私は平成24年9月に定年退職と同時に丸ノ内ビル管理株式会社へ就職することができました。
丸ノ内ビル管理株式会社は昭和43年に創設され、ビルの総合管理、即ちビル清掃、設備保守および警備をしています。
また、三重県自衛隊除隊者雇用協議会に加入し、先々代の社長から3代にわたり自衛隊に対して理解のある会社です。在籍警備員の約80%は自衛隊出身者で占めています。
私の仕事は在籍する警備員の維持・管理業務であり現在、自衛隊OBでもある上司のもとで見習い中です。今後、資格を含めいくつかのハードルを越えなければなりません。
現場で勤務している警備員の中には入隊した時の班長、初めて一般部隊に配属になった時の班長、更には同じ中隊で勤務した小隊長などがおり、正直やりづらいところもあります。
しかし「立場なのだから」などと上司に背中を押してもらい、むかし同様に育ててもらっています。その気持ちに恩返しするためにも、早く資格を取得したいと思います。
また、警備業務のほかビルの総合管理業上、必要である許認可の申請・変更届の手続きおよび入札に必要な書類の整理などもしています。このほか車両などの資産管理も行っています。不慣れなところは息子や娘と同年代の若い社員に助けてもらいながら奮闘しています。
そんな中、私に与えられた使命は警備員の維持・管理はもちろんのこと、営業マンが「他社の警備員には負けませんよ」と胸を張って営業できる警備員をつくることだと思っています。
それが会社への貢献であり、現場で頑張ってくれている警備員の幸せを獲得できることと思います。まだまだ未熟者ではありますが一つ一つ知識を深め、時代の流れに応じられるように自衛隊生活で培った思考過程をめぐらせ、先人が築いた上に私なりの石をどのように積み上げていくのかなどと心の中で温め胸を膨らませています。 |