1月22日、防衛省大臣室で派遣海賊対処行動水上部隊(第16次隊)の帰国報告と表彰式が行われた。第16次隊(指揮官・清水博文1海佐=第7護衛隊司令)の護衛艦「ありあけ」(艦長・甲斐義博2海佐)、護衛艦「せとぎり」(艦長・岩波俊行2海佐)は昨年7月末に佐世保、大湊をそれぞれ出港し本年1月半ばに帰港した。両艦はこの間、ソマリア沖アデン湾を航行するタンカーや貨物船など民間船舶に対し計27回の船舶護衛を実施した。
清水1海佐は小野寺五典防衛大臣に業務の終了と隊員391名の無事の帰国を報告。引き続き小野寺大臣は、国際社会の取り組みである海賊行為の抑止に大きく寄与し自衛隊に対する国内外の信頼を高めたことなどを推奨理由に、清水1海佐へ防衛功労章を添え第1級賞詞を授与した。
小野寺大臣は授与の際、清水1海佐に「海賊対処に大変大きな功績を挙げたと聞いています。これからも職務に邁進してください」と、改めて功績を称える言葉を贈った。「ありあけ」と「せとぎり」は1月15日、1月17日にそれぞれ佐世保、大湊に帰港。隊員家族、若宮健嗣(佐世保に出席)・木原稔(大湊に出席)両政務官や松下泰士自衛艦隊司令官をはじめ防衛省・自衛隊関係者、協力団体関係者など多数が出席した帰国行事で盛大な出迎えを受けた。
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