第36回「全国自衛隊柔道大会」(会長・金澤博範防衛事務次官)の防衛大臣杯団体戦が12月8日、自衛隊体育学校(朝霞駐屯地)で開催され、団体戦第1部(5人制)で陸自国分Aが見事4連覇を飾った。
決勝の相手は3年連続で陸自久留米。2勝1敗2分けで国分が激戦を制した。
優勝チーム監督の福丸勝広曹長は「今回は若い20代の選手を主体にベテランをうまく組み合わせて戦った。3回戦の第8施設大隊(川内)戦を最後まで、あきらめないで戦ったのが優勝に繋がった。選手たちの頑張りで4連覇できた。選手たちには『おめでとう』と言ってやりたい」と話した。
最優秀選手(大会会長杯団体優秀選手賞)には国分Aの阿部利一3曹(12普連1中隊)が選ばれた。阿部選手は「たまたま自分が選ばれただけ。みんなの力を合わせて4連覇できたことが第一。次回も頑張ります」と笑顔で話した。
団体第2部(3人制)決勝は、陸自守山が海自第2術科学校を3戦全勝で破り優勝した。
監督の福丸曹長、個人戦も制す!
翌9日の個人戦でも陸自国分は大活躍。団体戦最優秀選手の阿部利一3曹が無差別級で優勝し、大会5連覇(第31回から33回までは90?級。前回は陸曹教育で入校中のため欠場)。また同級準優勝も国分の相馬大樹3曹。
さらに団体戦で優勝した国分Aチーム監督の福丸勝広曹長は個人戦「45歳以上の部」で優勝、第28回大会「39歳以下の部」優勝以来8年ぶりの個人戦優勝となった。
大会成績は次のとおり
〈団体1部〉
▽優勝=国分A(陸)▽2位=久留米(陸)▽3位=神町A(陸)、別府(陸)
〈団体2部〉
▽優勝=守山(陸)▽2位=第2術科学校(海)▽3位=呉(海)、小原台(共通)
〈個人戦〉
【60kg級】▽優勝=関根文彦(陸・朝霞)▽2位=柴田大地(陸・朝霞)▽3位=川畑湧誠(陸・都城)、新野健四郎(陸・神町)
【66kg級】▽優勝=宇田浩幸(陸・神町)▽2位=益村隆太郎(陸・久留米)▽3位=山本晃生(防大)、鈴木一輝(陸・第1空挺団)【73kg級】▽優勝=古谷和弘(陸・郡山)▽2位=鈴木誠(陸・朝霞)▽3位=松藤且麿(陸・久留米)、井浦勇祐(防大)
【81kg級】▽優勝=山邉雄己(陸・朝霞)▽2位=松本浩平(陸・都城)▽3位=吉田解析(共通・小原台)、堀内雅志(陸・戦車教導隊)【90kg級】▽優勝=安本一貴(陸・別府)▽2位=小山翼(陸・久留米)▽3位=山下龍二(陸・北熊本)、柏木大樹(陸・北熊本)
【無差別級】▽優勝=阿部利一(陸・国分)▽2位=相牟田豊(陸・国分)▽3位=池田隆太(陸・第8施設大隊)、松村孝人(陸・第8施設大隊)
【女子】▽優勝=吉元佳代(陸・朝霞)▽2位=西村和華子(陸・16連隊)▽3位=新平理絵(陸・朝霞)、岸のぞみ(陸・神町)
【30〜34歳】▽優勝=黒川泰和(陸・信太山)▽2位=東浩之(海・呉)▽3位=石井健志(陸・信太山)、川向敦支(陸・善通寺)
【39歳以下】▽優勝=結城則雄(陸・郡山)▽2位=相馬大樹(陸・国分)▽3位=土井英彰(陸・仙台)、佐賀博紀(陸・武山)
【44歳以下】▽優勝=相馬真道(陸・神町)▽2位=小原親司(陸・国分)▽3位=久村誠(海・江田島)、祐川誠(海・大湊)
【45歳以上】▽優勝=福丸勝広(陸・国分)▽2位=小峰義次(共通・市ヶ谷)▽3位=岡本良貴(陸・別府)、井水貴之(陸・滝ヶ原) |