利にこだわり、己に克ち、敵に勝て」「管理を徹底せよ」の3点を要望し、基礎となる部隊(中隊等)の戦闘員として任務達成に必要不可欠な各種戦技を競わせ、当該部隊における総合的な戦技能力の発揮を促した。競技会の結果はAグループ=第16普通科連隊、Bグループ=対馬警備隊、Cグループ=第4飛行隊が総合優勝の栄冠を手にした。
 閉会式で深津師団長は、「一件の事故もなく整斉と終了することができ、大変嬉しく思う。指揮官を核心として、勝利にこだわり、部隊の総合力を遺憾なく発揮して戦う各部隊の姿を見て、本競技会の目的を達成したものと認める」などと講評し、悪天候に見舞われながらも真摯に取り組んだ参加者を讃えた。


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