防衛省の政策方針周知と重要課題の意見交換を目的に行われる第44回高級幹部会同が9月3日午前、防衛省で開かれ、防衛大臣、副大臣、両政務官のほか事務次官、統合・陸海空の各幕僚をはじめとする防衛省・自衛隊の高級幹部約170人が参加した。林芳正大臣は訓示の中で、防衛省改革、日米同盟を軸とした各国との防衛交流、インド洋における補給支援などの国際平和協力活動、テロや大規模災害に対する危機管理体制の強化などについて触れた。また、高級幹部に対しては「国の独立と平和を守るのは、防衛省・自衛隊以外にない。中枢幹部である諸官が隊員の先頭に立って、我が国の平和と安全、さらには世界の平和と安定を確立するため、一層任務に精励するよう」要望した。続いて、増田好平事務次官の説示、齋藤隆統幕長の挨拶のあと、中江公人官房長が「防衛省改革について」、永田久雄航空総隊司令官が「BMDの運用について」、防衛研究所の武貞秀士統括研究官が「朝鮮半島情勢を読む」をテーマに、それぞれ発表した。 |