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危険業務従事者 叙勲決まる 5、6、7、8面 |
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新防衛庁長官に大野功統衆院議員 |
今津寛副長官、北村誠吾政務官、柏村武昭政務官 |
統合運用に向けバトンタッチ |
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第302保安中隊による栄誉礼を受け巡閲する大野功統新長官(A棟前儀仗広場で) |
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小泉純一郎首相が閣僚任免権(憲法68条)に基づいて実施した閣僚の入れ替えにより「第2次小泉改造内閣」が9月27日、正式に発足した。同日午後に組閣本部を設置し、新閣僚を任命。皇居での認証式を経て、初閣議を開いた。第66代防衛庁長官には石破茂前長官に代わって、自民党国防部会長をつとめた大野功統(おおの・よしのり)衆議院議員(自民党、香川3区選出=当選6回、68歳)が就任した。(関連記事2面) |
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大臣室で事務引き継ぎを行う大野新長官(左)と石破前長官 |
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儀仗隊を巡閲する浜田前副長官 |
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大野新長官は9月28日に初登庁、特別儀仗隊による栄誉礼、巡閲に続いてA棟講堂で着任の所信を述べた。
「一般的な概念ではとらえることのできない新たな側面を加え、依然として不透明な国際情勢」にあって抑止力を最大限に発揮するために「防衛力のありかた・統合運用・国際貢献・日米安保体制」の4点について展望を表明。語気を強めて「諸官が流すその汗が国際平和を支えていることを自覚して任務を遂行していただきたい」と訓示した(全文は2面)。
また、30日の臨時閣議までに副大臣、政務官がすべて決定し、新防衛庁副長官には、今津寛(いまず・ひろし)衆議院議員(北海道6区選出=当選3回、58歳)が、新防衛庁長官政務官には北村誠吾(きたむら・せいご)衆議院議員と柏村武昭(かしむら・たけあき)参議院議員がそれぞれ就任、翌日、翌六日に初登庁した。 |
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【充実729日、石破前長官】
防衛庁内では10月4日までに離着任行事が順次行われた。石破茂前長官は729日の充実感を、「キャッチフレーズだけでなく常に具体的に運用すること」「今日があって明日になるのではない。今できることを全てやったか常に胸に手を当てていく」自身の信念と共に振り返った。
防衛庁・自衛隊に対しては「国民と国際社会への説明責任をどの官庁よりも行う官庁であってほしい」と要望した。
「共に2年間働けたことはこの上ない誇り。"自衛官の宣誓"に政治は応えているか。これから政治に戻って再び考えたい」と述べ、最後に「イラクや沖永良部島をはじめ視察に行けなかった部隊に心からお詫び申し上げる。今後とも日本の防衛のために従事していこうと思う」と訓示した。
「平和ですばらしい国際社会を心から願い、自衛隊の精強を心から祈念したい」と述べ、28日に大野長官との事務引き継ぎを終え、花束を手に防衛庁を後にした。 |
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拍手の中で石破前長官に花束が贈られた(正門前で) |
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見送りの拍手に笑顔で応える嘉数前政務官 |
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中島前政務官 |
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