航空中央音楽隊創立50周年記念行事が穏やかな晴天に恵まれた2月1日、立川分屯基地で盛大に開催された。
午後2時半、第1ホールで記念式典が始まり、防衛省・自衛隊の高級幹部をはじめ歴代隊長、来賓多数が陪席する中、立山吉博隊長が登壇、整列する隊員に対して航空中央音楽隊の歴史・沿革に触れ、「更なる飛躍のため、一致団結、ゆるぎない誇りと自信をもって次の半世紀に向かい、新たな伝統を刻みながら一歩一歩前進していこう」と式辞した。
来賓紹介に続いて、岩成真一空幕総務部長が岩崎茂空幕長の祝辞を代読、航空中央音楽隊の功績を称えながら「隊員諸官は、先輩諸兄の気概や英知に学び、伝統を正しく継承し、更に発展させ、しっかりと次の世代に伝えていかなければならない。現状に甘んじることなく、日々の研鑽を重ね、これからもプロフェッショナルの中のプロフェッショナルであり続けるよう、そしてその洗練された演奏をもって、夢と感動を一人でも多くの国民に届けるよう」要望した。
引き続き、空音隊庁舎前で、50周年を祝う看板をバックに出席者全員で和やかに記念撮影したあと、代表者らが記念植樹を行い、2月に開花するという早咲きの「河津桜」の苗を植樹した。また、歴代隊長や中村芳文副隊長の指揮で、記念演奏も行われ、創立50周年の節目を祝った。 |