10月27日、陸上自衛隊朝霞駐屯地の朝霞訓練場で「平成25年度自衛隊記念日観閲式」が行われた。安倍晋三内閣総理大臣を観閲官に、主催者・小野寺五典防衛大臣、実施責任者・岩田清文陸幕長、執行者・磯部晃一東部方面総監、観閲部隊指揮官・反怖謙一師団長、観閲飛行部隊指揮官・田中重伸第1ヘリコプター団長で執り行われた。観閲部隊参加人員は約4000名、戦車や装甲車等車両約240両、戦闘機・輸送機・ヘリ等航空機約50機によるパレードの統制美は圧倒的な迫力で、観る者を感嘆させた。
観閲官である安倍晋三総理大臣が臨場し、観閲式は始まった。『「誰か、いませんか。」「一人でも多く救出したい」との思いが込められた、この自衛隊員の声は、多くの国民の耳に残っています。伊豆大島では、この瞬間にも、自衛隊員が捜索を行っており、いかに頼もしいことか』『力による現状変更は許さない、との我が国の確固たる国家意思を示す。そのために、警戒監視や情報収集をはじめとした様々な活動を行っていかなければならない』などと訓示した。
観閲行進の先頭は徒歩部隊。陸・海・空合同音楽隊による演奏の中、観閲部隊本部に続いて行進したのは、学生隊。防大・医大・高等工科学校生徒隊と続く。その後、陸上自衛隊普通科部隊・空挺部隊の後に海上自衛隊部隊・航空自衛隊部隊・高等看護学院学生隊・陸海空の女性自衛官部隊が観閲台の前を通過して行った。陸自部隊の行進には「陸軍分列行進曲」、「大空」、海自部隊の時は「軍艦行進曲」、空自部隊は「空の精鋭」で行進。高等看護学院は来年度から医大に併合されるため、最後の観閲式参加となった。
(7面に続く) |