平成20年度防衛省共済組合本部長表彰式が11月25日、グランドヒル市ヶ谷で行われ、福利厚生事業で優秀な成果を挙げた支部に表彰状等が授与された。
　今年度表彰を受けたのは陸自6、海自2、空自3の計11支部で、共済組合本部長の増田好平事務次官はじめ同副本部長の渡部厚人教局長、折木良一陸幕長、赤星慶治海幕長、外薗健一朗空幕長ら関係者が列席する中、増田本部長が支部代表者一人ひとりに賞状を授与した。
　増田本部長は、近年多様化した自衛隊の任務を遂行するためには質が高く士気旺盛な隊員を確保する必要があり、そのため隊員の福祉の向上等を図る共済組合の役割もさらに重要になるとし、受賞した11支部には今後も「組合員の福利厚生の充実に一層尽力していただきたい」と挨拶した。
　受賞支部は以下のとおり
　〈陸自〉∇留萌(船越長弘2佐)=支部の主力構成部隊である第26普通科連隊の業務予定に合わせ、定休日の営業及び演習帰隊時に隊員クラブの創意工夫による慰労会の場を提供し、隊員ニーズに基づくサービスの向上に努めている。∇霞ヶ浦(清道清二郎1佐)=夏季休暇期間中においても業務に従事する隊員の利便性を確保するため、従来休業をしていた売店を営業し、好評を得ている。∇善通寺(佐藤文章1佐)=隊員の要望に基づき、売店の土曜日営業、クリーニング店の営業時間延長等を実施し、サービス向上に努めている。∇日本原(入田昌則1佐)=演習時における売店の休日営業および演習場に売店を設置するなど、隊員へのサービス向上に努めている。∇国分(松下重明2佐)=特定健康診査に対応して、ヘルシーメニューの考案、お菓子のカロリー表示等を行うなど、駐屯地健康キャンペーンを実施し、組合員から好評を得ている。∇座間(深田尚則1佐)=特に、若年隊員に対して、貯蓄を含めたライフプラン指導を個別に実施するなど、きめ細やかな福利厚生サービスに努めている。
　〈海自〉∇八戸航空基地(沼田一信1佐)=組合員に対して特定健康診査や共済組合制度について、適時適切な厚生ニュースの発行に努め、周知徹底を図っている。∇大湊航空基地(代理�拷封｣陽一2佐)=支部独自に接客態度の教育指導を定期的に実施し、窓口業務従事者のレベルアップを図り、組合員へ良質なサービス提供の努力を行っている。
　〈空自〉∇熊谷(代理・松尾賢2佐)=新隊員に対する入隊初期段階におけるPR活動の重要性を認識して、曜日を問わず共済事業や給付制度の説明を実施し、平易な説明に努めている。∇山田(永井敬司2佐)=サイトに勤務する組合員の利便性をはかるため、勤務時間に応じた直営売店の販売時間の延長及び移動売店の開設など、サービスの充実に努めている。∇海栗島(山下宗則2佐)=民間業者が島内に立ち入りできない中、支部職員自ら商品の品揃えを実施し、組合員のニーズを的確に把握した品物の提供に努めている。