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自衛隊ニュース   2008年1月1日号
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実動・事態対処演習に参加
《1混団》
統合運用能力の向上図る
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 第1混成団(団長・武内誠一陸将補)は11月5日から16日までの間、統合幕僚監部及び西部方面隊が実施した「平成19年度日米共同統合演習(実動演習)及び事態対処演習」に参加した。統合演習では、日本防衛のための日米協力に必要な自衛隊・米軍間の連携要領を演練し、共同統合運用能力の向上を図ることを目的としている。また、事態対処演習では方面隊の統合運用能力の向上を図った。
 日本国内の駐屯地・基地・演習場と日本周辺の海・空域及び西方管内で行われ、日米から人員約3万1000名、艦艇約100隻、航空機約450機が、第1混成団からは人員約230名、車両45両が参加した。齋藤隆統合幕僚長とブルース・A・ライト在日米軍司令官をそれぞれの統裁官に「警護出動」「後方地域捜索救助活動」「弾道ミサイル対処訓練」「機動展開のための輸送」「島嶼侵攻対処」「在外邦人等輸送」「陸上作戦(海兵隊との実動訓練)」「海上作戦」「航空作戦」が訓練項目として行われた。また、事態対処演習では、輪倉昇西方総監を統裁官に、海・空自基地等警備の内容が訓練された。
 第1混成団は、この中で沖縄から九州までを空自の航空機や海自の艦艇を使用して移動する「機動展開のための輸送」訓練、日出生台演習場を離島に見立てての「島嶼侵攻対処」訓練を実施した。事態対処演習では、那覇基地と久米島分屯基地で、空自との共同による警備訓練及び警備支援を訓練し、両演習への参加を通じて、共同統合運用能力の向上を図った。
 なお、16日に行われた「島嶼侵攻対処」訓練には、齋藤統幕長、輪倉西方総監らが日出生台演習場を訪れ、訓練を視察。共同連携要領等を確認した。

2学年集中訓練で小部隊指揮など体験
《少年工科学校》
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 少年工科学校(学校長・山形克己陸将補)は11月15日から28日の間、第2学年(第52期生249名)集中訓練を実施した。
 この訓練は、第1学年での各個戦闘訓練を復習するとともに、小部隊の戦闘、歩哨及び斥候、行進・宿営の概要を習得させる目的で行っている。
 生徒は、小部隊の戦闘で各個動作や部隊を指揮する難しさを体験した。歩哨及び斥候では、初めての体験から目を輝かせて取り組む姿が見られた。また、訓練間では、駐屯地内訓練場で宿営用天幕を展張し、天幕露営と飯ごう炊飯を実施した。最終日には、駐屯地から三浦海岸・野比海岸、そして標高約200メートルの武山を経由する20キロを行進して訓練を終えた。
 生徒の一人は、「1学年の集中訓練よりは体力的にはきつくなくなったが、号令・指示を出しながら行動することや指揮することの難しさなどを経験できた。また、天幕での宿営や飯ごう炊飯など初めての体験もあり、有意義な訓練だった」と感想を話した。
 生徒は、この訓練で体験した小部隊を指揮・掌握することの難しさと重要性を認識するとともに、陸曹候補者である自衛官としての自覚を新たにした。

空幕長がイラク輸空隊視察
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 田毋神俊雄空幕長が12月4日、クウェートのアリ アル・サレム空軍基地で約4年間にわたって活動を続ける航空自衛隊イラク復興支援派遣輸送航空隊を視察(=写真)、直接隊員に声をかけて激励した。平成15年12月、C-130輸送機3機、人員約200名の空輸隊を派遣して以来、約半年交替で国連や多国籍軍などのニーズに応えるため、クウェートからイラクまでの間で空輸活動を継続、12月19日までに任務運航通算632回を記録している。

雪月花
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 億万長者が何百人出るとかで売り出した年末ジャンボ宝くじ。1等が良く出ると評判の有楽町の宝くじ売り場まで長野県に住む友だちがわざわざ買いに来ると言うので筆者もついて行った。大変な行列になっている、ガードマンも5人や10人ではない、売り場をはみだしていくつものビルを通り越して二重三重に取り巻いていた。さすがに友人も話題の1番窓口をあきらめて15番窓口で買った、行列があるのは1番だけ他はほとんど並んでないのだ。理屈では多く売れるところであたりが多く出るのは当たり前と分かっているがやはり評判のところで買いたいのは人情だろう。よく当たるという福島県いわき市のデパートには観光バスで宝くじ購入ツアーもあるほどだった、しかしこのデパートが倒産したというのだからちょっと頭をかしげる。御殿場市の料理屋さんは1等が当たって店を改築、数ヶ月後にまた1億円当たりもう1軒店を出した、長野県の上田市では続けて2回当たり家業のクリーニング屋さんをやめてその後の消息はわからないとか。北原白秋の「待ちぼうけ」のようにならなければいいがと思うのは筆者のやっかみか。取り扱い銀行の宝くじ部長の本に時効ぎりぎりで来た人との会話でこんなことが書いてあった。「どうして3億円を早く取りに来なかったのですか」「この近くに来るついでがなかったもので」。このセリフを一度でいいから使ってみたい。

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