総理府の調査でも自衛隊に対する好感度は90%を越えている。3・11での活躍が評価されたと同時に隊員の日ごろのひた向きな努力のせいではないだろうか。アメリカでの軍人に対する敬意にはびっくりする。Thank you for serving our country とかThank you for protecting our freedomの言葉が筆者の目の前でかわされていた、カンザスシテイーのホームパーテイーで母親がアフガンに行った息子さんの写真を見せた時のことである。アップルビーと言う全国チェーンの有名なレストランには、軍服を着たお父さんと手をつないだ子どもの写真がある。毎週月曜日は一緒の子どもはすべて無料となっている。町の小さなレストランでも軍人には上客用のテーブルに案内して、なかには彼はどこそこの戦場から帰ってきたのだとお客に拍手を求めることもあると聞く。航空会社によっては席が空いていれば軍服の兵士は階級に関係なくグレードアップしてくれる、エコノミーでも優先搭乗は普通である。以前乗り合わせた便では機長が機内放送で、今日乗っている兵士を紹介し乗客が一斉に拍手をしたことがあった。今、自衛隊には国民の温かい風が吹いている、しかしあくまでも誇りと謙虚さは失ってはならない。 |