マーティン・E・デンプシー米統合参謀本部議長が4月25日、東京を訪問し翌26日、防衛省で岩楓ホ統合幕僚長と懇談を行い、アジア太平洋地域の安全保障環境、日米同盟の深化などについて意見を交換した。北朝鮮の弾道ミサイル、核による威嚇に対しては、自衛隊と米軍は緊密に連携し、共同して対処することを再確認。また「地域における周辺諸国との摩擦や誤解を避けるため、中国の軍事力の増強は、その戦略的意図に関するより高い透明性を伴ったものでなければならない」との認識を共有した。
両者は日米同盟が日本と米国の安全保障並びにアジア太平洋地域の平和、安定および経済的繁栄に不可欠であることを再認識。自衛隊と米軍は長年に渡る日米同盟の強固な絆を維持しつつ、共通の安全保障上の課題に効果的に対処するため、引き続き情報共有および日米共同対処の実効性の向上に努めていくことに合意した。 |