航空自衛隊航空総隊(司令官・中島邦祐空将)は、9月24日から10月11日の間、平成25年度航空総隊戦技競技会(戦競)を行った。
戦競は航空総隊が出来て2年後からほぼ毎年行っている歴史ある競技会。戦闘機部隊と警戒管制部隊等がそれぞれ競技会方式で戦技を実施し、それを評価する事によって航空総隊の戦技・戦闘能力を向上させることが戦競の目的である。
東日本大震災への対応や任務所要のため2年間行っていなかった戦競。3年振りとなる今回の競技会に参加する隊員は操縦者、整備員、兵器管制官等で、百里及び三沢基地の合計約270名。本競技会へ選手として参加する隊員の他、対抗機部隊(新田原・飛行教導隊)として参加する隊員、評価にたずさわる隊員、本競技会の運営にたずさわる隊員等を加えると、約400名の隊員が本競技会に参加することとなった。
百里基地で行われたF—15の戦競は、天候不良のため不成立。三沢基地はF—4とF—2がそれぞれ熱戦を繰り広げ、F—4は第7空団隷下の第302飛行隊が優勝。F—2は、第8航空団隷下の第6飛行隊が優勝した。戦競に参加する戦闘機は気合いの入った塗装をする機体もある。そんな塗装機を楽しみにしているファンも多く、基地周辺にはカメラを持った多くのファンたちがあふれていた。 |