宮崎地本(本部長・西谷正文1空佐)は9月21日、宮崎空港で実施された宮崎空港航空機事故消火救難総合訓練に参加した。
この訓練は、宮崎空港及びその周辺で航空機事故が発生した場合に関係機関が緊密に連携し、消火救難及び救急医療活動を円滑に行い、被害を最小限にすることを目的として隔年毎に行われているものである。訓練には県警・消防のほか、陸自第43普通科連隊、空自第5航空団及び宮崎地本など50機関から約200人が参加した。
訓練は、「航空機が滑走路へ進入中、着陸に失敗、爆発炎上し、乗員・乗客に多数の負傷者が発生した」との想定で開始された。参加した隊員は、事故発生後、現地での消火活動が行われている中、消防・警察と協同して事故現場から救助した負傷者を担架搬送し、救護所において医師の応急措置後、医官のトリアージ(治療優先度の決定)に基づく搬送指示により、陸自及び空自の救急車両での患者搬送を行った。
宮崎地本は現場連絡所でそれぞれの部隊の救助状況の確認などを関係機関に報告、救助要請のあった場所への指示を行うなど部隊と関係機関の連絡調整を務めた。
宮崎地本は、「今後とも関係各機関及び部隊との緊密な連携を図り、事故・災害などに備えたい」としている。 |